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夢小説設定
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立海を出て合宿所に入ると
「何かあったのか夢姫」
「何もないけど、先生があたしと仁王君はこっちに呼ばれてるって言うから」
「なるほど。ですが召集までにはまだ時間がありますしね」
確かに…
「じゃあなんであたしと仁王君だけ呼ばれたんだろう」
「夢姫が仁王君と喧嘩してるのを早く仲直りさせたいと蓮二が言っていてね
確かに夢姫は今はここで生活をしていて彼らが来れば夢姫も嫌でもここで彼らと生活をすることになる。引きこもられる前に」
「俺達が居る間に話をしろ、という事か」
「そういう事です」
「でも…」
「だから夢姫の入っていた部屋は其の儘にもなっている。ちゃんとに話しておいで」
「それがいいでしょうね。夢姫は今仁王君に揺さぶられている状態なんでしょう」
「どういう意味じゃ」
「夢姫が本当に嫌だとなれば今のこの現状だと直ぐに種ヶ島を探しに行く。でもそれがないという事は揺さぶられている証拠ですよ」
!?
「ふーん」
やっぱり修ちゃんでも探しに…
「夢姫の部屋って言うのは」
「君たちが使っていたフロアにもありますよ」
「そうだな。しっかりと夢姫の名前が記載してあるからな」
仁王君に手を引かれて中に入ると
「なんでお前たちがここにいる」
「ここから呼び出されているっていうから来たんだけど、嘘の呼び出しだったみたいで」
「そうか。嘘でも呼び出されるという事はお前たちの関係だろうな。早く修復しておけ」
「しなくてもいいと思ってたのにぃ」
「駄目じゃろ」
「後に響くぞ夢姫」
「はぁい」
結局ほーくんにまで言われてしまったのもあって仁王君に手を引かれたまま高校生たちが使っているフロアのあたしの部屋に連れて来られてしまった
「ねぇ仁王君」
「まだ名字で呼ぶんか」
「だって…」
「だってじゃなか。名前で呼びんしゃい」
うぅ…
あたしはベッドの上に座らされ、仁王君はあたしの目の前に居て壁に手をついていて逃げられないようにされている状態で
「本当、参るぜよ」
「え?」
「夢姫に苗字でいつまでも呼ばれているのは」
「??」
「言うてるじゃろ。夢姫が好きじゃと。確かに他の女と一緒におったがまさか名字にされるとは思わんかったぜよ」
「あたしなんて」
「どうでも良かったら俺はお前さんの所になんて来ないし行かないぜよ」
「え?」
「だってそうじゃろ。どうでもいいような女が隣に居ても何も言わんかった」
「名前は呼んだよ?でも反応をしてくれなかったじゃない」
修ちゃんや此処に居る人たちはそんな事がなかったから、どうしていいのか分からなくて
「俺には聞こえんかった。だから俺の方がどうでもいいんじゃろって思うようになって余計に夢姫じゃない他の女の傍におった」
「…っ」
「じゃけ、柳が俺の所に来た時幸村も一緒におった。柳には確かに俺が貰うと言われた。しかも肝心のお前さんは氷帝で熱を出して先輩にくっついていると来た」
そうなんだ
「柳と言う参謀にそう言われると俺も行動に移すしかない。そしたら先輩には夢姫の事で牽制を懸けてくるし、夢姫は俺の事を名字で呼んでおった」
「うん」
まさかそんな風に思ってたなんて思わなかったし
「柳も幸村も俺が夢姫に取る行動なんて分かってたんじゃろ」
!?
「あとは夢姫だけじゃ」
「あたし…だけ?」
「そうじゃ。お前さんが俺の事を名前で呼べばいいだけの話じゃ」
うぅ…
「雅治って言えばいいだけの話じゃ。簡単じゃろ」
「簡単じゃないもん」
「その割には幸村や柳の事は簡単に呼んでおったじゃろ」
あ…あれは…
「1日だけ呼べばいいってそう言ってくれてたから」
「ほう。俺はその1日に負けとるんか」
う…
「酷い女じゃのぉ」
「酷くないぃ」
「酷くないって言うならちゃんと呼んでみんしゃい」
「無理ぃ」
名前で急に呼ぶなんて出来ない。なんて思っていると
「なら試しに練習で呼んでみぃ」
「練習…?」
「そうじゃ」
練習なら。なんて思って
「ま…雅…君?」
「それじゃまー君と大して変わっとらん。毛利先輩も名前で呼べておるんじゃろ。先輩や赤也の事を名前で呼べて俺の事は名前で呼べんのか」
「意地悪…っ」
「好きな女には意地悪でもしたくなるもんぜよ」
へ?
