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夢小説設定
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翌朝、久々に立海に来たあたしは
「お、ようやく来たな夢姫」
「おはよう」
「あぁ」
「大分ゆっくりとできたようだね」
「うん」
「そう言えばまだ部活の申請書を出していないのは夢姫だけだと教師たちが嘆いていたな」
「あ…」
「夢姫が入りたいところに入ればいいと思うよ」
「え?」
「そうだな。昨日も言ったがあんな状態になるくらいなら自分が入りたいと思っている部活に入るのがベストだろう」
「今日中には出すよ。テニス部のマネージャーになるって決めたのは紛れもないあたしだもん」
「そうか」
立海のコートに入ると、昨日も来たのになんだかすごく久々に来たような気がしたあたしに
「朝練はゆっくりしてていいよ」
「え?でも」
「夢姫だって久々に立海に来てるんだ。朝からやってたら疲れちゃうよ」
「ありがとう。そうだ」
「ん?」
「放課後バスでここまで迎えに来てくれるって言ってたよ」
「そうか」
まぁ合宿所まで距離もあるけどね。なんて思いながらも過ごしていたときだった
「雅治ぅ」
「なんじゃ」
「…ぇ…」
前から来ている女の人とまー君。でも止まることもなく通り過ぎてしまったのだ
やっぱりそういう事なんだと思ってしまったのはあたしとは真逆の女の人が隣にはいたからだ
「夢姫?」
「せーちゃん、前に言っていたこと覚えてる?」
「あぁ。でもあれはお兄さんに高校を出てからと言われたんだろう?」
「うん。だけどあの合宿所にまだ修ちゃん達がいるの知ってるでしょ?」
「そう言えば」
「だから暫くはそっちのマネージャーも兼務しようかなって」
「それは難しいんじゃないか?」
難しい?
「だって先輩はプロに入るんだろう?」
「入るね。でもU-25がある限りお兄ちゃんは合宿所にいてくれるよ。まぁプロになればその分試合も多くなって合宿所にいる時間の方が短くなるんだろうけど」
「へぇ」
「それに最初お兄ちゃんの時のU-17が終わった時にあたしも合宿所を出るつもりだったし」
「え?」
「そうなるとお前は実家からか?」
「いや」
「あの実家から通うとなるとさすがに厳しいんじゃね?」
「実家には帰らないよ」
「え?」
「去年のU-17の大会も終わってお兄ちゃん達が出るってなった時すでに立海にも合格はしてたし。アパート借りて暮らそうって思ってたから」
「マジかよ」
それにはブンちゃん達も驚くんだね?
「これはまだお兄ちゃん達も知らないけどね」
「は?」
「夢姫今、何っつった?」
「え?何が?」
「先輩達も知らねぇっつったよな?」
「言った。けど」
「なんでそんな大事な事先輩達に言う前に俺達に話すんだよぃ」
「じゃあ皆はあの合宿所の中にいる人でカズ君とサブちゃんは高校生だから論外として誰が反対すると思う?」
「反対する人なんているのかい?」
「いるよ」
「皆反対するだろぃ」
「そう思うよね?でも大人組はきっと反対はしない。するとすれば監督やコーチだろうね」
「へ?」
「特に斎藤コーチは反対なんだろうけど」
あたしのメンタルが駄目なのを知ってて反対をしてくるに決まってる
「俺は反対だぜ」
「え?」
「丸井に同感だな」
「そうですね」
なんで?
「あの大会の時もそうだったけどよ」
「うん?」
「合宿所でも先輩達に引っ付いていた夢姫に1人で暮らすなんて事出来ねーだろぃ」
う゛…
「それに1人で夜も寝られないのにどうやって寝るつもりだい?」
「お兄ちゃんの私物持って行くからいい」
「む?」
「それは先輩が困るモノは無いという事か」
「困るものを持って行く趣味はあたしにはないよ。まぁお兄ちゃんの場合既に分かって居そうな気もするけど」
「ほう」
教室に入ると
「テニス部―、と越知」
「夢姫はついでみたいだな」
「だね」
呼んできた先生の所に行くと
「試験の事なんだが」
「はい」
「来週あたりでどうだろうか」
来週か…
「分かりました」
「越知も来週で構わないか?」
「大丈夫ですよ」
「じゃあそれで調整するな」
「はい」
その後は何事もなく普通に授業を受けて、テニスコートには行かないで校舎を出るとすでにバスは止まっていて
少し離れた場所で
「雅治も行っちゃうわけぇ?」
「仕方ないじゃろ」
っていう声も聞こえて来ていて
「夢姫?」
「うん?」
「そんなに仁王が別の人と一緒にいるのが不安かい?」
「え?」
「顔に書いてあるよ」
「分かりやすいだろぃ」
顔に書いてる?
「うそっ」
「嘘じゃないよ。きっと今の夢姫なら素直に答えも出るんじゃないかい?」
今のあたしになら…か
「どうだろう?」
仁王君もバスに乗ってドアが閉まると静かに走り出したバスで
「ちょっとだけ寝ててもいい?」
「!?」
「なんで驚くの」
「いや、そんなこと初めてだからさ。いいよ合宿所に着いたら起こしてあげるから」
「ありがとう」
せーちゃんの肩を借りて寝てしまったあたしは、合宿所についてせーちゃんに起こされるまで寝ていて
「夢姫」
「んー…?」
「合宿所についてるよ」
「へ?」
寝ぼけているあたしをそのまま降ろしてくれたせーちゃんに
「ありがとう」
「どういたしまして」