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夢小説設定
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テスト期間を終わらせたあたし達は立海に戻って来て普段と何も変わらない日常を送っていた。送っていたのも束の間
「雅治ぅ」
「なんじゃ」
前から来ている女の人とまー君。でも止まることもなく通り過ぎてしまったのだ
やっぱりそういう事なんだと思ってしまったのはあたしとは真逆の女の人が隣にはいたからだ
「夢姫?」
「…うん?」
レン君とせーちゃんに急に名前を呼ばれると一瞬驚いた顔をしていて、でもすぐに「フフ」と笑ってくれたせーちゃん
「せーちゃん?」
「お前の新しい顔をこんな形で見られるとはな」
あたしの新しい顔?
「ちょっと放課後試したい事があるんだ」
「放課後?」
「うん」
そう言ったせーちゃんは誰かに電話をかけていて
「精市が書けているのは先輩達ではないんだろう?」
「先輩にかけるなら夢姫の方が速いじゃないか」
「それもそうだな」
なんて話している中
「こんな所で何を話してるんだよぃ」
「ちょっとね」
その日のお昼休みも放課後になる緒と前にもまー君は別の女の人と一緒にいて
あたしが名前を呼んでも素通りして行ってしまったまー君にきっとこういう事だったんだろうなって思ってしまった
==
放課後
「なんか仁王が夢姫の事シカトしてんのって初めてじゃね?」
「あぁ」
「物凄い違和感があるな」
「当の仁王は一体どこにいると言うのだ」
「さぁ?」
「どうせ昼間にいた女とでも一緒にいるんじゃね?」
「全く…」
「夢姫がこんな顔をするのも仁王絡みだとはね」
だから一体どんな…なんて思っていると
学校に止まったデカイバスがあって
「へ?」
出て来たのは景吾君達で
「なんで氷帝を呼び出して来た幸村」
「フフ。今の夢姫なら氷帝と一緒に居ても平気だろうと思ってね」
今のあたしなら氷帝と?
「どういう」
「つーか、なんでそんなシケタ面してんだよ?夢姫」
「まぁそれは仁王絡みだからね」
「アイツは」
「別の女と一緒だろぃ」
「そういう事かよ。まぁ氷帝なら夢姫1人隠すのだって簡単だろうけどよ」
「いいじゃねーか」
そう言ってくれたのは竜君で
「竜君?」
「修二に言えば、察するだろ」
「どうかなぁ?」
「俺から修二には連絡しとく。お前も支度して来い」
「そうする」
部室から荷物を取って来ると、前から女の人と一緒に歩いているまー君の姿があって
「夢姫」
「バイバイ」
「は!?」
今は、まー君と一緒にいたくなくて逃げるようにみんなの所に戻って来ると
「そんじゃ、暫く夢姫は預かるぜ」
「頼んだよ跡部」
「あぁ」
景吾君に腕を引かれてバスに乗り込むと
「ったく、辛気臭ぇ面してんじゃねぇよ夢姫」
「だ、だって…っ」
「だってもへったくれもあるか」
氷帝にこんなに早くに戻って来るとは思わなくて身構えていると
「は?」
「え?」
「嘘やろ」
なんて声が飛び交っていて
「なんだ…って」
「跡部!」
「あん?」
「あん?じゃねぇよ!なんで夢姫がここにいるんだよ!?」
「せやなぁ。ヒメさんは一応は立海の生徒やろ?」
「まぁ、そうだな。だが」
「「だが?」」
「そら幸村や柳にまで言われちゃ預かるしかねぇだろ。それにここにも先輩はいるしな」
「そうだけどよ」
「支度しろし」
そう言った竜君の言葉に支度を始めた皆と、すでにいつでも行ける準備が整っているデューク君と竜君
「夢姫」
「デューク君?」
「お頭にはお伝えしてありますぞ。そのうえでお頭からの伝言は『どのタイミングで帰って来ても俺達は文句は言わねぇ』だそうですが」
「流石ほー君って感じだね」
「えぇ」
「越知には伝えておけよ」
「うん?」
「アイツ今日は立海に行く予定だっただろ」
へ?
「昨日はここ最近は試合で行けてなかったからって確か今日は立海に顔を出すって」
「そうなの!?」
「あぁ。なんだ越知からは聞いてなかったのかよ」
「し、知らないっ」
「おやおや」
知ってたら立海に残ってたっ
「おい夢姫」
「うん?」
「お前は氷帝でどうしたい」
「え?」
「取り合えず仁王が来るまではここにいるんだろうが、その間お前は氷帝でどうしていたい?」
「だって他校に行った人間が氷帝の校舎の中にまで入るだなんて」
「すでに校舎の中には入ってるから俺達は気にも留めてねぇけどな」
あ、そうなんだ?
「俺様が一緒にいてやるから空き教室にでも来るか」
「え?」
「部室に1人でいるよりかは全然いいだろ。あんな話を聞いたら余計にな」
あ…
「そうして貰え夢姫」
「ですなぁ」
「うん?」
「夢姫の事情を知ってる跡部なら誰も狙ってこねーだろうよ」
だと…いいな…
「まぁ今日はこの部活だけだけどよ。明日お前が氷帝でどうしたいか決めようぜ」
「うん?」
「今日は見てればいい」
「うしっ」
「では始めましょうか」
そう言えば、立海は皆修ちゃんとお兄ちゃんが決めたメニューで練習してたけど
「氷帝の練習って」
「基本アイツらに任せている」
「そうなの?」
「あぁ。アイツらの練習の仕方にまで口を出すつもりは俺にはねぇよ」
「そっか」