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夢小説設定
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ファイナルセットに入ってすぐに
「ゲーム0-1!」
「ちょっと!防戦一方じゃないですかぁ仁王先輩!」
「…いや赤也君」
「ポイントは日本が取ってる!?」
「これってまさか…!?」
「ギリシャ代表ゼウス様だ!」
「ゲームドイツ1-1」
「さすがはドイツの秀才。もう攻略し始めてる」
「あぁ」
なら。そう言ったまー君は
「あれは
「ゲーム日本2-1!!」
「確かに奴のここ数年の試合データは無ぇな」
それなのに
「ゲームドイツ2-2!!」
「あぁー!!惜しい!」
取っては取り返されを繰り返していると
「さぁ次は
「万策尽きたぜよ」
「おやおやまだでしょうなぁ」
まだ?
「知ってますよ。キミが
まー君は確かにここ最近出かけていることが多いとは知っていたけど
「プリッ」
「?」
「
「切り札?」
コートにいるまー君は
「!!」
「これが最期のイリュージョンじゃき」
「…デュークとカミュ」
「運命の悪戯で決して交わることの無かった2人。元フランス代表最強の男達の幻のダブルス」
「そう言えば」
「なんだ」
「どうして夢姫さんは世界の選手たちを見てあまり驚かないんっすか」
「確かに」
「4年も付き合いがあるとはいえ」
「そうだね。確かにほー君達と合宿所で会ったのは4年前。でもお兄ちゃんが氷帝で関東大会や全国大会で会っている選手たちも沢山いる。そして合宿所に入ってこうしてW杯に出るのは3年ぶり」
「3年?」
「うんそう。U-17の世界大会が今年なかったのはこのW杯があるから。3年前の試合もあたしは見に来てるし、海外遠征にもついて行くことが多いから色んな選手を見るいい機会にはなっているよ」
「そうなんっすね」
コートではカミュ選手の美しいテニスが表現されていて
「なんて美しく独創的なテニスなんだ」
「ドラマチックでまるで踊っているかのようだ」
「ゲーム日本5-4!!」
だけど、もう少しと言うところで
「もう攻略されちまった!?」
「ゲームドイツ5-5!!」
「だからもう少し後に出したかったぜよ」
「ゲームドイツ6-5!」
「強いなぁ。まだ諦めてないぞ」
「ここで絶対突き放す!」
デューク君の打ったボールを打ち返されては打ち返したかと思ったのに
「何…今の」
「ゲーム日本6-6!!」
「タイブレーク…」
12タイブレークとなってしまっている。デューク君にしろまー君にしろもうそんな体力が残っているはずがないのに
「6-5日本リード!」
どいつの選手がデューク君たちの方を見て驚いているのは
「誰だアイツ!?」
「1人だけいやがった」
「唯一誰にも自分のテニスを見せたことの無い」
「オリジナル
まー君は誰にもペテンをしていない状態でいて
「メテオドライブ!!」
「俺が悪夢の中で見た技が現実に?!」
「返せるもんなら返してみんしゃい」
「凄い加速落下だぁーーー!!」
でもそれですら打ち返されていて
まー君の方に向かっていったボールを打ち返してくれているデューク君の返したボールも打ち返されていて
「先輩!!」
デューク君がまー君をラケットで押して打ち返したボールが綺麗に入っていて
「ゲームセットウォンバイ…日本!!」
戻ってきた2人は疲れ切っていて
「全く」
「夢姫」
「冷や冷やさせてくれるんだから。お疲れ様」
「プリッ」
座って貰って飲み物を飲んでもらって居る
「まさかの現役プロダブルスに勝っちまった!」
「まさに奇跡の1勝だよ。これは!!」
「夢姫」
「修ちゃん?それにお兄ちゃんまで」
「今日こそ作ってやれ」
「え?」
「ここに来てからずっと言われていただろう仁王に」
確かにまー君にはテールスープが飲みたいと言われ続けている
「今日は出せるようにしてるよ」
「出せるようにしている?」
「うん。だってテールスープ時間がかかるんだもん。でもスープは飲めるからちょくちょく出してたんだけど今日は全部出せるかな」
「さよか」
「なら、仁王が気付いていなかっただけか」
「そうだと思う」
「せやけど」
「夢姫やってすでに将来も決まっとるやろ」
「うん。でも知ってる人は限られてるよ」
そう言ったあたしの腕を掴んで来たのはまー君で
「え?」
「ちっとばかし夢姫を借りて行くぜよ」
「早く戻って来い」
「プリ」
まー君に裏に連れて行かれたあたしにドアの鍵まで閉められてしまい
「ちょ…っ」
「お前さんの将来の話」
「うん?」
「知っとる奴が限られとるっちゅーのは」
「本当。大人組も知ってる人は限られてるし、高校生も知ってる人たちは限られてるよ。ただ」
「ただ?」
「まだ確定してないから黙っててもらってるだけで」
「なんじゃ、それは」
「ちゃんと決まったらあたしから皆には話すよ」
「それじゃ」
「勿論、立海の皆にも、此処に居る人たちにも」
「それは俺との時間も」
「多分減る」
多分じゃない。きっと確実に減ることは確定だ
あたしの選んだ道はそういう事
「でもそれを言ったら立海の皆とも同じだけ時間は減るから」
「な!?」
「みんなを信用してないわけじゃない。自分の将来の事だから自分で決めたかったの」
「そうか。でも」
「でも?」
でも、なんだろう
「ちゃんと俺には言いんしゃい」
「え」
「何かあったら心配するじゃろ」
…っ
お兄ちゃんや皆と同じことを言ってくれる人、ちゃんといてくれるんだね
「それは俺だけじゃないけぇ。幸村たちや氷帝のあいつ等も同じじゃろ」
氷帝のあいつら?
「宍戸や向日たちも同じじゃ」
「そう…かな」
「そうじゃろ。心配しない方が可笑しい」
「そっか」
まー君と一緒に戻ると
「行って来る夢姫」
「うん」
きっとこのシングルスはここにいる中高生の誰もが試合をしたかっただろう。青学の皆だけじゃない。跡部君や立海の皆だってそれは同じことだ。その思いを託されたのは
「行ってらっしゃい。せーちゃん」
「あぁ」
==
昨日の夜
「夢姫」
「レン君?」
「赤也は」
「今は越前君と一緒にコートにいるけど」
あたしの羽織っているのはまー君のジャージだ
「そうか」
「だがお前に関してはやはりこうなったか」
やはり?
「どういうことだ蓮二」
「夢姫の来ているジャージは仁王が着ているジャージだろう」
「何?」
「ま、まー君が着てろって」
「そうか。ならば其の儘でもいいから俺達と一緒に来てはくれるか」
一緒に?
なんて思いながらも一緒に行くと
「何でだよ!何で俺は天衣無縫になんねーんだよ!!」
なんて焦った声が聞こえてきて
「赤也ああーーー!!」
「!?」
驚いた赤也君がこっちを向いていて
「真田副部長に柳先輩…それに夢姫さん…」
「幸村からの伝言だ」
「え?」
「天衣無縫にならなくてもテニスを諦めなくてもいい事自分が証明する…と」
「そう…ね。今ならきっとせーちゃんがカズ君と練習してるよ」
「何?」
「あまり無理をしては」
「大丈夫だよ」
「え?」
「それは保障する。本人と一緒に聞いてたから」
「せーちゃんは今、『左利き対策』をしてシングルスで戦うつもりなんだよ」