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夢小説設定
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大阪・京都から戻って来て数週間
立海に行くのが怖くなって、ずっと合宿所に引きこもった生活をしていた時だ
「「夢姫」」
懐かしいと思うほどの声が揃っていて
「なんで…」
「やっぱり来れなかったようだね」
「あ…」
「越知先輩からは話を聞いてはいたんだけど、大阪でそんなことになっているなんて想像もつかなくてね」
「あたしもびっくりはしたの。氷帝にいた人たちがまさか大阪で四天宝寺に行った時に合うだなんて想像もしてなかったし」
「だろうね。先輩は待って居てやれとは言ってたけど、流石に心配で顔だけ見に来たんだ。俺と柳で」
「そっか。ごめんね心配かけちゃった」
「いや。もう少し落ち着いたら立海に来ればいいと思っている」
そっか
「もう少しだけ待っててほしいかな…」
「ん?」
「きっと立海に帰っても同じことをされるんじゃないかと思って恐いんだろう」
「そういうこと」
「夢姫」
「せーちゃん?」
「俺の事もちゃんとに名前で呼べているみたいだね。俺達はテニス道具で夢姫も他の誰も傷つけたりなんてしないよ」
「!!」
「されると思っていたからこそ余計に足が踏み出せなかったんだろう」
「うん」
「俺達は何もしないよ。それはどこに居ても同じだ。俺達だけじゃない。跡部率いる氷帝だって、四天宝寺や青学も夢姫は怖いかもしれないけど、比嘉の奴等だってこの合宿所にいたからしてないんじゃない。立海に行っていてもどこの学校の奴等でも練習試合で他校に行くことになっても同じことだよ」
せーちゃんの言葉に涙が出て来てしまったあたしに
「だから立海でもこの合宿所でも俺達の前ではいつも通りの、オーストラリアでもここで見せてくれたありのままの夢姫を見せてよ」
その言葉に泣きだしたあたしに驚きを隠しきれていないせーちゃんとレン君に
「もっと早くに気づいてきてあげればよかったね。俺達も」
「そんな事…」
「我慢しろっていう場面はある。それはきっと先輩達だって同じだ」
「え?」
「先輩達が心配してたよ」
お兄ちゃん達の事を指しているんだろうけど
「夢姫が4年前と同じ状況になってしまうんじゃないかってね。だからこうして話をしに来たんだ」
「そっか」
少しの間があってから
「ねぇ、せーちゃん達はこの間あたしが血の付いた氷帝のジャージを見せたおは憶えているでしょう?」
「そう言えばあったね」
「だが、それと学校に来れないのと何か…関係があったんだな」
「あった。それに関してはお兄ちゃんも修ちゃんも知ってる。なんならサブちゃんも知ってるけど、黙ってくれているという事はきっとあたしに自分で話した方がいいって思ってくれてるんだと思う」
「どういう」
「明日、部活だけ顔を出すよ。その時に話をしたい」
「その原因を他の学校は」
「氷帝には全部話してる。ただ…」
「「ただ?」」
「傷をつけてきた張本人たちが今は四天宝寺にいることを氷帝学園も知らない」
「「!!」」
今、あたしが合宿所から出ない理由はそれだ
「実際あたしも四天宝寺にいるなんて知らなかった事だし何とも言えないけど」
「そっか」
「無理に来いと言っても来れないのは致し方がないだろう。明日も無理だと思ったらそれは俺達も諦める」
「え?」
「夢姫の意思を尊重したいからな」
「ありがとう」
==
翌日
「夢姫」
「コーチ…」
「今日は…」
「放課後だけ…行ってきます」
「ほう」
別に他の学校に行くわけじゃない。ただあたしが怖がってここから出ていないだけで
「種ヶ島と毛利、越知からは話を聞いているので夢姫に強制が出来ないという事もあり、自由にしていただいて構いませんよ」
自由にしていい…それが1番安心できる言葉なのかもしれない
「ありがとうございます」
コーチの傍を離れると、すでに練習を始めていた大人組の選手たち
「夢姫」
「あ?」
「アイツまだ休んでんのか」
陰から顔を出すと
「全く」
「あん時と同じ症状が出てんじゃねーか」
「あの時よりも下手をしたらひどい可能性がありますなぁ」
「いや、あの時よりかは酷くはない。ですが」
ですが?
「今日は夕方に種ヶ島と一緒に立海に行くのでしょう」
「うん。行って来る」
せーちゃんとレン君以外の皆の反応が少しだけ怖いけど…
「もしそれで駄目だとしたら立海もそれまでだという事になりますね」
「毛利もいるんだろ?」
「えぇ」
「なら多少は」
「でも今現在、寿三郎も学校に行っている状態なのにここに居るという事は駄目だったのでしょう」
「そうかよ」
下を向いてしまったあたしに
「夢姫」
「育人君?」
「今日は少し外に出ましょうか」
外に出る?
「学校を休んでいるからとは言っても夢姫はずっとここに居てもつまらないでしょうから、たまには外に出てリフレッシュするのも1つの手ですよ」
「でも育人君と一緒だと」
マスコミとかに…
「大丈夫ですよ」
「え?」
「何年一緒にいると思っているんですか?貴方は越知の妹である前に我々の妹だと言っているはずです。我々が妹と一緒に出掛けることの出来ない兄はいないでしょう」
「ありがとう。支度してくる」
「えぇ。では待って居るのでゆっくりでも構いませんよ」
育人君達から離れた後
「ったく。世話の焼ける妹だぜ」
「それは同意しますよ。ですが」
「両親がまた送ったっつってたから明日あたりには届くんだろうよ」
「それは夢姫が喜びそうです」
「だろうな」
なんて会話をしていたなんて知る由もない
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