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翌日、食堂へ行くと外を走っている既存の高校生を見ていた手塚君
「浮かれすぎじゃねーのか?」
その声の主は氷帝の人の声で
「遠足気分で来てんなら荷物をまとめてとっとと失せろ。目障りだぞ」
「んだと」
フンッと言ってどこかへ行ってしまった跡部君
「でもまぁ美味しいものは食べられるし、最新のトレーニングマシーンに温泉まであるんだから、思ってたより楽しめそうだよねこの合宿」
「外の選手が気になりますか?」
「夢姫ちゃん?」
「おはようございます」
「おはよう」
「だが」
あたしが今着ている服装はジャージではない。部屋着だ
「しっかりと食べておいた方がいいですよ。跡部君の言っていることなど気にせずどうぞ?ちゃんとした在中しているシェフが作って居るものです。安心して食べてくださって結構ですよ」
「夢姫さんにはいつものスムージーを用意してございますよ」
「ありがとうございます」
スムージーを受け取ると
「これしか飲まないのかい?」
「朝はこれだけなんです。朝食はあまり食べる気がしなくて」
逆にお兄ちゃんや修ちゃんが一緒にいるとなると話は別だ。絶対に何かしら口に入れ込まれるのが確実
「だがしっかり食べた方がこれから動くのにも効率がいいぞ」
「まぁ、そうでしょうね」
「毎回言っているのですが聞き入れてもらえずなんですよ。あの人達以外じゃ無理なんです」
「ほう」
「そう言えば今日からシャッフルマッチですね」
「え?あぁそう言えば言っていたな」
「発表は掲示板に張り出されますよ」
スムージーを呑み終わるとシンクにつけて直ぐに動き出さなければあたしの仕事も終わらなくなってしまう
「コーチ?」
「おはようございます。まだ部屋着でしたか」
「すいません。今日のシャッフルマッチ」
「あぁ渡しておきましょう」
そう渡された紙には今日行われるシャッフルマッチの名簿だ
「!?早いですね。ジュウ君に中学生を当てるとは」
「実力を見せて貰おうかと。また逆の意味も含まれていますが」
「そういう事ですか。じゃ、支度をしてコートに行きますね」
「頼みました」
部屋でジャージに着替えると直ぐにコートへ向かうとやる気満々ですって感じの桃城君に対して冷静な態度のジュウ君
「夢姫も見に来ていたのか」
「うん。チェックしているのもあたしの仕事の内だから」
桃城君が最初にあてがわれたことで入って来たばかりの高校生や中学生たちは気になっているようだ
「中学生選抜からは桃城だけばいね。高校生は当たっとらん」
「シャッフルマッチは
「羨ましいやっちゃな」
「さてジュウ君相手にどこまで試合できるかな」
「どういう意味じゃ」
「ジュウ君は5番コートの鬼門。5番コートに居るもののなぜか上のコートとの対戦がなく下から上がってくる相手を悉く落としているの。そのせいかここで付いたあだ名が
彼らにはまだ知らなくてもいい事が多すぎる。ジュウ君がここで1軍No.5のバッヂを所持していた。なんて
「な!?」
「じゃあ桃城君に最初から」
「勝ち目はない。それを分かって居て組んだのはコーチだもの」
「な!?」
どんどん打って行くものの
「弾丸サーブ!」
「あれで?」
「どういう意味や」
「なんだずいぶん遅いな」
さすがはジュウ君。あのガットが2本しかないラケットでしっかりと打ち返している
「見ろあの十字に1本ずつしかないガットでぇ!?」
「上げて来いヤァ!」
ネット際に出た桃城君に対しても難なく打ち返しているジュウ君
「やるじゃねーか桃城!」
「挨拶代わりに得意のアレお見舞いしてやれ」
「出るかな。ジュウ君のジャックナイフ」
「え?」
