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夢小説設定
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皆に話をした帰り際
「夢姫」
「せーちゃん?」
「マネージャーになると言ってくれたけど、夢姫が入りたい所に入ればいいと思うよ」
「え?」
「そうだな。あんな状態になるくらいなら自分が入りたいと思っている部活に入るのがベストだろう」
そっか
「ただな。お前が知らないだけで、種ヶ島先輩と越知先輩は今も立海のコーチをしてくれているんだよ」
「お兄ちゃんと修ちゃんが?」
「あぁ」
修ちゃんを見ると何食わぬ顔をしている。でもそう言えば、合宿所に居ても決まった時間に出かけているとは思っていたけれどまさか立海のコーチをしていたなんて思いもしなかった
「ただ、越知先輩に関しては今後来ることが難しくなるかもしれないと」
「まぁ、プロ入りしちゃうからね。お兄ちゃん」
あたしも立海を辞めてマネージャーやお兄ちゃんの健康面を支えて行ければいいと考えていた時期も考えなかったわけじゃない。
それは皆も知っていて育人君も高校は出ておいた方が良いと言ってくれた。それはお兄ちゃんも同意見だったけど
「夢姫を踏みとどまらせてくれたのはきっと先輩たちなんだろうけど」
「お兄ちゃん達に言われたの。高校位は出ておけって。あの事務所には既にあたしの名前も登録がしてあって、就職する先も決まって居るようなものだからって」
「そっか」
「そういや、お前仁王に告白されたのはどうすんだよ」
「あ…」
忘れてた…
「告白?」
「仁王が?」
「あぁ。あの海原祭で告ったって仁王の奴が言ってたぜぃ」
「へぇ」
「でも肝心な仁王の奴は一体」
「さぁな」
まー君は練習が終わってからすぐに帰って行ってしまってこの話すら聞いてはいない
「きっと、心変わりしちゃったのかもしれないね」
「どうだろうね」
「ん?」
「夢姫や俺達が思っている以上に、仁王は夢姫に執着しているようにも見えるけど」
「してないでしょ」
「いや、しているな」
「なんで」
「なんでってそりゃ、お前がいきなり跡部の事を名前で呼ぶからに決まってんだろ」
「景吾君?」
「そう。なんで跡部の苗字から名前に変わってんだよ」
そう言えば…
「夢姫の場合、無意識で呼んでしまう事があるので、おそらく跡部君は無意識だったのでしょう。夢姫は現に分かって居ないようですしね」
「んー…」
「あまり考えすぎるのも体にも心にも毒だよ夢姫」
「え?」
「そうですね。まぁ暫く試験期間中は合宿所に貴方方も来るという事はきっと今まで以上に色んな夢姫の発見も出来るとは思いますけど」
「いろんな」
「夢姫の姿」
「それって一体…」
「次合宿所に来た時には分かると思いますよ」
皆揃って顔を見合わせていて
「きっと夢姫のその姿を仁王ちゃんがいっちゃんみたいんやろうなぁ」
「なんで?」
「なんでもや」
修ちゃんの言ってることが時々分からない時がある
「今日はもう遅い。明日から試験期間中は合宿所で生活をしてもらいます」
「でもそうすると」
「学校には通っていただきますよ。ただし部活をしてしまうと試験勉強が出来なくなってしまうのも事実。合宿所であれば勉強をしながらテニスも出来る環境が整っていると言うワケです」
「そういう事でしたか」
「では夢姫。そろそろ帰りますよ」
「はぁい」
「キミたちもなるべく遅くならないように」
「そうします」
「夢姫は合宿所に戻ったら試験勉強でもしましょう」
「見てくれる?」
「妹の頼みを聞かない兄はいないと教えている筈ですが?」
「ありがとう」
「お前らも夢姫とはだいぶ距離も縮まっとるけど、学校でしないって言っている限り若干怖さもあるんやろうな」
怖さか…
「縮まっているようには全く感じないですが」
「いや、確実に縮まっとるよ。四天宝寺であないな事があったのに、今立海に来とるのは事実やろ?でも昔の夢姫やったら絶対に合宿所の中に籠ってるやろうな」
「それどころか合宿所から出ることも拒みますからね」
「でもそれはやっぱり先輩達がいるからで…」
「ほな明日試してみよか」
「試す?」
試したところで何も変わらない気もするけど
「せや」
「修ちゃん?」
「明日の放課後。楽しみにしとき」
明日の放課後かぁ
あたしは何も楽しくないんだけどなぁ
「ではまた明日」
「仁王ちゃんにも夢姫の背中の事は黙っとき」
「え?」
「夢姫が幸村たちには見せた。仁王ちゃんにだけ見せないなんてことはまずあらへんやろうから」
「分かりました」