13
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
「でもずっとシングルスだったんですよね?」
「うん。でも4年前、お兄ちゃんとあたしがU-17の日本代表合宿に入ってすぐに試合があったの。半年前皆も試合をしたでしょう?U-25の日本代表とU-17の2軍選抜の試合」
「そう言えばやったな」
「4年前お兄ちゃんは高校1年で1番コートのトップまで登り詰めた男とまで言われたの。その時すでにほー君とジュウ君が代表メンバーとして入っていてお兄ちゃんは1年生にして3人目の代表メンバーになるかどうかの試合をした」
「は!?」
「マジかよ」
「あの時もお兄ちゃんの試合をずっと観てたけどね」
「え?」
==
4年前
「コートにいるのは氷帝の越知月光か」
「つーことは、あの氷帝のジャージを着てる子は例の義妹か」
「俺達がいる方が安全だろうに、反対側で見てやがる」
「まぁ別にいいじゃねーか」
「前に1度戦った事があるが、確かに奴の
そんな事無いくせに…
「もちろん返してやったがな!」
やっぱり。でもその言葉に反応したのは平等院君で
「ビッグサーブ?だったら俺にやらせろ!!」
コートに入った平等院君とお兄ちゃん
「テメェのサーブからでいいぜ」
「…」
「無口な野郎だ…」
「15-0!!」
「ほう…テメェも1度滅ぼしてやるよ」
ゲームは5-5とお互いに譲らない試合をしていて
「やはり流石の平等院でも越知のサーブには…」
「やるじゃねーか越知月光。無表情なテメェのサーブのコースを読むのはもう止めだ!」
「おいチビ」
「は、はい?」
「お前も自分の兄貴が滅びる姿を確りと見ておくんだな」
!?
「平等院!」
「本当の事だろうが。ならば」
ならば?
そう言った平等院君はかなり前に出て来ていて
「平等院のヤツあんな前に!?コースは消してもあの至近距離じゃ手首が破壊されちまう」
お兄ちゃんの打ったサーブはあの至近距離になってしまったからこそ打ち返されてしまっていて
「越知よ…」
「!?」
「テメェのサーブは確かに速ぇ」
「!」
「だが速すぎるが故…一度返球されれば構えすら間に合わねぇ。言わば『諸刃の剣』だぜ!!」
==
「ったくなんでそんな昔の事まで覚えていやがる夢姫」
「そりゃまぁ」
「そりゃ覚えとるやろ。合宿所にいた奴等の方が先に面識もあったしなぁ」
「「え?」」
「「は?」」
「越知兄妹が来たのは平等院と大曲が崖の上に上がってからだ」
「せっかく夢姫が俺等に心を開いたタイミングで戻って来たもんやから最悪やったで。あん時は」
「そうなんですか?」
「あぁ。試合は見る。だけど合宿所におった俺等誰にも寄り付かんくなってもうた」
「想像がつくな」
「でもどうやって今の状態に」
「高校の地区大会は地域によってやる時期がちゃうのは知っとるやろ」
「確かに」
「せやから、俺達の試合も一緒に店に来たりさせよったで。サンサンと一緒にな」
「え?キミ様?」
「サンサンは元々高校は日本やないねん。せやから大会期間中、夢姫はサンサンと一緒におることが必然的に多かったで」
「マジかよ」
「本当です。まぁ夢姫の場合どれだけ私たちが一緒に居ても平等院の試合だけは見たがりませんでしたが」
「へぇ」
「40-0!!」
「まぁ夢姫の場合何をしていても必ず種ヶ島から始まってはいますが」
「はい?」
「お兄ちゃんはほー君のあの時の言葉をまだ忘れてるわけじゃないんだよ」
「あ?」
「きっとこの先も忘れることはないんだと思うけど」
「そうかよ」
「でもほー君がそう言ってくれたおかげと、コーチがダブルスを組ませようと決めてくれたおかげもあってあのサーブを打ち続けることが出来る」
「いや返球リスクが無くなったことで越知はさらに早いマッハを打つことが可能だ」
「ゲーム日本1-1!!」
「なんだか寿三郎くん…いつもより気合いが入ってますねぇ」
「ゲーム日本2-2!!」
その後も、取られては取り返しを繰り返しているゲームで4-4まで来てしまった
「Esta?bien,Vamonos!!」
「スペインがギアを上げた!!」
お兄ちゃんが打ち返し、スペインの選手が打ち返している中
「サブちゃん『睡眠モード』入ってるね」
「あぁ」
「0-15!!」
「来たあああ!!毛利先輩の『睡眠テニス』!!」
