16
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
「では立海の皆さんは先に学校に行ってもらっても構いませんよ」
「え?」
「恐らく数か月は学校にも通えるでしょう。その後はまた合宿所での生活になってしまいますが」
「でも夢姫は」
「あたし?」
「立海にまだ行かないって事になるだろ?」
「そんなことは無いよ」
「うん?」
「どういう意味だよぃ」
「だってこれから皆の食事を作って四天宝寺の皆も一緒に行くけど、今日の夜には大阪に行くし」
「なら俺達も同行したいなぁ」
「やめとき」
同行したいと言ったせーちゃんの言葉を止めたのは修ちゃんで
「そうだね。たまには夢姫にも休息は必要やしな」
「え?だって今日だって」
「確かに休息ではあったんやろうけど、結局氷帝に行って疲れてるやろうし、なんならバッジを回収しに行ってる時点で休息とはちゃうやろ」
「でもそれを言ったら」
「せやな。大阪も同じや。でもすぐに終わるしツッキー夢姫も2泊くらいしてきてもええやろ」
「問題ない」
という事はバッジを早々に回収すればオフの時間も増える。っていうことだ
「夢姫も大阪なんて久々やろ」
「うん」
「そうなんだ」
「原君とかを見に来た時以来だから一昨年以来かな」
「やな。でも俺が立海のコーチで居る間にお前たちと舞子坂で練習試合してもらうで」
「なんで舞子坂?大阪じゃなくて京都でしょう?」
「関西にも強い奴はウジャウジャおるよ」
「一体」
「言ったような気もするんだけど…修ちゃんとカナ君は京都の舞子坂。原君は四天宝寺。ほー君とデューク君は兵庫の牧ノ藤出身だよ?」
「そう言えば」
「もっと言ってしまえば、カナ君と修ちゃんは舞子坂では部長と副部長だったし、ほー君とデューク君も同じ」
「「!!」」
「でも例えば今回みたく大阪に行くって言うとサブちゃんも一緒に来てくれるのはサブちゃんが実は四天宝寺中に1年だけ在籍していてそれまでずっと大阪にいたって言うのもあるからなんだよね」
「え?じゃあ先輩が一緒なのは」
「たまには京都でも一緒に回ろうかと思っててな」
「地元の人に案内してもらうのが1番楽しいんだよね。観光名所に行くと人だかりで疲れちゃうしさ」
「それは同意するが」
「そもそも夢姫の場合立海には選手たちよりも多く貰ってんねん」
「は!?」
「だから、学校を休んでても何も言われへんのや」
「そうなんですね」
「せやから今日此れから大阪に行くゆうても動くのは明日からや」
時計を見るとそろそろ夕食の支度をしなくては行けなくて
「そろそろ夕飯の支度しに行って来るね」
「あぁ」
キッチンに入ると一緒に立海の皆も来ていて
「おやおや」
「これはまた」
冷蔵庫から食材を出して行くと
「ほう。今日は魚か」
「青学と氷帝の皆には内緒ね」
「なんでだ」
今はここに残っているのは四天宝寺と立海だけだ。比嘉の皆は早々に沖縄に戻っている
「お寿司パーティーしようと思って」
「へぇ」
「赤也がいたら喜びそうだったんだけどな」
「赤也君?」
「アイツも寿司が好きだからな」
そうなんだ
「まぁでも今回は諦めてもらうしかないね」
「そうだな」
炊いておいたご飯にお酢を切って皆に住飯を覚ましてもらって居る間にお刺身も切ったり色々と用意をしていると
「なんや随分楽しそうやな」
「やっと来たな」
「え?どういう」
「今日はお前らと俺達だけやから寿司にするんやて」
「へぇ」
「あまり興味なさそうだね」
「ない訳やないんやけど、あまりにも意外過ぎて若干驚いてる」
「そっか」
皆で一緒に夕飯を食べた後あたしは修ちゃん達と一緒に大阪へと向かうために、新幹線に乗り込んでいて
「夢姫ちゃんも一緒なんですね」
「まぁしゃーないやろ。速めに回収するもん回収して夢姫にも少しは休みを与えな倒れてまうからな」
「なるほど」
大阪のホテルに1泊だけすると言っていたのはきっと残りは別の所に行くんだろうと思っていて
「夢姫、少し寝てても構へんよ」
「んー…」
「気ぃ張ってんなぁ」
「え?」
「ま、暫くしたら寝るやろ」
起きていたつもりだったのに
「夢姫、夢姫」
「んー…?」
「起きや。大阪着いたで」
へ!?
