16
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
「「夢姫ちゃん!?」」
「一体…」
「何で夢姫の事知ってんねん、自分」
「聞いてないのか?」
「まぁええわ。毛利先にツッキー呼び出し」
「分かりましたわ」
未だに震えているあたしに
「夢姫」
首を横に振るしか出来ないあたしに
「相変わらず誰かと一緒じゃねーと行動できねーのも変わらねーのかよ。これじゃ
「「あの3人?」」
「何?マジで知らねーの?」
「修さん、直ぐにツキさん来るそうです」
「さよか」
ケラケラと笑っている彼らと震えて何も話さないあたし。初めての状況でどうしていいのか分かって居ない四天宝寺の選手たち
「何があった」
あまりにも早くついたお兄ちゃんに驚いていると
「君島のプライベートジェットを使用してな。すぐに飛んできた」
「さよか。目の前におんで?夢姫がこうなった原因がな」
「へぇまだ先輩と一緒にいたのかよ」
「成程。氷帝を辞めさせられてきていた学校が四天宝寺だったとはな」
お兄ちゃんの言葉に驚きを隠せていないのはやってきた張本人以外の選手たちで
「あの時、氷帝でテニスに関わらせないと言ったのは夢姫にではない。お前たちにだったんだがな」
「な!?」
「ツッキーも知っとるってことはマジで氷帝の」
「あぁ。氷帝にいた人間だ。それも夢姫と同じ年だから白石達と同じ年だな。今の夢姫を見るのは7年ぶりだ」
「!!」
「も…いや…」
あんな思いするくらいなら…
「夢姫」
「お兄ちゃ…」
「落ち着いていろ」
「でも…」
お兄ちゃんにあたしが言われていたことを全て話してくれたサブちゃんに
「そうか。お前達は自分が仕出かした事の重大さが分かって居なかった様だ。俺や、誰かと一緒に行動をしないといけなくしたのは夢姫の問題だけではない。大本の現況にあるのはお前達にあると言うことを自覚しろ」
「な!?」
「7年前。氷帝の幼稚舎で夢姫にラケットを振りかざしてあげく使っていない真っ暗な体育館倉庫に閉じ込めたことも。夢姫が幼なじみであるアイツらにまで恐怖心を抱かせたのも、全ての現況はお前達にあるという事をなぜ理解しようとしない」
「!!」
「それで俺達が中等部の頃に夢姫も試合を観に来てたんか」
「そういう事だ。それをよく思っていない事も知っていたが夢姫に一生消えない傷を作って未だにトラウマになっている原因を作ったのはお前達とお前たちの兄弟だ」
「「!!」」
「でももう7年っすよ。いい加減…」
「お前たちは自分に降りかからないから其れを分からんのやろ?夢姫が外に出られるまで何年かかったと思うてん」
「何?」
「3年もの間家に引きこもってたんやで?お前らみたいなのがおるから夢姫が怖がって学校にも行けへんようにもなった。中学に上がっても夢姫は学校に行けへんかった」
「それどころか氷帝学園自体を夢姫は受け付けなくなった」
「は?じゃあコイツ」
「せやから氷帝の高等部にも上がらんゆーて悩んでたしなぁ」
「だったら四天宝寺に」
「行かせるわけないやろ。ま、今の学校も教えるつもりは無いけどな夢姫は」
「んだと!」
一瞬振り返った時手を挙げられそうになっていたのを止めてくれたのはお兄ちゃんで
「今度は四天宝寺の呼ばれていた選手たちと夢姫の間に壁を作らせる気か」
「どうせ氷帝の奴等と同じ道を…」
「歩ませるわけないやろ」
白石君?
「夢姫ちゃんが氷帝でされてきたことは知っとる。それは俺だけやない。謙也や呼ばれてた選手は皆同じや」
そうだ…あの映像をお兄ちゃんは皆に見せてたんだっけ
「せやから夢姫ちゃんがどんな境遇におるのかもよぉ分かる。そんな事をすれば俺らがやって無くてもお前たちがやったって言うだけで同じ学校の人間のしたことだと言われても仕方あらへん。それが今までの氷帝やったんやろうからな」
景吾君の言っていたことはきっとこういう事なんだろう
「やっとここまで立ち直ったと言うのにお前たちのせいで7年前の夢姫に戻ったらどうするつもりだ」
「そ…それは…」
「なーんも出来へんやろ。夢姫の行ってる学校すら分からん。でもせやかて合宿所は呼ばれてへん奴は一切入ることは出来へん。そんでもって」
「氷帝とはすでに和解をしているからな夢姫は。それと同時にアイツらは知っているぞ。お前たちが夢姫に着けた背中の傷を」
「「な!?」」
「あの時持っていた氷帝のジャージに関しては他の奴等も見ている。あの学校でそれだけの不祥事をもみ消されなかったのがどうしてか分からなかったのか?」
「何を…」
「夢姫は何処の病院に行っても、探してもこの背中の傷は一生直せないと病院側から言われている。お前達は俺の妹でもあり、1人の命を奪おうとしたんだ。もみ消しなんてさせるわけがないだろう」
だからお母さんもお爺ちゃんも言っていたんだ…
「夢姫」
「修ちゃ…」
「俺の名前言えるくらいやからまだ大丈夫やな」
「え?」
「なんであんたにソイツの大丈夫か大丈夫じゃないかがわかるんだよ」
「そら分からな夢姫専属のメンタルコーチなんて出来へんやろ」
「!!」
「そんだけお前たちが夢姫に付けた傷っちゅーのは外見だけやない。内側…つまりは精神的なもんまで傷つけたっちゅー事や」
「白石たちまで馬鹿な事をするような奴や無くてよかったな夢姫」
「うん…」
「この事は四天宝寺の監督にも報告をする。他校の人間を傷つけるような事があったんだ。然るべき対処をしてもらおう」
それだけ言うと悔しそうにしている白石君達
「お兄ちゃん」
「なんだ」
「白石君達無関係の人たちには何もないようにして欲しい」
「な!?」
「せやけどこれは四天宝寺の…」
「確かに四天宝寺の問題だって白石君たちは言うよね。だけど実際に手を出して来たのは白石君達じゃなくてあっちで平然としている彼等。処分を受けるのは彼らだけでいい」
「いいのか」
「うん。だってこれが氷帝の時と合わせたら3度目だもの」
「分かった。越知の家も動かすことになるぞ」
「分かった」