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きっと脱落する人は山奥にいる監督の元練習という名の特訓をさせられるんだろう。なんて思いながら斎藤コーチの方に行くと
「監督の所に連れて行くおつもりでしょう?竜君やほー君たちの時のように」
「うん。そうだよ」
「当り前や。はなから負けるつもりでコートに立つ奴なんて誰もおらんっちゅーねん。相手が誰であろうとな」
「この勝負俺が勝つ。絶対にな」
「それは、あの訳の分からん例の女がおるからかいな」
「ば…っ!?そんなんじゃねぇ!」
がっくんも勢い余ってるなぁ。負けず嫌いは昔からか
「夢姫ちゃんは人気者だねぇ」
「嬉しくないもん」
「あらら。不貞腐れちゃったようだねぇ」
「修ちゃんの傍に居たいぃ」
「まぁまぁもうちょっと頑張ってよ夢姫ちゃん」
「1つ言っておきますが仁王君。この試合君のペテンは通用しないと思った方がいい」
「何を言うぜよ。柳生相手にペテンを使う気なんちゃあさらさらないき。正々堂々戦うぜよ」
「正々堂々ですか。勿論その言葉を真に受ける程愚かではありませんがねぇ」
対照的な2人がどうしてダブルスが出来るのか不思議なんだよなぁ
見ていると皆流石だと思うしかなくて、中学で関東大会や全国大会を勝ち抜いて来ているだけの実力はあるようで
「夢姫ちゃん?」
「修ちゃんに会いたいなぁ…」
「あー…種ヶ島君不足ですか」
色々と見ている中で早々に終わったタイブレークの人たちは
忍足君とがっ君は7-0でがっ君の負け。大石君と菊丸君のペアも4-7で大石君の負け
そんな中もの凄い音が響いてみてみると仁王君が左足を抑えてコートに横たわっている姿を見つけてしまった
「大丈夫ですか?仁王君」
それでも直ぐに立ち上がっているが痛々しい位血が出ている
「コーチ処置道具もって来ます」
「あー…うん」
「ほたえなや柳生。おまんだけには負けんぜよ」
なんて捨て台詞を吐いているがいたいに決まって居る。中に入ると応急処置グッズを持って再び外に出ると既に亮君と鳳君、仁王君と柳生君の試合も終わっていた
「宍戸君。次はそれをはやらせようとしていますね?」
「え?」
「せっかくアイツが居るから」
処置道具を持ってコートへもそるとそんな話が聞こえて来ていて
「アイツ?」
「お前だろうよ夢姫」
「あたし?」
「ったく。マジで氷帝を辞めてやがったくせに」
「だって言ったじゃん。氷帝の高等部には上がらないって外部受験するって」
「言ってたけどよ」
「あ、そうだ。仁王君、足診せて」
「何するつもりじゃ」
「その足の怪我をそのままにしておくわけにもいかないでしょう」
ベンチに仁王君を座らせると足の処置をしていく
「随分と手際がいいですね」
「そうでもないよ。と言ってもここまで酷いけがをする人が今までいなかったし」
「おやそうでしたか」
「プピーナ」
「仁王君、貴方もですか」
「そう言えばよ」
「うん?」
「お前、先輩ここにいないのにどうして」
「お兄ちゃん遠征でまだ海外にいるし。行ってもまたここに帰って来るし」
「そういやU-22とか言ってたよな」
「そ。お兄ちゃんを含めたちょっと前までのU-17の強化選抜選手は繰り上げでここにいるよ」
「マジか」
「本当」
ある程度試合が終わってしまえばあたしも自由なんだけどなぁ
「そういやお前実家には」
