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夢小説設定
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ほー君とジュウ君からエントリー表を預かって歩いていると
「ええーーーーーっ」
なんて大きな声が聞こえてきて
「何騒いで…」
「わりぃな夢姫。だけどよ聞けよ夢姫」
「何を…」
「キテレツが先輩2人からラブコールだぜ!?明日絶対雨だろぃ!!」
「2人?1人じゃなくて?」
「失礼ですねアナタたち…」
「いいじゃない?ほー君に六角の監督にしでかした話をしていないだけで。まぁ監督は知ってると言え監督がほー君に言っているとは思えないですけどね」
「相談に来たのは間違いでした」
「あ、悪い悪い」
「で?誰からお誘い受けてんの」
「君様と大曲先輩だと」
ふーん…
「キミ様と組んだ方が決勝に出られそーな気もするけど…大曲先輩もNo6のバッジ持ってるしキミ様より強いかもだし…うーん」
「煮え切りませんねぇ」
「まぁあたしは大人組が誰と組んでも自由だしお兄ちゃんはサブちゃんと既にエントリー済みだし」
「「は?」」
「毛利先輩既にエントリーしてんのかよぃ」
「してるよ?当然。でももっと凄い情報」
「なんだよぃ?」
「次のスペイン戦、大人組2人は確実に出ないって言われてる」
「2人?」
「ほー君とジュウ君」
「マジかよ」
「まぁ、育人君に声をかけてみるのも有りと思うけどね」
「え?」
「育人君ダブルスの相方決まってないみたいだし、竜君は白石君にもお願いされてたからどうか分からないし」
「種ヶ島先輩は」
「白石君と組んでる」
「マジかよぃ」
「ではアナタも君島先輩にお願いしてみなさいよ」
「一緒に行ってもいいよ?」
「いやいや無理。恐れ多いだろぃ」
「そう?」
「俺なんか足手まといに…」
ならないと思うけどなぁ
「自信を失くしてるんですか?みっともないですねアナタ」
「!?」
「天才的じゃないんですか?」
「俺は皆と違ってまだ試合に出られて無ぇだろぃ。正直自分のテニスが世界に通用するのか…このメンバーの中から自分が選ばれる訳ないと思ってたのも事実」
「確かにバケモンばかりですからね」
「でもこの試合で出られない大人組がいるのも事実」
「え?」
「大人組からは4名。中高生から3名。補欠選手が入って8名」
「だから修ちゃんは高校生の白石君とダブルスを組んだの。竜君と一緒に出るっていう手もあったのに。大人組ばかりが出てしまう可能性があるからって」
「じゃあ大曲先輩が私に声をかけて来たのは」
「修ちゃんの相手がすでに決まって居るから。でも」
「でも?」
「それは皆も同じ条件でしょ?出られる選手もいれば、出られない選手もいる」
「あぁ」
「俺も自分なりに準備はしてきたぜ」
「そう?」
翌日
「皆さんのエントリーの結果各ブロック4組ずつに別れました」
「ただし、商社が大人5名以上となった場合は獲得セット数や獲得ゲーム数、ポイント等の得失点差を計算し…」
なんてコーチが話しているにもかかわらず
「ええい面倒くさい事は後回しじゃ!2回勝った奴らが決勝に出る以上!!決勝スペイン戦の出場メンバーは己の手で掴み取らんかい!」
それぞれのブロックが一斉に第1試合が始まって
ダブルス2の予選ブロックで早々に
「ダブルス2出場枠の第1試合丸井ブン太&木手永四郎ペアVS種ヶ島修二&白石蔵ノ介ペア!!」
「キテレツの野郎大人の俺らの誘いを蹴って」
「仕方ありませんねぇ。また交渉決裂してしまいましたが、あのダブルスには不思議とスター性を感じます」
「だけど、修ちゃん達も強いじゃん」
そんな中他のコートでも着々と試合が始まっていて
「ダブルス1ブロックの第1試合中河内外道&袴田伊蔵ペアVSマスクマンH&マスクマンJペア!!」
「「マスクマン?」」
「夢姫は何か知っていそうですが」
「知ってるけど、答えることが出来ないから」
「先に口止めされていましたか」
口止め…
「そうだね。でもあたしはダブルス1のお兄ちゃんの試合が始まるまではこっちを見てるって決めてるから」
「そうですか。では越知たちの試合が始まるころに声をかけましょう」
「ありがと」
「ゲーム木手・丸井3-3!!」
「おいおいマジかアイツら‥修二と白石相手に互角かよ」
「随分と飛ばしてるように見えるなぁブンちゃん」
「キテレツまだだかんな」
まだ?
「仰せのままにブン太くん」
「厄介なコンビですね」
「一筋縄じゃ行かへんようやな」
なんて話も聞こえて来ていて
「では夢姫。そろそろ行きますよ」
「はぁい」
ダブルス1の試合をしているコートに行くと
「ゲームセットウォンバイマスクマンH&マスクマンJペア6-0!」
「凄いよ怪我人なのに…」
「あの2人別格過ぎる」
「続いてダブルス1ブロックの第2試合君島育人&遠野篤京ペアVS越知月光&毛利寿三郎ペア!!」
「ツキさん夢姫観に来とりますよ」
「問題ない。種ヶ島が勝つと分かって居る試合だから来たんだろう」
「さすがお兄ちゃん」
肩や反対に驚いているのは大石君と乾君で
「遠野先輩と君島先輩のダブルスが復活!?でも再エントリーってもう…」
「いや遠野先輩は昨夜三船監督に直談判に行ったらしい」
「あの監督が規則を破ったって事?」
「さあそこまでは…彼女なら何かを知っているんだろうけど」
「彼女?」
乾君が指をさして来たのはあたしで
「まずお兄さんしか見えてない気もするが」
「そんなことは無いよ」
「!?」
「篤君が出ると知ったのは今日だよ。あたしも」
「え?」
「でもいきなり強敵との対戦だ」
「強敵…かぁ」
「夢姫は我々の過去のU-17のNo20までのメンバーの用紙を持っていますよ」
「え?」
「この番号のままなんじゃ」
「なわけないでしょ?」
「ゲーム6-6!!12ポインツタイブレーク!!」
「お兄ちゃん…」
やっぱりダブルスじゃなくてシングルスの方が…
戻って来ていたお兄ちゃんにラケットで頭をポンとされると
「変な事を考えるな夢姫」
「でも」
「今はアイツの成長をさせる時でもある」
「分かった」