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夢小説設定
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その言葉に反応したのもやっぱり、立海の皆で
「じゃあ…」
「12年もされ続けて来たって言うのかよぃ!?」
「そうなるね。ただもっと酷くなってきたのはあたしが氷帝の幼稚舎に入ってから」
「「え?」」
「家にいれば祖父母や両親。それとお兄ちゃんが一緒にいることが多かったあたしにとって手が出せる時間なんて早々にあるはずがない。だけど幼稚舎に入れば必然的に同じ学校内にいるとはいえ、別々の時間が増えることになる。越知の家にいる使用人は其れを狙ったのかもしれない」
「どういう意味だ」
「標的を変えないまま実行するのを自分がするのではなく自分の子供にやらせてきたの」
「な!?」
「勿論やってきた相手は最初は悪意なんて無くても幼稚舎の制服で見えない所ばかり狙って来ていてね」
「「夢姫」」
あたしが話しているのを止めたのは、跡部君とせーちゃんで
「?」
「最初から制服で見えない場所にしてきている時点で」
「それは悪意がねぇんじゃねぇ。最初から悪意が有んだろうが」
「…っ」
「第一、宍戸達と」
「同じクラスになったことがないから」
「あーん?」
「マジかよ」
「それに悪意があるって分かったのも幼稚舎の3年生になった時からだよ。本当嫌になるくらいやってくる人間とは3年間同じクラスなのに亮君達とは1度も同じクラスにならないんだもん」
「教師もグルだった可能性があんのかよ」
「でも幼稚舎に上がった時、登校時間はお兄ちゃんと一緒に行ってたしお兄ちゃんがクラスまで送ってくれてたんだけど放課後はそうもいかないでしょう?」
「確かに。放課後はクラブ活動もあるしな」
「そう」
「あの先輩って」
「ずっとテニスだよ。幼稚舎のクラブ時代からね。だから放課後は亮君やがっ君達と一緒に帰ることが多かったの」
「へぇ」
「でも、ずっとお前俺達の事苗字呼びだったもんな」
「え?」
「は?」
がっ君の言葉に驚いているのは跡部君たちも同じ様で
「でもいつだっけか。幼なじみなのに苗字って変だよなって話になって慈郎なら呼べんじゃねぇ?ってなったのに呼べなくて俺達よりも近所の宍戸なら呼べるんじゃねぇかってなって」
「まぁそれでも大分時間がかかって呼べるようになったのも」
「りっくんだったね」
りっくん呼びに噴き出したのは聞いていた皆で
「「り…りっくん…」」
「宍戸って苗字のイメージが強いからな」
「そうなんだよな」
「んでもってそのりっくん呼びを氷帝でしたもんだから流石に恥ずかしいからやめろって言ったら今の呼び方になったわけだ」
「へぇ」
なんかイヤな予感がするのはあたしだけだろうか
「お前でも早々に学校に来なくなったよな」
「え?」
「幼稚舎の3年生の時に日に日にボールやラケットを当てられることもエスカレートしたの」
「な!?」
「やってきた張本人たちは今はもう氷帝にはいないと聞いているけど、もし氷帝に通ったままいたら?あたしはきっとまだ同じことをされていたかもしれない。それだけじゃない。きっとあたしは氷帝を辞めてここにずっと引きこもっている生活をしていたかもしれない」
「な!?」
「それだけじゃない。氷帝での調理実習があった時もそう。あたしが、誰の娘か分からないからと一緒に作った食べ物でさえあたしの目の前で捨てられたりもしたわ」
「じゃあ、海原祭で言ってたのって」
「本当の事だったのかよ」
「嘘は言わないよ。だから皆にも最初から食事を作るつもりなんて無かったし、海原祭でも作るつもりなんてなかった」
「!?」
「だから最初に話した時せーちゃん達には話をしたでしょう?」
「言っていたね。でも食事は俺達の体作りの資本だ」
「そうだね。ここにいるシェフの人たちが作っても夢姫ちゃんが作っても、僕たちはそんな無碍なことはしないよ」
!?
「例えそれが他校であっても、同じ学校であってもね」
フフとそう言ってくれた不二君
「というよりも、青学だけじゃないだろうけどたくさん食べる選手はいるだろう?」
「いることはいる」
「美味かったすよ!夢姫さんの作ってくれる飯!」
そっか
「でもエスカレートしたってその料理を捨てただけじゃ」
「言ったでしょう?ラケットやボールを自分の制服からじゃ観られない所に当てられると。亮君達は知ってるけどあたしが泳げない事を」
「あぁ」
「泳げないのか」
「うん。氷帝の幼稚舎の裏にプールがあったの。そこでストレッチをしている最中後ろから突き落とされて、顔面からプールに飛び込む形であたしがプールにおぼれたの」
「な!?」
「だから今でもプールは苦手だし泳げない。まぁそれは海に行っても同じことだけど」
「お前さんが溺れたのを助けてくれたんは」
「お兄ちゃん。幼稚舎の裏にあるプールは中等部からも見える所でね」
「え?」
「中等部の職員室からも見えるようにはなっているの。たまたまお兄ちゃんが見つけてくれて助けて貰った」
「そうなんだ」
「で、そこから幼稚舎にいればいつかあたしは幼稚舎で殺されるかもしれない。そんな恐怖が芽生えて次の日一緒に来た車の中で、お兄ちゃんに『幼稚舎の中に入りたくない』そう言ったわ」
「な!?」
「お兄ちゃんも無理して通わなくてもいいと中等部に行ったお兄ちゃんが先生に掛け合ってくれて幼稚舎での課題を中等部でやると言う形で特例として中等部にはいた」
「は?」
「驚いたでしょう?」
「あぁ」
「でも、中等部でも問題が起こってね」
「「問題?」」
「幼稚舎であたしにラケットやボールをぶつけていた人の兄弟が中途部にいて、お兄ちゃんが中等部に入ってすぐに部長になったのも気に食わなかったのかあたしにラケットを背後からぶつけてきて気を失ったわ」
「な!?」
「気が付いた時には既に真っ暗な室内で昼間七日夜なのかもわからない。極めつけは手足も縛られている最悪な状況で暗闇に閉じ込められたの」
「何だよ…それ」
「それも見つけてくれたのはお兄ちゃん。でも中等部で起こる前に幼稚舎にいた時にもあたしは1度閉じ込められていて、その時も見つけてくれたのは榊先生だったの」
「!?」
「そもそも中等部で可笑しいと思ってくれたのは榊先生」
「え?」
「いつも言っている時間帯に来なかったあたしを不思議に思っていたらしくて、お兄ちゃんに話を聞きにも言ったってお兄ちゃんに言われたの」
「まじか」
「そこから暗闇も駄目になった。でもお兄ちゃんがテニス部で一緒にいる時間も長かったのもあってお兄ちゃんが中等部にいる間はマネージャー業務もしてたの。そんな時に榊先生に今後もお兄ちゃんのマネージャーをしていくなら資格をとったらどうだっていう話を持ち掛けて貰ったの。確かに資格を取ればどこに行ってもお兄ちゃんのサポートが出来るって思って先生の話を飲んで取ったのが今の資格」
「マジか」
「