「0-30!!」
「寝ながらゾーンに入れるもんなのか!?」
「俺に聞くなよ」
「あれが『睡眠テニス』か…ショットの
そのショットは
「嘘だろっ越知先輩をパッシングで抜いた!?」
「でも後ろにはサブちゃんがいる」
「0-40!!」
「おおーーっ越知先輩は毛利先輩を信じてあえてパスを誘ったのか!?」
「夢姫も久々に見てるだろうが」
「あぁ」
「どういう」
「こないな状況を序盤から出すことが俺達には普段ありえへんって事や。あの合宿所でも、このW杯でもそうそうに見てへんやろ」
「確かに」
「どう思うお前ら?」
「こんな序盤での寿三郎の『睡眠モード』は初めてですね」
「確かに。フランス戦でもこんな早くには出してなかったし。でもそれはつまり」
「序盤から出さざるを得ないって事?」
「
切り札…
「リスクを負ってでもポーチに出て越知が先に仕掛けなければスペインのペースに持って行かれてましたなぁ」
「奴等に切り札を隠す余裕など皆無。世界の頂点ともなればなおの事だ。奴等は常にギリギリの所で戦っている。勝つ為の選択肢を探しながらな」
「ゲーム日本5-4!!」
「日本が先にブレークした!?」
「次はお兄ちゃんのサーブ…」
次々とポイントを決めて行くお兄ちゃんに
「…来るぜ」
「…あぁ」
「何が来るの?」
「そうだよな…マスクマンJ」
「だが奴は既に攻略済みじゃなかったか?…マスクマンHよ」
お兄ちゃんが打ったサーブはマッハじゃなくて
「40-0!」
「今の一体…」
「越知はマッハに微妙にシンカー回転を加え軌道を変えたサーブを編み出してやがった」
「もしかして…」
「そのもしかしてやろうな。ダブルス選手として相棒を守るためやなぁ」
「ゲーム&1セット日本6-4!!」
戻ってきたお兄ちゃん達にレン君がドリンクを渡していたけど
「お兄ちゃんは飲まないの?」
「いつものでいい」
「「いつもの?」」
「相変わらずか」
「取ってくるよ」
「いや。そんな時間はないから夢姫ので構わない」
お兄ちゃんがあたしのデトックスウォーターをあっと言う間にとって飲んでいて
「いったい」
飲んだ後、再びコートに行くと
「変わらないねぇ越知君は」
「どういう事なんです?」
「徳川先輩も知らないんですか?」
「あぁ。普段越知さんは水しか飲んでいないからな」
「越知君はこういう大きい大会や遠征は全部夢姫お手製のデトックスウォーターを飲んでいることが多い。元々、越知も夢姫もあまり甘すぎるものを好んでいないという事もあるだろうが」
「そうなんですね」
「夢姫ちゃん」
「用意してきていいですか?」
「勿論。何かあったら叫ぶんだよ」
「はぁい」
飲み物を持って戻って来ると
「越知さんは毛利の成長をずっと待ってましたからね」
「ようやくベールを脱ぎやがったかツインタワー」
「1セット目の先取で試合を優位に進められますなぁ」
「でも油断は禁物だよ」
修ちゃんの隣に戻ると
「何やあの2人」
「ん?」
「夢姫も見てみぃ。油断どころか
だけどその打った打球ですら返されていて
「【空】の共鳴…『
「ゲームスペイン1-0!」
5-0までゲームをスペインに取られてしまったお兄ちゃん達
「スペインも本気を見せて来たって所かな…ほー君」
「だろうな」
「
「お兄ちゃん達の
「まさか日本ペアが能力共鳴を使うタイミングを待って居たとしたら、このスペインダブルスやばすぎる…」
サブちゃんが打とうとした打球もお兄ちゃんが打ち返そうとした打球も
「嘘やろ。打球が雲みたいに…」
「消えた!?」
「【雲】の共鳴『
「成程」
「え?何が成程なの?育人君」
「恐らく4種の能力共鳴は、【空】【雲】【星】【月】の4つでしょう」
「じゃああと2つもあるの…?」
「ただ私も見るのは初めてですが」
「ゲームスペイン2-0!!」
3ゲーム連取されてしまったゲーム
「拙いな勢いを止めらんねぇな」
「夢姫」
「修ちゃん…」
「ツッキーの試合見るんやろ?勝っても負けても」
「うん」
コートではお兄ちゃんがサーブのようで
「テメェが3年間磨いてきたソイツで流れを引き戻せ!」
ほー君の願いも虚しく
「お兄ちゃんの『マッハ』が返されちゃった…」
「0-15!!」
「0-30!」
「そんな焦った顔もするんだな。越知月光」
え?
5-0までスペインにゲームを取られてしまったお兄ちゃん達