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夢小説設定
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日本代表宿舎に戻って来てすぐ
「アンタに頼めた義理ではない事は分かって居る。でも俺は、もっと強くなりたいです!」
「いいだろう徳川」
ほー君とカズ君が真剣な話をしているのが聞こえて来てしまい、邪魔をする訳にもいかないので裏口から宿舎に入ると
「おや」
「なんでそんな場所から」
「ほー君とカズ君が真剣な話をしてるの邪魔したくなくて」
「なるほど」
決勝戦までは後2日。
翌朝
「あの子たち本当にドイツに勝っちゃうなんて」
「きゃつらには驚かされっぱなしだな」
「はい」
「でも、なんで夢姫は眠そうんでしょうか」
「平等院がコートに倒れ込んだのがショックで修さんの所でずっと泣いていたらしいよ」
「おやおや」
「じゃあ彼も」
「いや、彼は普通に練習。いつもの感じでスルーしてたんじゃないかな」
「なるほど」
「では夢姫」
「ぁぃ…」
「寝てきて構いませんよ」
「でも…」
「その状態でコートに行かれても選手が心配するでしょうから。少し寝て来なさい」
「ぁぃ」
「夢姫が起きて来次第奴等をコートに集めさせろ」
ロビーから歩いていると
「あれ?」
「夢姫だな」
「だがなんであんなヨロヨロしてんだよぃ」
「ホンマや」
なんて聞きなれた声が聞こえて来ていても返す気力もない
「おい夢姫。何をそんなよろよろと歩いておるのだ!確りと歩かんか!!」
「うるさ…」
「何?」
「あらら」
「先輩は止めないんですか?夢姫があんな状態でも」
「止めへんよ」
「しゅーちゃぁん…」
修ちゃんにくっつくと
「ほらな」
「子供の様だね」
「まぁ、俺達よりも修二の方が夢姫と一緒にいる時間が長いからな」
「眠いんやろ夢姫も」
「「眠い?」」
「昨日だってそんなに遅かったわけでは」
「しゃーないやろ。遅かったわけやないのは俺らも同じや。せやけど夢姫は俺達よりも長かったんやろ」
あたしを抱えてくれた修ちゃんは
「どういう」
「スイスのアマデウスの話を聞いた後に平等院がコートに倒れたんや。恐怖やったんやろずっと泣いとったしな。今日の寝不足はそっから来とるものや」
「!?」
「ねむい…」
「寝かせたるから少し我慢しいや」
きっと修ちゃんの事だ。お兄ちゃんか修ちゃんが寝ている部屋に連れて行ってくれるだろう
「お前らは想像できへんやろ」
「え?」
「夢姫が泣いてるの」
「はい」
「コイツはな氷帝であったことも実家であったこともあって声を出して泣くことはほとんどせん。ましてや俺は今アツと同じ部屋で竜次やない。せやから余計に今回もずっと声出さへんで泣いてたんや」
「ホンマかいな」
「修二」
「あぁ。夢姫の奴もうほとんど寝とるな。ほな俺の部屋で寝かせてくる」
「そうしてやれ。アイツもネテルコイツがいれば起こしもしねぇだろ」
「そうやろうな」
==
起きた時には修ちゃんの部屋で寝ていて
「しゅーちゃんの匂いだ…」
「どんな匂いだよ夢姫」
「篤君?」
「他にいたらこえーだろうが」
確かに…篤君が2人いても怖いかも
「コーチどもからの連絡だ」
「コーチから?」
「お前が起きたら集合を懸けるとよ」
そうなんだ…
「そんでもって俺もこの代表選には参加する」
「え?」
だって、もう参加エントリーは…
「あのなぁ俺も伊達に日本代表してねぇよ。ただ煮え切れねぇだけだ」
「そっか」
大人組は皆ダブルスが出来る人材でもあるけど
「夢姫」
「うん?」
「お前に聞いておこうと思ってな」
あたしに聞いておくこと?
「俺達が代表合宿を出る時、お前はどうするつもりだ」
「え?どうって」
「お前が今の中高生のガキどもに寄り付いてねぇところを見るとまだ警戒してんだろ」
「まぁ…」
「お前、自分が合宿所を出る時は越知や俺達が出る時だって言ってたが今は如何なんだよ」
「わかんない…」
「あ?」
「分かんないよ…あたしも」
「そうかよ。だけどな」
だけど?
