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夢小説設定
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翌朝、いつもよりも早くに修ちゃんに起こされ
「なぁに…」
「相変わらず寝起き悪いなぁ夢姫。朝飯食った後に着付けするで」
着付け…!
「いつもの夢姫やな」
「へへ」
修ちゃんと一緒に行くと
「あ、本当に夢姫ちゃんが来てる」
「え?」
「昨日、渚が帰って来た時にはもう夢姫ちゃん寝とったからなぁ」
あ、そういう事…
「今回は何時までいるん?」
「せやなぁ。5日間くらいはおる予定やけど」
「じゃあ、一緒に着物着て出かけられるね」
「え‥あの…」
「なーぎ」
「何?お兄ちゃん」
「夢姫は今、そないな状況やないねん」
「えー」
「今回は夢姫のメンタルケアが最優先や」
「ちぇっ」って言った渚ちゃんは「仕方がないなぁ」なんて言ってたけど、中学ではテニスとは無関係の部活に所属しているらしくきっと試合とかでも会う事は早々にないんじゃないかと思っていて
「そない夢姫に会いたいんやったらテニス部に入ったらよかったやん」
「運動音痴なの師ってるくせに」
「夢姫も運動音痴やもんなぁ」
「ちょ…っ修ちゃん酷くない?」
「本当の事やろ」
本当の事かもしれないけど…
久々に京野菜を使った朝ごはんを食べて、着付けて貰うと
「馬子にも衣装やなあ」
「修ちゃんはやっぱり意地悪だ」
「ホンマの事やろ。まぁツッキーには写真送っとくか」
え?
なんて思いながらも修ちゃんに写真を撮られたと思ったらあっと言う間にきっと送ってしまったんだろう
「ほな、気ぃつけて行ってきぃや」
「はい」
「ほな、行ってくるわ」
修ちゃんも今日は和服姿で一緒に出掛けてくれるらしく着物を着ている
暫く歩いていると
「歩きにくいやろ」
「うん」
普通の着物よりも衣装が重いのと下駄も厚みがあって高さもあるせいか重くて仕方がない
「でもいつもよりも視界も広いのも事実やろ」
「そうなんだけど…」
これを着て履いて歩いている本物の舞妓さんは凄いなぁ
「でもこれを着たかった夢を叶えてくれたのは修ちゃんだけだしね」
「ちゅーよりも、これを着たいなんて言ってたん俺だけやろ」
「確かに」
お兄ちゃんや他の皆にも修ちゃんと同じ京都出身のカナ君にも、舞妓さんと同じ服を着てみたい。なんて言った事なかったかも
「まぁ色々あったし、W杯でも立海でもマネの仕事頑張ってるみたいやし。これは俺達からの褒美でもある訳や」
「俺達?」
「俺とツッキーからや」
!!
「言うてたで?『たまには休ませないといつかまた4年前と同じ状況になるかもしれない』ってな」
「そんな風に思ってたんだ、お兄ちゃんは」
「どら夢姫のたった1人の兄貴やからなぁ。それこそ夢姫のことは1番、あの中で誰よりも見てるやろうな」
「そうだよね」
沢山歩いて家に戻って来る頃には疲れ果てていて
「お帰りなさい」
「ただいまです…」
「どうやった?念願の舞妓の衣装は」
「歩きにくかったです。これを着て歩いている舞妓さんってすごいなって。これを着て他のお仕事をしたりもするってあたしには出来ないなって思いました」
「さよか」
「そないな素直な感想を貰えるとは思うてへんかったわ」
え?
「今の子は『華やかな衣装を着てみたい』がメインで感想を聞いてみた所で『毎日こんな衣装を着れるなんて羨ましい』としか言わんよ」