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夢小説設定
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暫くしてからやっと立てるようになったあたしの所に来てくれたお兄ちゃん
「夢姫」
「お兄ちゃん?」
「行くのか。今日も」
「うん」
スニーカーを履いて宿泊所を出ると日本とは違った森林浴が楽しめるようで毎日同じように歩いているのに毎日新鮮だ
「俺と一緒にあの合宿所に来て4年。大分精神的には落ち着いてきているようだな」
「うん。落ち着いてきた。お兄ちゃんが連れてきてくれた環境と周りにいた人たちとの環境も良かったのかもしれないけど」
「其れもあるだろうな」
大分歩いて宿泊所に戻ってきた時だ
「ツッキーほな、夢姫は借りてくで」
あたしを借りて行く?
「何処に行くの?」
「試合の後は誕生日のデートやろ。でもその前に一緒に出掛けんのもありやろ」
「ありっ」
修ちゃんと一緒に来た場所はオーストラリア内部でもコアラの保護・飼育が有名な動物園で
「コアラだ」
「触れられるみたいやで」
「触れていいものなの!?」
「そうやろ」
修ちゃんとふれあいが出来る場所に行くと
「来てたんかいな」
「ほう。今日はガールフレンドと一緒か」
「ガ…!?」
「かわええやろ?」
なんて話しながらコアラを抱きかかえていると
「たまらへんわ。このつぶらな瞳♡」
「かわいー…」
「ほう…これは癒されるな」
「夢姫殿。次はゼウス様の…」
「よいよい」
ゼウスに渡そうとするとコアラのツメが離れてくれず
「こらコアラにまで気に居られてるんか」
「え…」
「その様ですな」
別のコアラも触れ合えるという事もあって修ちゃんに手を借りながらコアラをはならかすと
「かわいいー」
「そないな夢姫も可愛いで」
「あたしじゃなくて」
なんて思う存分コアラを堪能したあたし達
「タネガシマよ。それと夢姫」
「はい?」
「準決勝ドイツ戦は儂らギリシャ代表も応援に行ってやろう」
「おーきに☆」
「ありがとうございます」
動物園でギリシャ代表と別れた後
「楽しかったよ。修ちゃん」
「そら良かった」
宿泊所まで散歩をしながら戻ると
「相変わらず」
「え?」
「あら夢姫の出迎えやろ」
修ちゃんの目線の先には立海の皆がそろっていて
「へ?」
「お帰り」
「ただいま?」
「随分と楽しそうだけど」
「楽しかったよ?」
「何処に行って来たんじゃ」
「確かに」
「動物園。コアラの触れ合いが出来る」
「ほう」
「俺も一緒に行けば夢姫がコアラを抱きかかえてる姿が見られたという訳じゃな」
!?
「でも夢姫ってそんな動物好きなの?」
「見たりふれあいとかなら。だからドッグカフェとか猫カフェなんかは興味があるんだけど自分で飼うってなったらちょっとそれは責任が重たいかな。実家に行けば猫はいるけど」
「そうなんだ」
「でもなんでみんな揃って」
「朝話しただろう?僕たちの事もそろそろ名前で呼んで欲しいんだ」
「そう言えばそんな事も言ってたね」
でもまだ…
「夢姫」
「せーちゃん?」
「不二とも話をしてたんだけど立海で赤也の事を早々に呼べているならボウヤの事も早く呼べるんじゃないかって話をね」
ボウヤ…?
「幸村、彼女はもしかして」
「その様だね。ボウヤって言うのは越前君の事だよ」
「あー…越前君の事か」
「そう。でボウヤの後に不二の名前を呼べるようになってもいいんじゃないかって話が出たんだ」
「うー…ん」
呼べるかなんてあたしにも分からないんだけどなぁ
「でも…」
「青学で呼びにくい人間は今はいないんじゃないかな」
「え?」
「だって、手塚はドイツに渡ったわけだし」
「そうだね。氷帝もあの幼なじみ3人は確実に呼べている。四天宝寺や比嘉、青学だったら今の夢姫なら青学の方が呼びやすいかもしれないよ。それにボウヤはまだ1年生。赤也よりも年下だしね
勿論、夢姫が怖いと思うなら俺達も一緒にいるよ」
「え?」
「そうだな。それがいいかもしれないな」
「レン君まで」
「おいおい」
「夢姫の奴動揺してねぇか」
「していますね」
なんて声がして振り向くと
「どこまで夢姫が平気か見とったけどもう限界の様やな」
「修ちゃん…」
「少なからず、嫌だと言っていない時点で呼ぼうとしようとはしているようですし。ただ夢姫が誰を呼ぶかは我々にも分かりません」
「「え?」」
「夢姫は我々の中で種ヶ島の次に呼んで来たのは私です」
「そうなんですね」
「夢姫の場合、俺の次にサンサンと一緒におる時間が長かったからなぁ」
「そうですね」
「それに色々と相談してたのも君島だろ」
「そうなんですか」
「えぇ。彼女の持っている資格を取るように勧めたのは私ですし、我々のマネージャーや食事面をサポートしてもいいと言ったのも私ですが」
「すっげぇ」
「氷帝学園の高等部に上がらないと決めた時に立海を勧めてきたのは確かに寿三郎ですが、青学には大和がいる。なので自分で決めた方が良いと言ったのも私です」
「立海に行ったのは結果的に良かったんじゃないですか」
「どういう」
「夢姫があまり泣かなくなったこと。笑顔も増えて来てますよ」
「そうなんだ」
「まぁそろそろドイツ戦の選出メンバーを発表される頃合いですね。夢姫も行きますよ」
「はーい」
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