「立海の奴等だけじゃねぇ。他の代表選手だっているしその分の学校もある。俺達がそうだったように」
「うん」
「これは俺の考えだ。立海の奴等があの合宿所からお前を出すとは思えねぇからな。その時立海だけじゃねぇ他の学校の奴等にも心を開いていた方が、俺達がいなくなった後でもいいんじゃねぇかと思っただけだ」
皆がいなく…なる…
「別に直ぐにいなくなるわけじゃねぇ。だけどお前もそう言う覚悟をしておいた方が良いぜ夢姫」
「うん…」
篤君と一緒に外に出ると
「おいおいなんで夢姫の奴泣きそうなんだよ」
「遠野君が何かを言ったんでしょう。夢姫があんな顔をする時は大体何かを言われた後ですしね」
修ちゃんは前の方にいるしお兄ちゃんの方に駆け寄ると
「寝てきたようだな」
「うん…」
「何を言われたか知らないが」
お兄ちゃんのジャージを掴むと篤君とそんな話をした事を話すと
「まぁ何れはそうなるでしょう。ですが夢姫、貴方は我々の妹でもあるわけです。そう簡単にいなくなるはずがないでしょう」
「本当?」
「えぇ。遠野君の言い方がよろしくないだけです」
そっか
皆がそろったタイミングで監督とコーチも出てきて
「攻略不可能と言われたドイツを倒したお前らの強さは、試合の中で成長する事だ。ならば決勝を前にしてやる事は1つじゃ」
「これからU-25W杯決勝メンバー決定戦を行う!」
決勝メンバー決定戦…を行うという事は監督やコーチが決めるわけではない。という事が事実上発表されたようなものだ
「諸君にはシングルス3枠ダブルス2枠。好きなブロックに各自エントリーして貰いそれぞれの枠でトーナメントを行ってもらいます。各ブロックの優勝者が決勝戦の出場メンバーです」
「か…勝てば日本代表として」
「決勝のスペイン戦に…!?」
「また随分と大胆な事を」
「監督の考えそうなことだが」
「お兄ちゃんはダブルスだもんね」
「あぁ」
「君たち誰にでもチャンスがあるという事だよ」
「エントリー締め切りは明朝7時とする。我々か夢姫に申し出て来い」
「代表の座は己の力で掴まんかい!解散じゃ!!」
早々にお兄ちゃんとサブちゃんはダブルス1で出ると言って来ていて
「分かった」
皆も考える時間が欲しいと言って来てる選手も多くいる
「夢姫も自由にして来い」
「そうする」
修ちゃんの所に行くと竜君も一緒にいて3人で外に出ると
「修二…お前、シングルスとダブルスどっち狙ってるよ?」
「ん~~せやなぁ」
「あたし的にはどっちも見たいけどね?なかなか修ちゃんのシングルスが見られるわけでもないし、竜君とのダブルスなら昨日のダブルス見たくヒヤヒヤしないで観ていられる安心感もあるけどね」
「そうかよ」
「出ない奴は」
「ジュウ君とほー君は出ないって聞いてる。お兄ちゃんはサブちゃんとD1に既にエントリーしてる」
「はえーな、アイツら」
「うん。というよりも最初から決めてたみたいだし」
「そうかよ」
上を向いた修ちゃんは
「ノスケやーい☆」
ノスケ?
上を向くと白石君が其処にはいて
「あ…種ヶ島先輩に皆も一緒におったんですね」
「お前はどないするん?」
「お…俺は四天宝寺の部長としてやり残したことがあると言えば」
「やり残し?」
「あぁ。去年までにやり残したのは金ちゃんの事なんや。なんで、今回金ちゃんとダブルス…」
そう言った白石君をみた修ちゃんは
「ノスケ…俺とダブルス組もか?」
「修ちゃん!?」
「え?」
「勘弁しろし俺は?」
「俺と竜次で組んでもええんやけど…夢姫も安心して見られるのも確かに俺と竜次やろうけど」
「うん…」
「俺達大人組ばっか勝ち上がっても4人までしか出られへんしな」
「あ…」
「それやったら中高生と大人ダブルスでエントリーしといたほうがええんちゃうか?
ツッキーが毛利と組んで出るってエントリーしとる時点ですでに高校生と大人で組んでるのと同じや」
「大曲先輩」
そうだけど
「確かにな。じゃあ俺はキテレツにでも声かけてみるし」
「竜君、白石君何か言いたそうだよ」
「ん?」
「お願いがあるんですけど」
宿舎に戻ってくると、ジュウ君とほー君が何かを話していて
「体の具合はどうだ?」
「完全に回復するまでには数日掛かるが、『阿頼耶識』は身体がどうこうなる技じゃねぇ。キサマと違ってヤワな鍛え方はしてねぇよ」
「そりゃお生憎様だな。俺も検査の結果骨に異常はなかった」
「大丈夫だったの?」
「あぁ。筋を痛めただけだとよ」
「それでも十分以上だからね!?」
「あぁ」
「このゴリラが夢姫に心配かけさせてんじゃねぇ」
「お前に言われたくねぇ!!」
それはジュウ君に激しく同意だけど
「それより明日の試合だが、すでに試合には出ねぇが」
「うん。そう言ってたね」
「黙っておけよ?夢姫」
「うん?」
この名前で登録をすると書かれたエントリー表
「本気?」
「あぁ。後輩育成のためだ。仕方ないだろ」
「分かった」
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