「そんなちびたナイフで何を斬るつもりだ!?これが本当のジャックナイフだ!!」
ラケットごと吹き飛んでしまった桃城君
「お前の両手首は今ので完全にイカれた。暫くは使い物にならない。勝負ありだな」
「さすがジュウ君」
でも逃げずに試合をしている事。本当は止めるべきなのも棄権させるべきなのも知って居る。だけどジュウ君も桃城君もそういうタイプじゃない事も知って居る
「桃城の手首を一瞬で粉砕…」
「瞬殺やでぇ」
「桃城!?」
「アイツまだやるつもりだ!」
「馬鹿が」
あたしの方に目線を送ってきたジュウ君は
「仕方がないか」
「何が仕方がないと」
「持ってくるとしますか」
昨日入って来た高校生や中学生たちには分からなくてもべつに構わないけど皆の傍から離れて医務室へ向かうと
「おや。今はシャッフルマッチの」
「ジュウ君からですよ。応急セットを持ってくるようにと」
「あぁ。あの昨日入った子、鬼君に当たっているのか」
「えぇ。コーチが決めている試合ですから」
「だねぇ」
応急セットを持ってコートへ戻るとまだ試合は続いていて
「あらら」
「おい、貴様は一体…」
「弦一郎。彼女の手元をよく見ろ」
「「手元?」」
あたしの手元にあるのは応急セット
「彼女があれを持ってくる前あの先輩は彼女に目配せをしていた。きっとこれを持ってこさせるための合図だったんだろう」
「む」
「よく分かりましたね?」
「不運だな。ジャックナイフを得意技とする桃城がパワーもキレも倍以上あるジャックナイフの使い手に運悪く当たってしまうとは」
「いや。運とは言い切れないよ」
「ん?」
「それがコーチ陣の計算の内だとしたら。きっと君も知って居ただろう?」
「えぇ。コーチに聞かされていますから」
「な!?」
「そう言えば先ほど、あたしは知って居るか聞いてきましたね。ではその答えです。別に対戦相手はコーチ達にとっては問題じゃない。コーチたちが知りたかったのは桃城君の実力。パワーテニスをしていることは去年の全国大会の視察で知って居ます。なので同じパワーテニスを得意とするジュウ君を当て、コーチたちは桃城君のテニスを見て貴方方にはジュウ君のテニスを見てもらう。それが目的です」
「マジかよぃ」
「本当です。現にジュウ君のラケットのガットは2本しかない」
ジュウ君が本気でやるならきっと修ちゃん達を含めた人たちだろう
「矢張りそうか」
「俺達や中学生選抜を黙らせるのが狙いなら少しは成功かもな」
「せやけど曲者やで?桃城は」
「桃城の奴いつまで続ける気だ?」
「ラケット握れねぇんじゃ勝ち目ねーだろぃ」
「ゲームセット鬼。6-0」
「ありがとう…ございました…鬼先輩」
その言葉を聞いた後ラケットを見たジュウ君が驚いていて
「なんだ?」
「ジュウ君が驚くなんてめったにないんだけどなぁ」
コートに行くと
「へぇ」
「最後のジャックナイフで俺のガットを」
「こりゃ、桃城君には期待できそう?」
「だな」
桃城君の方を見たジュウ君は久々に嬉しそうな顔をしている
「貴様の名前をもう1度名前を聞いておこう」
「桃城…武」
桃城君に背を向けたジュウ君と一緒にコートを出る時だ
「這い上がって来い!桃城武」
「相変わらず。面倒見良いんだから」
「お前がそれを言うな」
「だってコーチだって見てるんだから同じでしょう?」
「そうだな」
「夢姫は練習を見ているように言われているだろう」
「まぁ」
「どういう」
「そのままの意味でしょうに。切原赤也君」
「俺の名前知って?」
一応来ている選手の名前は把握しておかないといけないしなぁ
「どうやらここのコーチ陣は一癖も二癖もありそうだね」
「ふむ。しかし立海の過酷な練習を耐え抜いてきた我々にとっては恐れるに足らん」
「ま、とりあえずは様子見ちゅーことやな」
