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夢小説設定
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「赤也の『集中爆発』状態は息を止めて無酸素で動くことで集中力を限界まで引き出しているようだ」
厳戒…まで
「保って10秒が限界だろう」
「という事は1ラリー5・6球でポイントを取らなきゃダメって」
「そんな無茶な…」
「赤也が『天衣無縫』に勝つ為には全ポイント10秒以内に決めなくてはならない」
その言葉が聞こえていたのか
「上等だぜ」
「赤也君?」
赤也君の持っているボールの持ち方をあたしは知ってる
「どこを狙うつもり」
「え?」
「あの持ち方、去年と同じでしょう」
「!!」
「そこまで見ていたのか夢姫」
「一応は」
そんな中でも
「ゲーム日本2-2!!」
2ゲームを赤也君が取っていて
「後で来る反動が凄そうだけどね」
「あぁ」
「まぁ修ちゃんが何も言わず任せてる当たりまだいいんじゃない」
「どういう」
「無理だと思ったら確実に止めに入るでしょ」
「あぁ」
「誰かさんに似て来たね」
あの赤也君の笑い方がどうしても弦君に見えてしまう
「た…たわけが」
だけど
「まずいね」
「うん。ラリーを確実につなげ始めてる」
「切原君の『集中爆発』が切れる10秒間を。彼は反対に天衣無縫を全て守備に費やし始めてる」
「意外と彼、冷静ですなぁ」
「でも、エキシビジョンで不二君達と試合したときとはまるで別人を見ているみたい」
「何か、嫌な予感がします」
嫌な予感…
「ゲームドイツ4-2!!」
「巧いわアイツ。切原クンに精神的にもダメージを与え苛立ちと焦りで本来のテニスをさせて貰てへんわ」
その直後の事だ。ドイツの選手の取った行動に日本チームは困惑していた。それは見慣れている筈であろう立海の皆も同じで
だけど
「ゲーム日本4-4!!」
「ドイツの狙いって一体何?」
「どういう」
「なんで赤也君をデビル化させてまで攻めさせるつもりなの?」
「ま、まさか…赤也君を怒らせ、限界まで攻撃させることで体力を削り脱落させ2対1の状況を作るために!?」
「な?」
「15-40!!セットポイント!」
「赤也ああ!!」
「アイツはもう限界だ!?」
なんて観客席から声が聞こえて来ていて
限界…か
「赤也君が自分で限界を決めるなんて事無いんだろうけど」
「あぁ」
集中爆発をしながらも返したボール
「一矢報いるつもりか!?」
「アウト!!」
「ゲームアンドファーストセットドイツ7-5!!」
「「処刑法」」
ボールが返ってきていると思ったら
「あ、あれは」
「不二の『白鯨』!そして」
「「其ノ零…『介錯』」」
「篤君の処刑だね」
「テメーにしちゃ上出来だぜ」
倒れていたはずの赤也君もコートで立ち上がっていて
「さあ、一丁あがりだぜ。次は…アンタの番だ」
そう言っている赤也君の目は本気だ
「赤福め…
「セカンドセットドイツサービスプレイ!」
だけどドイツの選手がサーブを打った瞬間に倒れ込んだ
「赤也!!」
赤也君の後ろからは修ちゃんがいてくれている
「修ちゃん!」
「種ヶ島先輩だ!?」
「どんな回転をも無効化する修ちゃんの伝家の宝刀『巳減無』」
だけど、ずっと他に習得する無があると練習をしていたのもあたしも知ってる
「どう思う赤福?ドイツNo2に負けられへんようなったわ」
修ちゃんが赤也君を連れ帰って来てくれて
「夢姫」
「修ちゃん」
「赤福の事頼んだで」
「任せて」
ベンチに横にさせられた赤也君に裏から取り出して来たのは保冷剤
「なんで保冷剤?」
「こんなんで悪いけど、身体少し冷やすよ」
横になっている赤也君に保冷剤や冷やしたタオルを当てておくと
「凄いな」
「あぁ」
「これで様子見かな。あとはどれくらいで赤也君がコートに入れるか」
「そうか」
「ほな俺も行って来る」
「うん」
修ちゃんがコートに入ったのを確認するとあたしも修ちゃんのジャージを羽織っていて
「持ってるだけじゃないんだね」
「こういう試合や遠征の時には自分のを基本的に着てるんだけどね。修ちゃんがこうして持ってきてくれてるのも、ここに置いて行ってくれているのも、あたしに着ててもいいって言う合図なんだよ」
「へぇ」
「それに」
「「それに?」」
「合宿所で皆がぶかぶかだって大きすぎるって言ってたあのジャージは基本的にお兄ちゃんか修ちゃんのジャージだよ」
「な!?」
「あたしが氷帝に行けていなくても、一応氷帝のジャージは作ってあるんだけどね」
「あーん?」
「なんや作ってあるんかいな」
「一応は。皆よりも先に袖も通してたけどね。氷帝学園中等部の制服にも」
「へぇ」
ドイツの選手も赤也君と試合をしていた彼はベンチに座っていて
「切原君がリターン出来ない状況では…」
「種ヶ島先輩がこのリターンゲーム撮ることは不可能」
「15-15!!」
「見てみろ種ヶ島をそれを分かってか、リターンを返さねぇ」
「ゲームを取れない以上リターンゲームに体力を使う必要は無いですしね」
修ちゃん…
「ゲームドイツ1-0!!」
「でもそれはドイツも状況は同じだ」
「ゲーム日本1-1!!」
「な、なだよ…これじゃ一生決着がつかないじゃん」
「そうだねミスを連発し自分のサービスゲームを落とさない限り途中で試合が決まることは無い。でも」
「タイブレーク」
「そうタイブレークになれば最初は1球。それからは4人で2球ずつ打つから必ず決着がつくんだよ」
「このままいけば日本が勝つ…けど」
「「けど?」」
「あのドイツの選手や赤也君がこのまま終わるとも思えない」
「ゲーム日本3-3!!」
「スゲェーなお前…あの一瞬でそこまで考えていたのかよ」
「ちゃい☆」
「それともどれだけ調べても肝心のあの女の情報が出てこなかったあの女が関係してんのか」
「どうやろうな」
あたしの情報が出てこない?そんなハズ…
「簡単に明け渡すわけがないでしょう夢姫」
「育人君?」
「どういう」
「このW杯が決まった段階ですでに夢姫の情報は隠していますよ。夢姫の持つ資格は各国でも使えてしまうような資格。それだけの情報を出せば我々も手に負えなくなる。嘘の情報を書くようなことでもない」
「だから隠したんだよ。そして、夢姫の持っている資格は蓮二たちがよく知っているだろう」
「はい」
「ゲームドイツ6-6!!12ポイントタイブレーク!!」
「嘘だろ」
「乾君?」
「ビスマルクはタイブレークの勝率100%だ」
「夢姫」
「修ちゃん」
「よぉ見とき」
「うん」
あたしの持っている飲み物を取って飲んでいった修ちゃんは
「なんであんな自信が」
「俺は負けへんで」
「だね。修ちゃんが負けた試合見た事無いもん。中学でも高校でも、遠征でも」
「やろ」