「帰ってないよ。帰るつもりもないし」
「は?」
「だって4年間帰ってないんだよ?あの実家に」
「マジかよ」
何もなければ高校卒業後はここでマネージャ兼務かな。お兄ちゃんだけじゃなく、他の選手たちも同様
「お前将来って」
「お兄ちゃんたちを含めた皆より先輩の…ここにいるメンバーの食事面のサポートかな」
「マジか。そこまで決めてんのかよ」
「うん。一応は」
「「一応?」」
「一応ってどういうことですか?」
「だってまだどうしたいかなんてはっきり決めていないもの。今言った事はほんの一部だし」
「一部…」
「そう一部」
高校を出たら修ちゃんのお嫁さんになりたいし。そしたらずっと修ちゃんと一緒に居られるもんね
ある程度のタイブレーク式の試合も終わり
「夢姫ちゃん。そろそろ自由にして構わないよ」
「やった!」
「なんでそんな嬉しそうなんだよ」
「なーいーしょ。仁王君も足は大事にしてね」
「どういう意味じゃ」
「テニスに捕らわれずスポーツ選手は足も大事だからね?」
処置道具を外にいた人たちに預けると
「種ヶ島君ですか」
「あたり。昨日も会えてないから」
修ちゃんを探しにコートを離れるけど見当たらず諦めていた時だ
「え?」
カズ君とジュウ君と試合をしているのは越前君と遠山君だ
「へぇ」
面白い事を。だけどきっと勝つのはあの2人だ。暫く試合を見ていると案の定元ルーキー2人は負けている
「見に来ていたのか」
「修ちゃん探してたんだけどね?見当たらないから諦めちゃった」
「相変わらず諦めが早いな」
「また明日も探すもん」
「そうかよ」
「そう言えば今年入って来た高校生と中学生たちはどうした」
「タイブレーク式の試合だよね。ほとんど終わってるよ。そこの越前君と遠山君は不戦敗。脱落者だよ」
「そうか」
「でも、斎藤コーチは何か考えがあるんだろうけど」
「だろうな。考えなしにあの人が動くことがねぇ」
「ま、お兄ちゃんが帰って来るのももう少し先の事だし修ちゃんがいないとつまらないんだよね」
「なら2軍の練習でも見てりゃいいじゃねぇか」
2軍の練習かぁ
「どうせ、あの脱落者共も帰って来るだろうしな」
「どうだろうね」
「あの黒帽子鍛えたかったわい」
「ジュウ君は鍛えたい人がいっぱいだね?」
桃城君と言い黒帽子を被っているのは立海の真田君くらいだ
「まぁ、しょうがないです…かね」
「斎藤コーチの判断だからね」
「夢姫」
「んー?」
「修さんの捜索はどうするつもりだ」
「今日は諦める」
それでもって明日からまた探すもんね
結局コートに戻ってきたあたしは
「へぇ。柳君と切原君の試合かぁ」
「おや」
「どっかに行ってたんじゃねぇのかよぃ」
「行ってましたよ?探している相手が見当たらないので諦めているにすぎませんけど」
諦めているのは今日だけで、また明日から探せばいいだけの話だ。まぁ修ちゃんの事だしセグウェイでどこかしらをお散歩中だろう
「はぁぁ…」
「もの凄いため息だな」
「氷帝にいた時ですらこんなでけぇため息つかなかっただろうが」
「亮君たちには分かんないよぉ…」
「どういう意味だC~」
「そのままの意味」
なんて話しているとあたしのスマホに修ちゃんの文字
「もしもし…」
「機嫌悪いなぁ夢姫」
「悪いと思うなら見つけやすい所に居てよぉ」
「そうやすやすと見つかってたまるか。ゆーても俺もこれから試合やしなぁ」
!?