「ふん。おもしれ―じゃねーか。次は何して遊ぶつもりだ」
そんな中行き成り唸り声が聞こえたと思ったら
「何をしているんだか」
「知って居るのか」
「あの人もコーチの1人よ?メンタルコーチの斎藤さん」
やっぱり見ていたわけだこの試合も
「でもメンタル面を強くすることでさらに強くなれます。はーい」
「メンタル面?」
「まずは2人組を作ってください。誰とでもいいですよ」
あ、これはまた
「何か知って居るようですね」
「勿論。だけどそれを言ってしまったら力が入らないでしょう?」
「え?」
「あー…えーっと夢姫ちゃんはモニタールームまで戻って来てねー?」
「またかぁ」
「どういう?」
「修ちゃんにはまだまだ会うなって事かな」
「一体、その修ちゃんって…」
早く会いたいんだけどなぁ。昨日は疲れて早く寝ちゃったし。今日は修ちゃんの部屋に行ってももういなかったし
「一体…」
「ま、これも仕事の一環だから仕方がないか。じゃあまた」
コートから離れてモニタールームへ向かうと
「悪いねぇ。楽しそうに話してたのに」
「なら早く修ちゃんに会わせてくれてもいいじゃないですか」
「おや?まだ会っていないのかい?」
「部屋に行ってももういなかったんですーっ」
「おやおや。種ヶ島君不足になっているようだね」
うぅ…っ修ちゃんに会いたいぃー…
「本当ですよ。で?呼び出した張本人の斎藤コーチは」
「外にいますよ」
外に行くと誰とでもいいと言っている斎藤コーチの声がしていて
「それではこれからシングルスの試合を始めます」
「え?シングルス?」
「また大石とテニスができると思ったのに」
斎藤コーチの方を見ると
「負けた方は脱落という事で。そう今組んだパートナーと戦ってね」
やっぱりか。なんて思っていた。ざわざわしている高校生や中学生たち。あたしと斎藤コーチが下に降りると
「まずは2人組を作ってください」
そう言ったコーチの声にどよめきがはしっていて
「俺は嫌っすよ。ダブルス」
「俺もお前とダブルスだけは絶対組まねーよ」
なんて声が聞こえていて
「斎藤コーチ。本当にあの人たちは大和君の後輩なんでしょうか」
「書類上は青学になっているし来ているジャージも青学の物だから間違いはないねぇ」
氷帝は跡部君と日吉君と。樺地君がジロ君と
亮君が鳳君と。がっ君が忍足君と
立海では柳君が切原君と幸村君は真田君と。柳生君が仁王君と。丸井君が桑原君と
組んだダブルスの紙をあたしと斎藤コーチが共有していると
「出来たかな?ではシングルスの試合開始です」
驚いている選手たちの表情
「おい、夢姫!」
「んー?」
「「んー?」じゃねぇ!なんでダブルスを組ませてシングルスをやらせんだよ!」
「そのままの意味でしょ?負ければ脱落。この間ボールを拾えなかった選手たちと同じ道を歩む。という事だけよ」
「んだと!?」
「メンタル面の強化。こういう事だったとはね」
「ふざけんじゃねぇ!そんな事出来るか!」
「そう怒ってもこれはコーチが決めた事よ?それが嫌なら先日の高校生たちの様にあなたもお帰りになったら」
「んだと!」
「夢姫ちゃん。まずはここからここまでで始めようか」
「はい」
リスト一覧から呼ばれた順にコートに入れられていく選手たち
「おい聞いてんのか!」
「あー。それと応じないペアはどちらも脱落と見なします。はい」
「ここに残るためには」
「やるしかないって事か」
「あの野郎」
「えーっとゲームはタイブレークで行います。いいかな」
はいそれじゃ試合を始めます。そのコーチの合図とともに斎藤コーチに言われたメンバーをコートの中に入れて行く
「なぁ夢姫」
「ん?」
「なんで俺達を招集した癖にこんなタイブレークまでして脱落させる意味あんのかよ」
「あるよ?あるからタイブレーク形式での試合をさせる」