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夢小説設定
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「お兄ちゃん、あらじゃしきって」
「阿羅邪識。仏教用語だった気もするが」
「夢姫。後で教えて差し上げますよ」
「え?」
「今は平等院の試合を見届けましょう」
「あ、うん」
「諸行無常と知れ…」
だけどボルク選手も
「全て返すつもりだぁ!」
「問答無用!」
「ゲーム日本7-6!」
歓喜に沸いている皆と不安で押しつぶされそうなあたし
「現役最強プロ相手に…」
「勝負は最終セットに!」
「夢姫。冷やしたタオル持ってきてやれ」
「はいっ」
裏方に行って冷やしておいたタオルを持ってくると既にほー君はベンチに座っていて
「ほー君」
「悪いな夢姫」
「ううん…」
タオルを目に当てていると
「大丈夫なのか?平等院!?とっくに限界超えてんじゃ…」
「鬼よ…火のついた
「ほー君?」
「越前リョーマと徳川を俺の前に呼べ」
「いいけど」
リョーマ君とカズ君にほー君が呼んでいることを伝えると
「滅びたとて蘇ることの出来ない奴は所詮そこまでだ。日本を任せたぞ!」
「!!」
ほー君が中学生のリョーマ君とU-17代表のカズ君にそんな事を言うなんて思いもしなかった
「夢姫」
「うん?」
「もっと立海の奴等だけじゃなくて他の奴らの事も見てやれ。今のお前なら出来んだろ」
「でも」
タオルをあたしの頭にかぶせたと思ったら
「何があっても俺達はお前の兄貴に変わりはねぇよ。妹の返歌に気が付かねぇ俺達じゃねぇ。それだけの時間を過ごしてんだろ」
「うん」
「行って来る」
「行ってらっしゃい。鳳凰くん」
「あぁ」
ほー君とボルク選手がコートに入ったことで運命の最終セットが始まってしまった
静まり返った会場からは彼らの鼓動すら聞こえてくるようだった
「夢姫が話しただろ。千葉にアイツを送り出したと」
「あぁ」
「さっき奴を『阿修羅の神道』に入り精神を自在に操れるよう命じたと言ったが奴は門を開けたが暗い横道を見つけその奥で『無没識』を会得し帰って来おった。夢姫が阿久津に似ていると言ったのはアイツがその片鱗を見せていただけじゃ」
「!?」
「まさに命を削る馬鹿者が日本を率いていたとはな!」
「4年前戻ってきたほー君が言っていたのはその話だったんだ」
「ん?」
「内容までは話してくれなかったけどほー君が『岩を置いて開けっ放しにして来た』って言ってたから」
カズ君に日本を託したのは
「だから平等院は敢えてお前の精神が壊れる程の壁となったんじゃ!!」
「カズ君に強くなってほしかったんだねほー君も。本当いつも分かりにくいよね」
コートの中では
「あれは!?」
「手塚ゾーン!?」
「いや違う!これは」
コートの中には竜巻の様なものが出来ていて
「ほー君!!」
「平等院の海賊が消滅する!?」
竜巻の中に飲み込まれてしまったほー君に
「約束しろ平等院。必ずプロに上がって来給え」
「否!!」
打ち返した球は相手のコートに入っていて、それも拾っているボルク選手もなかなかだろう
「これが俺の求めていたテニスだ!」
ボロボロになっているほー君は
「ボルクよ。お前はこの試合に何を懸ける?」
ほー君の目はまだ諦めていない様で
「俺達は…全員で命を懸ける」
「まさか現役最強プロ選手相手に」
「互角以上の戦いを繰り広げる男がいるなんて」
お互いに譲らない試合は
「
「!!」
そんな中
「『無限の竜巻』を打ち破った!!」
ボルク選手も打ち返して来た時にはほー君はコートで既に横たわっていて
「…もう、いやだよ…」
「夢姫、よく見てみろ」
「え?」
コートを見るとボールはボルク選手の方に入っていて
「ゲーム&マッチウォンバイ…平等院!!」
か…ったの?
「聞こえるか?キミの勝ちだ」
「U-25W杯準決勝ドイツVS日本は3勝2敗で日本の勝利!!」
コートを出て、外に行くと
「やぁ」
「!?」
声の方向にはドイツの選手がいて
「なぁ、なんでこんな女に」
「しかも情報が全くないんでしょ?」
「だが彼女の食事はバランスが良いのは事実だ」
手塚君以外、誰も分かんない状況でいると
「おいおい」
「俺達の妹、勝手に勧誘すんなし」
日本代表の大人組も合流していて
「俺達は彼女に用があったんだけどな」
「悪いな。コイツは誰に頼まれてもやらねぇし、やれねぇんだわ
それに今コイツをドイツの方に連れて行ってもお前らには何も作らねぇし、何もしてくれねぇよコイツは」
「どういう」
「コイツはそう簡単に何でもしてくれるような女じゃねぇって事だ。現に」
竜君達と少し離れた場所にいる修ちゃんを発見
「お前は相変わらず修二か」
「勿論!」
「行ってこい」
「行って来る!」
「マジかよ」
「同じ日本人がいるドイツに見向きもしてねぇのが何よりの証拠だ」
なんて話していると
「チャイ」
「修ちゃん!行こうと思ってたのに」
「そら残念。せやかて夢姫の事をあの女扱いするような男がいるような国じゃ夢姫は誰にも心は開かんやろ」
「だろうな」
「お前ら。帰んぞ」
「はいはい」
「はぁい」
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