「ほら呼んでみぃ」
「雅君じゃ駄目?」
「駄目じゃ。ちゃんと名前で呼びんしゃい」
「ま…雅…治君」
「何で変な間が開くんじゃ」
「だって…」
「だってじゃなか」
意地悪だ。仁王君の意地悪…っ
泣きそうになっていると
「泣くんじゃなか。夢姫に泣かれると俺もどうしたらいいのか分からなくなるぜよ」
「だったら…!」
「すぐに名前を呼べば済む話じゃろ?」
「呼んだら、放してくれる?」
「お前さん次第じゃろ」
「ま…雅治…君」
「君はいらんが、まぁいいじゃろ。もう名字でなんか呼ぶんじゃなか。後はお前さんが俺の告白の返事に答えてくれたらいいんじゃがのぉ」
そう言われた時、せーちゃんに言われた
「ヤキモチって言うのは好きな人にしかしないよ。夢姫はちゃんと仁王を見て、仁王を好きになって居るじゃないか」って
「多分、好きなんだと思う」
「多分ってなんじゃ。多分って」
「だってせーちゃんに言われるまで分からなかったから」
「そういう事か。ならむしろもう放してやらん」
うぅ…
手を握られて外に出ると
「また随分と顔が赤くなってんなぁ?夢姫」
「あ、篤君…」
「珍しいじゃねぇか。平等院が夢姫が来てるとは言ってたがまさか仁王も一緒だとは思いもしなかったぜ」
「ジュウ君まで」
奥から見慣れたシルエットが2人分見えると
「元に戻ったみたいやなぁ」
「その様だ」
「お兄ちゃん、修ちゃん」
「仁王。夢姫の事を泣かせるなよ」
「分かったぜよ」
「問題ないんとちゃう?夢姫の手をしっかり握っとるみたいやしなぁ仁王ちゃん」
「だって」
「「だって?」」
「に…雅君が放してくれないんだもん」
「成程な」
雅君なんて言われるとは思ってなかったんだろう。手に力を入れられていて
「成程な。夢姫は仁王の事を名前で呼べるようになったか」
「え?なんで分かるんじゃ」
「大概、ここに居る奴等は名前で呼べている。ただ夢姫の呼びやすいように呼ばせているだけで。仁王お前もその1人だ」
「マジか」
「夢姫も仁王に泣かされるんじゃないぞ」
「雅君次第だもん」
「なんで俺なんじゃ」
「そうだな。夢姫が泣くときは大概仁王絡みだろう」
「だから何で」
「夢姫はなこの合宿所に来て泣いたのはツッキーにここにつれて来られた時だけや
知らない土地、知らない場所。知らない人間だらけのこの場所にツッキーに連れて出て来た時だけや。後は泣いたことすらあらへん」
「泣きそうになってる姿は良く見ているが」
「皆して酷い…っ」
「本当の事やろ」
「ぶぅ…っ」
「夢姫がむくれてもなぁ。子供が拗ねたようにしか見えへんよ」
「修ちゃんが意地悪だ」
「そないなことあらへん。さて、テニスバックももって来とるんやろ?仁王ちゃんは」
「あぁ」
「なら練習始めるか」
「大丈夫なの?」
「問題ない。高校生のバッジ所持者の1~10は巣d寧渡しているだろう」
「そうなんだけど」
どうりでサブちゃんも最近立海に中々来ないと思ったら
「比嘉の選手や四天宝寺も含めた各学校の練習試合をこの合宿所で行う事になっている」
「そうなんだ?」
「あぁ。当然立海や青学のようにすでにこっちにいる選手も含めての練習試合になる」
「そうなの?じゃあサブちゃんも」
「バッジはすでに持っているが練習試合の対象にはなっている」
そうなんだ?
「青学で言えば大和だろ」
「氷帝は既に卒業をしているがな」
「仕方がないだろう」
そうだね。お兄ちゃんは既に氷帝の高等部を卒業してしまっている
「四天宝寺には原もいるしな」
「だな」
「そいつらも含めて練習試合を行う予定にしている」
「そっか」
サブちゃんも合流して、練習を開始する時に
「毛利。仁王と試合形式の練習を頼むぞ」
そう言えば、立海に居てもサブちゃんと雅君の練習って見た事無いかも
「夢姫も今日は休んでおけ」
「いいの?」
「仁王と話して疲れているだろう」
「無理するとまた熱を出すかもしれんしなぁ」
「そうだな」
「お兄ちゃんが雅君と話しているなんて思わなくてビックリしちゃったけど」
「だろうな。だが氷帝の時と同じ道を歩んでほしくなかったのも俺としては事実だ」
そっか