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夢小説設定
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「俺も種ヶ島も明日の立海の練習には参加をする。夢姫も俺達が一緒なら行きやすいだろう」
「うん…」
「「先輩」」
そう言ったのはせーちゃんとレン君で
「なんだ」
「明日夢姫が来てくれたらの話ですが、練習前に夢姫と話す時間を頂けますか」
「それは俺達が決める事やない。夢姫が決める事や」
「そうなんですが…」
「夢姫が無理やと思ったら意地でも俺やツッキーからは離れんやろ。それは明日にならんと分からんけどな」
明日にならないと…か。それは確かにそうかもしれないけど
「俺達はいつでもいいんですけど」
せーちゃんが見ていた方向にいるのは仁王君で
「そういう事か」
「仁王と無理やりにでも話をさせるつもりかいな」
「そうでもしないと、立海テニス部の雰囲気がいつまでも悪いので」
「まぁそうなんやろうけど、当の本人は自覚してるんかいな」
「してるでしょう」
「そうか」
お兄ちゃんと修ちゃんが顔を見合わせて
「明日の朝練は無しにしよう。それは仁王には伝えるなよ」
「え?」
「夢姫にも普段通り立海に行ってもらう。何かあった時の為にお前たちもいてやれるな」
「はい」
何かあった時ってどういう事なんだろうか?
「夢姫も普段通り立海に行ってやれ」
「でも…」
ここ数日間立海にも行ってないのに、それを皆が許してくれるんだろうか?
「夢姫のこうなった原因を知ってるからね。俺達は何も言わないよ」
「?」
「仁王が原因だって言う事もしってる。熱を出してしまった事も跡部からは聞いてるよ」
「!?」
景吾君、誰にも言わないでって言ったのに…
「夢姫が熱を出してまで来たって言うのは俺達が後で知るよりもいいと思ったんだろう。夢姫が熱を出したその日には連絡をくれてたよ」
「そっか」
「俺と種ヶ島は立海まで送り返してから戻るが」
「いや、夢姫の奴は越知の傍から離れねぇな」
「そのようですな。では夢姫も一緒に立海まで」
それには首を横に振ったあたしに
「種ヶ島、夢姫を頼んだ」
「お兄ちゃん?」
「ええんか?ツッキー1人に任せてもうても」
「問題ない。夢姫も先に種ヶ島たちと合宿所に戻って居ろ」
「え?」
「俺も立海まで送ったら戻って来る。大丈夫だ」
頭に手を当ててくれたお兄ちゃんに頷くと
「いい子だ」
「そんじゃ、お前らも帰えっぞ」
竜君はデューク君と一緒に景吾君達を氷帝まで送り届けるという事で、修ちゃんと久々に2人で帰ることに
皆を見送った後、修ちゃんと一緒にコートの方を歩いていると
「夢姫もまだまだ子供やなぁ」
「え?」
「立海の奴等と、ちゅーよりは仁王ちゃんと話すのが怖いんやろ」
「うん…」
あの告白は嘘だった。なんて聞きたくなんて無くて避けているのは事実だ
「せやけどアイツにバッジを託してもうたんや。嫌でも合宿所では合う羽目になるやろ」
「そう…だね」
「合宿所で話すよりも早いうちに解決しておいた方がええんとちゃう?」
「解決…できるのかな」
「出来るやろ」
え?
「夢姫はツッキーの妹で、俺達の妹や。何かあれば確かに動けるときは動いてやる。それは俺だけやあらへん、サンサンや竜次らだって同じ。そんでもってコーチらだって同じやろ。でも動けへんときに立海の奴等だけやったら夢姫も困るやろ」
「そうだけど」
「せやから早いうちに問題の悩みの種は取り除かんといけん。その為の明日の時間や」
「うん…」
「きっと幸村だけやない。柳や毛利やって夢姫の事はよう見とる。夢姫もしっかりと立海の奴等の事も見てやり」
「そうする…」
==
合宿所について暫くすると
「お帰り…なさ…?」
お兄ちゃんはなぜか幸村君とレン君を連れて戻って来て
「そんな顔も出来るんだな夢姫」
「意外だよ」
「え?何で…」
「明日、仁王と時間を取るのに一足先にコイツ等が少し夢姫とどうしても話がしたいという事でな」
そうなんだ
「そんな難しい話はしないよ」
「え?」
「仁王に関することを少し聞きたいだけだからな」
仁王君に関する話?なんて思っていると
「夢姫の部屋で話をして来い」
「俺達が入っても」
「夢姫ならきっとお前たち位なら入れられるだろ」
「分かった」
お茶を用意してから部屋に戻ると
「随分と女の子らしい部屋だね」
「そう…かな」
「以前見た…というよりは入った時は色々あったからな」
まぁ、確かに…
ソファーに座ってもらうと
「ねぇ夢姫」
「うん?」
「学校の中にいて俺達と話しているときの夢姫と仁王を見て話している夢姫の表情が違う事には気が付いているかい?」
「し、知らない…っ」
「だろうな。ではお前が種ヶ島先輩を好きだと言っていたな」
「うん」
「初めて種ヶ島先輩とあった時の顔と今、仁王を見ている顔が同じだと言ったらお前はどうする」
修ちゃんを見ている顔と仁王君を見ている顔が一緒だなんて思いもしなかった
「それすら気づいていなかったのか」
「気づかないよ…」
「では質問を変えよう。ここ最近仁王が他の女子生徒と歩いているのは知って居る」
「…っ」
あたしが下を向くと
「お前は他の女子生徒と歩いている仁王を見て何を思った」
「分かんない…色んな感情がごちゃごちゃになってて」
「そうか」
「直球過ぎたな。では細かく聞くとしよう。まず仁王が口を聞かなくなった時どう思った」
「寂しくなった」
「仁王がお前の存在を無視していることや目線すら合わせない事は」
「…っ」
「辛いかい?」
せーちゃんのその言葉に頷くと
「仁王君には最初からあたしなんて映ってないんじゃないかと思ったの。目線を合わせようと思っても仁王君はすぐにどっかに行っちゃって顔を見たらあたしなんて最初からいなかったように素通りしていく仁王君を見るのが辛くて、声をかけても返事もしてくれないし」
「ならば仁王の隣にいる女子生徒を見て何を思った」
「何…って何を」
「そのままの意味だ」
「あたしじゃなくてもいいんだって。だけど、仁王君の隣にあたしもいたかったなぁって」
「じゃあ、そのポジションの一にいる女子生徒を見て何を考えた」
「羨ましくなっちゃった。あたしとは正反対の女の人で仁王君には似合ってるって思ったの。それでもその人と一緒にいる仁王君は見ていたくない」
「そうか」
「夢姫」
「せーちゃん?」
「その感情はね」
“ヤキモチ”っていうんだよって教えてくれたせーちゃんは
「戻って来て仁王にずっとヤキモチまでやいて熱まで出しちゃうくらい夢姫は仁王の事が好きなんだよ」
あたしが…仁王君を…好き?
「そうだな。明日少し試してみるか」
「何を」
「明日になったら分かる」
明日になったら分かる?