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夢小説設定
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「お帰り夢姫」
「ただいま」
「随分と寝ぼけた顔をしとるなぁ」
「バスの中で寝ていたので」
その言葉に驚いていたのは大人組で
「成程」
「え?」
「昨日色んな夢姫の姿が見られる言うたやろ?」
「言ってましたけど」
「せやかて夢姫の寝ている姿に関しては俺達の中でも半分くらいしか見られへん。なんなら寝られるかどうかも分からへんけど」
「夢姫が貴方たちの前で寝たと言うのは大分気を許している証拠ですよ。そして夢姫にとってもだいぶ大きな成長ですよ」
「そうなんですね」
「それに」
「「それに?」」
「修二が居るって言うのにお前らから離れてねーじゃねーか」
「そう言えば」
「言ったでしょう?ここに来れば色々な夢姫が見られると」
「そういう事だったんですね」
「えぇ。じゃあ勉強をしてしまいましょうか」
「はい」
図書室でテスト勉強をしているとそれぞれに苦手科目をしている人もいれば教えながら得意科目を勉強をしている人もいる
「夢姫は相変わらずですね」
「ん?」
「どれどれ」と言いながら見に来たのはレン君と弦君で
「成程。本当に英語が苦手なようだな」
「だからそう言ったでしょう?」
嘘は言ってない。嘘はね?
「まぁ夢姫の場合英語の話し方と言うか書くのも苦手ですけどね」
「うぅ…」
「じゃあ海外に行って話せないと」
「私か越知の所に居ますよ」
「マジだったんか」
「じゃあ今度立海でも海外の練習試合申し込んでみようか。名古屋星徳辺りにでも」
「それは面白い。昨年の全国大会は其処まで見ていないんだろうがな」
なんで名古屋星徳?
「去年の全国大会見に来て翻訳してたじゃん」
「でも彼らが使う外国語だったからでは?私が使っていた英語も夢姫は翻訳で来てはいませんよ」
「マジかよ」
「本当だよ?だって現に育人君と篤君のダブルスをした時にブンちゃんが育人君に何か言われた時もあたしは翻訳できていないもの」
「夢姫」
「育人君?」
「英語は後で私が個別に教えましょう」
「本当?」
「えぇ」
やった!
「羨ましいぜ」
「ですから別の教科を勉強しましょうか」
「じゃあ数学にする」
「ほう」
「そういや数学嫌いだって言ってたよな」
「うん。大っ嫌い」
レン君がニヤリと笑ったのは言うまでも無くて
「仁王」
「なんじゃ」
「夢姫に数学でも」
!?
「そうじゃのう。確かに俺は数学は得意じゃが」
「なら夢姫」
「育人君!?」
育人君も立ち上がっていて
「そうですね。2時間後にまたここに私が来ましょう。それまでは立海の人たちと勉強をしていてください」
「え…」
なんて言って居る間に本当に出て行った育人君と残されたあたし達
「という訳で夢姫は仁王に数学を見て貰え」
「うぅ…」
渋々数学の教科書とノートを取り出すと
「随分と真っ白じゃのう」
「だって嫌いなんだもん」
なんなら勉強すらしたくない…
「ほう」
==
2時間後
「うぅ…疲れた…」
「ここまで数学が苦手だとは思わんかったがのう」
「嫌いだって言ったじゃん」
「想像以上に嫌いな様じゃ」
机に項垂れていると、ちょうど来たのは修ちゃんで
「お疲れさん」
「あ、先輩」
「夢姫も項垂れるくらいには頑張ったんやろ」
「そうなんですか?」
「俺等やとこの2時間の間に休憩を挟むことが多いからなぁ」
「「なるほど」」
「取り合えず、お前らの家には連絡済みや。今日から試験期間中はこの合宿所での生活をしてもらうで」
「え?」
