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夢小説設定
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レギュラー陣の練習が終わって、サブちゃんも見ていたこともあって外で育人君と一緒に待機してくれているという話になって
「先輩?」
「俺と毛利と一緒に夢姫が大阪に行ったのは知っとるやろ」
「はい」
「遠山君からバッジを預かりに行くと言っていましたけど」
「せや。その四天宝寺で問題が勃発しよった」
「「四天宝寺で?」」
「問題を起こしそうな学校には見えませんけど」
「四天宝寺の白石君達が問題なんじゃないの」
そう言ったあたしに驚いていたのは皆で
「当然財前君や遠山君が悪いわけじゃない」
「じゃあ四天宝寺の何が問題だって言うんだよ?」
下を向いていたあたしに
「夢姫。話したくないんやったら俺から話すで?」
「ううん…」
顔を上げて修ちゃんを見ると
「見せるんやな?」
「じゃないと話にもならないと思う」
「どういう…」
「この間氷帝のジャージについていた血の跡とも何か関係があるのですか?」
「ある」
立海のジャージを脱いで背中を見せると、皆が息をのんだのがよく分かる
「あのジャージの血が付いていた大元の傷はこの背中」
「これはいつ…」
「お兄ちゃんが氷帝の中等部にいた頃だから7年前の傷」
「という事は小学生の頃か」
「そういう事になるね」
バサリとかけてくれたのはあたしのジャージで
「氷帝の幼稚舎で血まみれになって居た事があるの。それは今の氷帝はこの間亮君がカミングアウトしてるから知ってるんだけど、その前までは亮君とあたし、それとお兄ちゃんしか知らない事だった」
「な!?」
「そして今の傷は合宿所にいる大人組皆知ってる傷。当然サブちゃんも知ってるこの傷をもう誰にも見せる筈のない傷だと思ってた」
「この傷は消せないのかい?」
「散々色々と回ったの。全国の病院に行って腕のいいと言われている病院は越知の名前を使って行った。でも見つからなくて合宿所でこの傷を見せた時、育人君も探しに回ってくれたの。」
「キミ様も?」
「そう。それこそ海外でも腕のいい先生はたくさんいて、有名な先生もいる。海外遠征があるたび、そこの病院にまで連れて行ってくれた。だけど結局は消せないと言われてしまったの。この傷は一生消すことが出来ない。そう言われたの」
「な!?」
「そしてこの傷は当時テニスラケットで付けられた傷」
「!!」
「じゃあラケットが凶器にもなると言っていたのはこんな事があったから」
「そういうこと」
「氷帝の奴等もそのやった奴は既に追い出している。だから今は何のかかわりもないんやけど、ツッキーはあの監督には話したみたいやしな」
「え?」
榊先生に話したの?あの人たちと遭遇してしまったという事を?
「でも問題はそこじゃないの」
「ん?」
「四天宝寺に修ちゃん達と行った時に氷帝でこの傷をつけてきた人達がいた」
それこそ立海の皆も驚きだったようで
「嘘だろ?」
「本当」
「俺と毛利の前で夢姫に『あんだけの事をされてまだ関われるとかどういう』って言われたんよ夢姫は」
「それって」
「そう言えるんは当事者しか知らへんことやろ。それに夢姫が怯えてたのも震えてんのも分かっとってめっちゃわらっとったし、確信犯やろうな。せやけど、そんな状態で立海に行ってもお前らの反応が怖くて夢姫は立海にも来れへんかったんや。それはきっと今も同じ状況なんやけどな」
「!!」
「7年ってきっと何も無きゃあっと言う間やろ?」
「そうですが」
「でも夢姫の7年間ってもの凄く長いねん。精神科にも通うくらいに、合宿所に来て最初斎藤コーチのメンタルケアも嫌がって拒否ったくらいにはな」
「マジかよ…」
「せやからきっと明日も学校に来れるか分からへんけど部活には俺も来るから来れるんやろ?」
「来る」
「気張らず、また少しずつ夢姫と接してやりや」
「そうですね」
「ですが、我々はオーストラリアにいた期間に試験があって、その試験も受けなくてはいけないんですが」
「その間部活は」
「あります」
「俺達だけなので、部活は普通にするそうなんですが」
「せやな…それは受けなあかんもんやしな」
…
「夢姫」
「修ちゃん?」
「試験はちゃんと受けて来ぃ」
「え?」
「コイツ等やって試験受けるんは同じ状況やろ。せやったら一緒に受けてそのまま部活に来たらええよ」
「修ちゃんはコートにいてくれる?」
「当り前やろ。何のための監督兼コーチやねん」
「じゃあ頑張る…」
「ふふ」
いきなり笑ったせーちゃんに
「夢姫はまだ知らなかったね?立海はねテスト勉強はレギュラー同士でするんだけど、夢姫も参加してみたらどうだい?」
ビクッとしたあたしに
「そうだな…場所は夢姫が安心できるようなら合宿所でも全然俺達は構わないよ」
「そうだな」
なんて言ってくれるせーちゃん達はきっとどこまでもこうやって面倒見がいいんだろう
「じ、じゃあ…合宿所でもいい?」
「もちろん」
「しゃーない。夢姫サンサンにもそれは伝えておき」
「そうする」
「なんでキミ様?」
「あたしの試験勉強は大体育人君が見てくれてるから。これだけの大人数でやる勉強会って初めてなの」
「そうだったのか」
「そんじゃ、明日から早速するか」
「そうだな」
「夢姫もあまり薄着はしないで風邪を引かないようにね」
「ありがとう」