「そっちについて行きたい」
「無理やろ。ちゅーよりもそない時間かからんし今日中には帰ってくんで」
「起きてたら会える?」
「夢姫のことやしどうせツッキーの部屋で寝てるんとちゃう」
「酷いなぁ」
「ま、もう少しの辛抱や。我慢しぃ」
「無理だったら修ちゃんの部屋に入り浸るからいい」
「相変わらずやなぁ。構へんよ」
「お見送りもするからねっ」
「いらへんよ。今日行って明日には帰って来る」
わーいっ
電話が切れた途端に
「随分な態度の差だな」
「確かに」
「どうせ、先輩なんだろ?電話の相手」
「お兄ちゃんじゃないもん」
寧ろお兄ちゃんが電話をしてくるなんて中々にあるわけじゃない
試合を見ていた他の選手が
「あの切原赤也が手も足も出ないなんて…」
「やはり別格だね」
「王者立海のビッグ3柳蓮二」
んー…あぁ言うタイプは自分より上の人間と当たったらどうなるんだろ
「俺は…アンタたち3人の化け物を倒して立海のNo.1になると決めたんすよ。アンタらはもう卒業して立海の高等学校に上がっちまった。来年倒すために、そのためには」
そう言った切原君は去年の全国大会で見せていた
「手段は選ばねぇ!」
「悪魔化しやがった!?」
「まずいっナックルサーブ!」
「赤く染まってくださいよ!」
そう打っても難なく返された切原君のサーブ
「「な、何でだよ…」」
「とお前は言う」
「5-0柳」
「6-0柳」
これは切原君が完敗かぁ
「審判。この柳蓮二、棄権する」
!?
「あと1ポイントで勝つってのに柳の奴何考えてんだよ?」
「ふざけないでくださいよ」
柳君がコートから出て行っている時だ
「ま、待ってくださいよ!どーいう事っすか!まだ俺はこっからっすよ!」
「そうだお前はこれからだ。この代表合宿お前が残れ」
「後輩思いなのね?柳君」
「そういう意味ではない」
「切原君に強くなってほしいと思ったからこそここに残すのでしょう?」
「なんでそう思う」
「同じように負けてここに帰ってきている人たちをあたしは知って居る」
「どういう意味だよぃ」
「そのままでしょう?」
でもきっと切原君だって監督のもとに行った方が今よりも強くなれるに違いないのに
「まぁいい。帰るか貞治」
「いいのか蓮二」
「更なる高みへ昇って来い」
全部の試合が終わったころ時計を見るとそろそろ駐車スペースに行けば会えるかな
「じゃ、あたしはこれで」
「お、おい」
駐車スペースに行くと大型バスに乗り込んでいる負け組の選手たちがいて
「あーぁ。修ちゃんはもう行っちゃった後だったかぁ」
しょんぼりとしながら宿舎の中に戻ると
「おいおい」
「また修さんに会えなかったのかい?」
「試合に行っちゃった…」
「あらら」
「でもお前は越知の部屋で寝んだろ?」
「修さんが他人に部屋を貸すはずがないしね」
「いや種ヶ島の事だぞ?」
「夢姫には貸しそうですね」
「今日は修ちゃんの部屋で寝るからいい」
「そんな状態まで来てんのかよ。お前の種ヶ島不足は」
少し先にいる中学生や高校生たちは多少驚いてはいるようだけどここに居た人たちにとっては全くもって相変わらずだと言ってくる人たちばかりだ
「越知」
「はい?」
前から来た青学や氷帝の選手や立海の人たち
「なんで俺達と行動をしないで先輩たちと行動しているんだい?」
「そう言えば時々コートも抜け出しているようでしたが」
「へぇ」
「まぁコイツのメンタルは今は誰よりもヤバいからな」
「そんな事無いもん」
「あるだろ」
「どういう事なんです?」
「それに、昨年彼女と一緒にいた先輩が一緒にここに居るハズですがねぇ」
「う゛ぅ~~」
「あーぁ。夢姫の地雷踏んだね」
「え?」
「君たちの試合を見て君たちと試合をしたその先輩は確かにいるよ。見送りに間に合わなくて泣きべそをかいているくらいだしね」
「「見送り?」」
「でも修さんの事だ。明日には帰って来るんだろ」
「そうだけどぉ…」
「なら明日まで我慢すればいいじゃないか」
「明日だって何時に帰って来るか分からないもん」
「「そこか」」
なんて話しているときだった
「夢姫。丁度いい所に」
「コーチ?」
「珍しいな。この時間に来るなんて」
「明日からの事で少し話があるので」
明日からの事?なんて思っていると
「来ていただけますか」
「行ってこい」
「行って来る」
モニタールームについて行くと
「早速何ですが」