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夢小説設定
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今までのファイルを抱えながら見ていると
「向こうの流れ止めれぇへんとマズイですわ…」
「『君島抒情詩』に惑わされず自分の感性を信じるべきだ毛利」
「そう言えば」
「うん?」
「さっき言っていた過去のU-17の用紙って言うのは」
「あぁ…誰にも見せる予定なんてないんだよ。この用紙は」
「え?」
「だってあたしの宝物だもん」
「「宝物?」」
「うん」
お兄ちゃんの本来の実力がNo4だったように。サブちゃんが最初からNo10なはずがないの
「ツキさん…あとは頼んます」
「始まるよ。サブちゃんの『睡眠テニス』」
「フゥアー~~っ俺は
「チッついに『睡眠テニス』を俺等にも…」
「そう本気で来て貰わなきゃ困ります」
「ドリンク用意して来なきゃ」
「え?夢姫ちゃん?」
コートを離れると
「一体何で」
「そっか2人は知らないね。このトーナメント勝っても育人君は試合には出られない」
「え?」
「どういう」
「決勝トーナメントの選手登録は既に締め切られてる。でも篤君がこのトーナメントに育人君と出るという事はどれだけ勝っても育人君は出られないの」
「な!?」
昨日の夜2人が話していたのはこの事なんだろうけど
「夢姫」
「ほー君、ジュウ君」
「自分の兄貴の試合位ちゃんと見ておいてやれ」
「昨日の夜アイツらがなにを話してたのかは想像がつくが」
「
伊達君の出場枠を削ってまで出てくれている篤君だって相当辛いはずだ
「ゲームセットウォンバイ…越知&毛利ペア7-6!!」
「越知先輩達がNo上位の君島さんたちを」
「なんだお前らは夢姫から聞かされてねぇのか」
「いや持っているはずですよ。過去のNo表を」
「あれは誰にも見せないって決めてる」
「確かにそう言っていたが」
「確かにあれはお前が宝にしてるからな」
「うん」
はぁ…とため息をついた育人君は
「同じものがまだあるでしょう」
「ううん、ないよ。だってこれは修ちゃんがくれた大事なものだもん」
「こういう時まで種ヶ島ですか」
「当然」
「一体」
「
「役目は果たせた?」
「いいえ…彼はこの時を息を潜め待って居たんですよ。相棒の成長を!」
「だが夢姫には酷だろ」
「どういう」
「ダブルス1は越知と毛利。ダブルス2は種ヶ島と大曲の試合。どっちも捨てがたい試合だろ」
「確かに」
「ううん、修ちゃんと竜君の試合、見るよ」
「あ?」
だってほー君とジュウ君はこのスペイン戦には出ない。この試合に勝っても出るのはお兄ちゃん達だ
「3年ぶりくらいじゃない?修ちゃんと竜君が試合をするのなんて」
「まぁ、そうですね」
「久々に見られるんだもん。そっちを見に行くよ」
「そうですか」
「問題ない」
「じゃ、行って来るね!」
「あぁ」
「あら夢姫ちゃんやないの」
「ホンマや」
「皆も見に来てたんだ」
「あぁ」
「せやけど、意外な組み合わせやな」
あたしとしては組み合わせはどうでもいいんだけど
「なんや嬉しそうやな彼女」
「確かに」
修ちゃんと目が合うと、一瞬驚いた顔をしていて
「竜次と本気で試合って…3年前合宿で会うてすぐやったな」
「勘弁しろし。あん時は崖の上送りにしてくれてあんがとよ」
「何言うてんや。俺は今回も崖の上の奴等の練習にも付き合うたで」
「あ?」
「夢姫と一緒にな」
「おいおい。また行ったのかよ」
「当然やろ?」
流石修ちゃん
「明日の夢姫とのデートの為にはそら頑張らなあかんやろ」
「!!」
「へいへい」
試合が始まって白石君は遠山君の苦手そうな場所にばかり打っていて
「竜次…堪忍な。どーしても決勝戦で奴の晴れ姿拝みとうてな」
「随分と後輩想いなこった」
遠山君の弱点を知り尽くしている同じ学校だった白石君に攻めさせているのはきっとダブルスを覚えて欲しいから
「やっぱオメェは敵になるもんじゃねーな」
「え?どういうことなん?」
「
「頂き☆」
次々と決めていく中
「ゲーム大曲&遠山1-4!!」
「全く…同じ代表選考なのにこんなに冷や冷やするんだろう」
「仕方ないだろ」
「ほー君にジュウ君」
「これがアイツらの出した答えなんだからよ」
そうだけど…決勝戦、修ちゃんと竜君で出て欲しかったな…
「ほー君たちは試合終わったの?お兄ちゃん達との」
「あぁ。俺達の負けだ」
そっか
「だが俺達が勝ってもアイツらが出る事には変わりはなかったがな」
「だね」
「恐いわぁ竜次…もう次々と
「ほー君」
「なんだ」
「明日修ちゃんとデートしてくるね」
そう言ったあたしの言葉に噴出したほー君とジュウ君
「汚い…」
「おま…」
「ただの出かけじゃねぇのか」
「ううん。だって試合する前に修ちゃんが言ったもん」
「マジかよ」
「お前らのお陰で金太郎のダブルスの穴は塞がったし、んじゃ俺らのダブルスおっ始めろし金太郎!!」
「あいよ!!」
5-5にまでなってしまったこの試合
「お前はどっちが勝ってもきっと善いんだろうな」
「え?」
「D1には越知と毛利で兄貴が出る。このD2で大曲が勝ってもお前は種ヶ島の隣にいるんだろ。でも種ヶ島が勝っても他の奴等と一緒にいる」
「だね」
タイブレークに入って動いた修ちゃんに
「どけし金太郎ぉ!!」
「え?」
「『三寸鬼瓦』」
あれ…なに?
「『巳減無』を破ったぁ!!」
「ほー君何か知ってる?」
「大曲は3年前種ヶ島に崖の上送りにされてから奴の『無』を攻略する為特訓していた。ただお前には見せていなかっただけで」
「そうだったんだ」
「滞空時間の長い『未生無』にも…」
「『双竜掻き落とし』!!」
「あ…」
修ちゃんがいない…
不会無を使った修ちゃんが打った打球も返して来たのは遠山君で
「お、お前」
「ゲームセットウォンバイ…大曲&遠山ペア7-6!!」
修ちゃんが…負けた…
「ったく何で種ヶ島が負けただけで泣くんだよお前は」
「だって…」
コートの外に出ると
「負けねぇ男が遂に負けたな種ヶ島」
ほー君と一緒に泣きながら修ちゃんの所に行くと
「ホンマに
そう言った修ちゃんに抱き着くと
「夢姫がお前が負けただけで泣きやがった。本当はスペイン戦夢姫はお前と大曲で出て欲しかったんだろうよ」