慌てて外を見ると確かに大阪と書かれていて、白石君達も降りるようだから間違いではないのかもしれない
「寝ちゃってた」
「疲れてたんやろ。久々に氷帝も行ったしなぁ」
「だね」
きっとそれが1番疲れた原因なんだろうけど…
改札口を出ると、そこで分かれたあたし達
「ほな、また明日」
「うん」
また明日…か
「ほなまた明日な」
あたしと修ちゃん、サブちゃんはホテルに入ったけど
「ええんですか?俺が1人部屋でも」
「夢姫が1人で寝られへんの知っとるやろ」
「そうですけど」
3人部屋が空いていないという事もあって誰かが1人部屋になるという話をしていた時に
「夢姫もまだ1人じゃ眠れへんしなぁ」
「せやなぁ」
「んー…」
「夢姫の為ですわ。俺が1人で寝ますわ」
「おおきに」
修ちゃんと一緒に部屋に入ると
「お休みなさい…」
「お休み」
きっと修ちゃんはまだ寝ないんだろう。選手でありながら立海のコーチまで引き受けているくらいだ
翌朝起きた時には安定に修ちゃんに抱き着いていたくらいだから何時の間にか一緒に寝てくれていたんだろう
「おはようさん」
「おはよう…」
「行くんやろ?四天宝寺」
「行く」
サブちゃんとも合流して、朝ごはんを食べた後向かった四天宝寺では、白石君たちもいて
「あれ?」
「四天宝寺はな独特なんや」
独特?
「選手が少ないから出来る事でもあるんやけどな。中高一緒に練習してんねん」
「へぇ」
「んで」
目の前にいるのは財前君と一緒に練習をしている遠山君の姿
「あぁしていると普通の中学生だね」
「せやろ。しかもあの請われたラケット」
そう言えば…
「あれ、どうしたの?」
「あれは形見やからって持って帰って来たんやけどな。貰った人の墓に持って行ったらしいわ」
「そうだったんだ」
「屋久杉麗華」
いきなり聞こえた別の人の声に驚いて振り向くと
「久々だな」
「スペイン代表監督…」
「W杯が終われば俺は唯のあいつ等の父親だ」
越前南次郎…
「その屋久杉麗華というのは…」
「ウィンブルドンでダブルス優勝を果たした日本人選手…ですよね。屋久杉麗華って」
「そうだ。その婆さんがラケットを託した少年がいるとは聞いていた」
「それが金ちゃんやったって言うんですか」
「そうだ。だがスペインの代表選手にも婆さんに直接弟子入りさせた奴がいる」
「弟子は取らない方で有名でしたよね。それなのに」
「あぁ。だがマルスはあの婆さんにそっくりなんだよ。だから弟子入りをさせた。将来末恐ろしい選手に2人ともなるだろうよ」
「そう…ですか」
遠山君は新しいラケットも既に使い慣らしていて
「そう言えば」
「んー?」
「リョーマ君は大丈夫ですか?」
「あぁ。何ともねーよ。それにアイツはそんなに軟な男じゃねぇしな」
なら良かった。選手生命が絶たれなくて良かった…
「それに」
それに?
「俺も今年からは忙しくなるしな」
この人が忙しくなる?
「俺も来年からは青学の中等部の監督だ」
「!!」
「親子で青学にいるだなんて」
「別にアイツだけを贔屓にはしねぇよ」
ん?
「コートに立つ以上、コートに入る人間全員が選手でライバルになる。其れに打萌えれていくようじゃリョーマも其れだけの男だって言う事だ」
そっか。きっと今の青学に必要なものをこの人はこれから教えて行くんだろう
「高校も同じ様には観るように言われているが、アイツらにはまだ黙っておいてくれよ。お嬢ちゃん…いや西園寺夢姫ちゃん」
「なんで…あたしの名前…」
「まぁ色々とな。そのうち何かと会う事にもなるだろうけどよ、よろしく頼むぜ」
それだけ言って帰って行ってしまったリョーマ君のお父さんは
「びっくりした…」
「あ…あぁ」
「俺達もや」
でも何であたしの名前を知ってたんだろう?
「でも夢姫ちゃんの事、西園寺ってゆーてたな」
「確かに…」
西園寺…
「お父さんたちに聞いたら何か知ってるかな」
「どうやろうな」
「取り合えず金ちゃんから回収するもん回収せなアカンやったっけ」
「あ、そうだった」
きんちゃーん!そう呼んでくれた白石君に反応をした2人は一斉に来ていて
「珍しいですね」
「いや、今日は夢姫ちゃんが金ちゃんに用があるゆーて着てんねん」
「ワイに?」
「合宿所で貰ったバッジがあったでしょう?アレの回収」
「えー…」
「遠山君はきっとあの合宿所に戻って来る頃にはもっと強くなる。このバッジの番号じゃない可能性だってある。だから今は返して欲しい。このバッジを持つのに必要な人を見つけなくちゃいけないために」
「しゃーない…」
渋々返してくれた遠山君に
「いい事を教えてあげる」
「ん?」
「今年合宿所に呼ばれていた中学生までは既に次の代表合宿は選ばれてる。再来年テニスを続けてたら今よりも強い選手と遠山君は試合を出来るようになる」
「ホンマか!?」
「本当。だからそれまで頑張ってね」
「ワイ頑張るで!」
「そのいきや金ちゃん」
回収出来たバッジを仕舞いこむと
「じゃああたし達はこれで」
「おいおい」
そう呼び止められたあたし達に驚いた子をした選手がいて
「へぇ越知じゃん。まだテニス部に関わってたのかよ?あんだけの事をされてまだ関われるとかどういう…」
その言葉に驚きもしたけど一瞬で幼稚舎にいた頃にされたことを思いだしたあたしは震えが止まらなくて
「夢姫?」
「ゃ…」
「「夢姫ちゃん?」」
「どないしたん?」
「いやああああっ」