「でなきゃ夢姫も立海にも通えへんしな。お前らが一緒におった方が通いやすいやろ。ついでに言えば毛利もこの合宿所から通ってんで」
「そうなんですね」
「でも俺達がいることで夢姫が立海に通えるならいい事だとも思うんですけど、試験が終われば俺達も家に戻るわけですよね」
あ、確かに
「その後は徐々に戻していくしかないやろ」
徐々に…戻していく…か
「まぁ氷帝であったことも考えたらそれが妥当でしょうが」
「だがずっと休んでいるわけにもいかんだろう」
「せやなぁ、明日半日だけ夢姫も出てみたらどうや?」
「半日?」
「せや。午前中だけ学校に出て、1度戻って来てから今度はコイツらがここに戻って来て勉強をして、マネージャーをするんや」
「でも…」
「いいんじゃないか?夢姫」
悩む間もなく賛成をしてくれたのはせーちゃんで
「幸村」
「確かに半日って言うデメリットもあるかもしれないけど、そこは同じクラスなら授業の内容もフォローできるし、今の内であれば試験勉強だって見られるう訳だろ?」
「そうだが」
「嫌がっている夢姫を無理矢理いさせたら夢姫が氷帝でされた事とほとんど同じことになる。そうなれば今度は立海にも通えなくなる可能性がなきにしろあらずという訳だ」
「そういう事になるね。それに明日だったら確かに先輩の言う通り朝は俺達と一緒に行けばいい話だ」
一緒に行けばいい話…か
「そうだな。明日の4限は家庭科だったな」
「そうだね。確か調理実習だった気がするよ」
「へ?」
「だな。夢姫の得意分野じゃねーか」
「ほな、その調理実習で作ったもん食ってから帰って来てもええよ」
「しゅ…!?」
「決まりだろぃ」
「同じ班になれば他の人に気を使わなくても済むだろうし」
「仁王は夢姫の手料理を気に入っているようだしな」
「え?」
そうだったの?
「仁王の家は独特でな。両親は共働きで姉がいるそうだが」
「ウチの女は何もせん」
はい!?
「じゃけ、俺の家は外食が多いけぇの」
それって大丈夫なの?
「まぁ俺も家族には夢姫の事は話してないからのぉ」
「話してしまえばよかったじゃないか」
「それは夢姫が俺のモンになった時じゃろ」
「な!?」
「まぁそう言う奴だったな。お前は」
「まぁ仁王からの言質は取ったからあとは夢姫次第って所だね」
なんであたし次第なの?なんて思っていると
「いいじゃないか。明日の調理実習は仁王の嫁に行くための準備だと思って作れば」
「よ!?」
恥ずかしくて下を向くと
「相変わらず言われる側になると照れるみたいやな」
「だ、だって…っ」
「まぁええわ。そろそろ勉強は終いにしとき」
「どういう」
「あまり根詰めて勉強をしても意味がないからですよ。夢姫は現に勉強をするなら学校終わりだと2、3時間。休みの日でも半日と決めていますから」
「そんな事では…」
「いや、先輩の言う事も一理あるぞ弦一郎」
「どういう事だ」
「あまり根を詰めて勉強をしても集中力が切れてしまう。という事だ」
「そういう事です。夢姫」
「うん?」
「越知からの連絡で夜までには戻って来るとの事なので夜でもいいなら散歩にも行けるそうですよ」
「でも暗い所は苦手なんじゃ」
「夢姫は苦手でしょう」
「せやけど、この敷地内やったらカメラもあるしどこにおっても俺らの目もある。それにツッキーもおれば夢姫も安心やろ」
「なるほど」
「それじゃ、ジャージに着替えて来ぃ」
「え?」
「練習するやろ」
一斉に立ち上がったせーちゃん達に
「夢姫もゆっくり支度して来ぃ」
「そうする」
「うん?」
「夢姫はドリンクとかマネージャー業務をするので皆さんよりも少し遅れてコートに行くはずですから」
「そうか」
「コートで待って居るよ夢姫」
「じゃ、頑張ってね」
「夢姫も無理はしちゃだめだよ」
「ありがとう」