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「やっぱ半年はかかるんやな夢姫」
「どういう」
「俺達ですら夢姫を膝に乗せるのに半年はかかっとる。ツッキーは兄貴やしそうでもないけどな」
「そうなんですね」
「今んとこ仁王ちゃんとお前たちだけやしな。いうて氷帝の幼なじみもきっと膝に夢姫が載るのは無理やろうな」
「なんでそんな事が」
「こうなんのに必要なんは確かに時間かもしれへんけど俺達からすれば夢姫が作っとる壁が今はお前たちにはあらへんって事や」
「それって」
「夢姫は確かに同じ空間に兄貴もおるから名前で呼ばせるけど夢姫の喋り方が会ったころとはちゃうやろ」
「そう言えば」
「それだけ気を許してる証拠や。せや夢姫」
「んー?」
「そろそろ帰って来る頃やろ」
「「そろそろ帰って来る?」」
「誰の事を」
「氷帝学園の連中や」
「平気なのかい?」
「本当は話すことなんてな…」
「何もねーわけねーだろうが」
なんて声がするかと思えば亮君やがっ君たちがそこにはいて
「そう言えば幼なじみなんだっけ」
「あぁ。4歳の頃から幼なじみだ」
「でもなんで夢姫ちゃんはそれを隠したがるんだい?」
「べつに隠しているわけでもないけど、あたし的には氷帝学園であったことがきっかけでずっとお兄ちゃんと一緒にいたって言うのもあって誰も信用出来てないから」
「そういう奴だよなお前は確かに。だから俺達も試合を見るついでにお前と話そうってなったんだ」
「あたしには話すこともないし会いたくなんてなかった。確かに去年は合宿所の事もあって見に行かなくちゃいけない事も監督やコーチに言われてたから見にも行った。まだ今年も合宿所にいたのもいるのもお兄ちゃんと修ちゃんがあの合宿所の中にいるからであってもしいなかったらあたしもあの合宿所には行ってない」
「先輩がいるだけであの中にいたって言うのかお前は」
「そうだよ?」
なんて話をしていると跡部君やら忍足君たちも帰って来ていて
「お前たちも来ていたのか」
「あぁ。そのまま上がらせてもらったぜ」
「あぁ。話すことは朝言っていたからな」
「あたしは話すなんて一言も言ってないでしょう」
「まぁ確かに夢姫が乗り気でお前たちと話すなんてことは今後もないだろうからな。だから俺がいることを条件に話をしてもいいと言ったんだが」
お兄ちゃんとほー君たちも来てて
「今の夢姫じゃ長居は無理だろう」
「あぁ」
「ま、何かあってもここに仁王ちゃんや幸村たちもおるし大丈夫やろ。ましてやツッキーがいることが条件なら尚更や」
「どういう意味だ」
「夢姫は幸村と不二は平気みたいやで」
「そうか」
「そんじゃ俺達は先に上に上がっとるわ」
なんて話をしながら上に上がって行ってしまった修ちゃんとほー君
「あたしも上に帰りたい」
「なら10分だ」
「「10分?」
「あぁ。今の夢姫がお前たち氷帝に我慢できるタイムリミットだ」
なんて言ってくれたお兄ちゃんは近くに居てくれて
「まずは氷帝学園を代表して」
そう言った跡部君が急に頭を下げて来たから驚いてしまった
「幼稚舎であったこと全て確認した。幼稚舎に俺がいなかったとはいえ学校に来れなくなってしまったのはある意味俺の責任だ」
「何言って…跡部君のせいではないのは事実よ?だって幼稚舎にあなたはいない。イギリスの学校を出ているのだから」
「あぁ。だが中等部は俺が3年間も生徒会長を務めあげていた学校でもある。そこに通えなかったのは間違いなく俺の責任だ」
「ちが…っ」
「違わねーよ」
跡部君?
「どんな理由であれ来ていない奴を気に止めとくべきなのは教師と俺様だ。3年間も在籍だけしているという生徒を気にも留めなかったのは俺で何もしてこなかったのも俺だ
ましてや宍戸や慈郎、向日があの全国大会以降気にかけている奴がお前で氷帝の在籍している生徒だと知ってから原因を調べ始めてたら遅いに決まってるじゃねーか」
「え…」
調べてくれていたの?
あたしが在籍しか出来なかった原因を…
「幼稚舎でしてきた奴等がもみ消せなかったのは越知の家が絡んでいるんだろう」
「えぇ絡んでいるわ。お爺様がもみ消す様なことはさせないと。あの当時の人たちはお爺様やお父様。そしてお兄ちゃんが許すとでも思っていたのでしょうね。よく越知の家に来ていたのも知っているわ。そのしてきた生徒の中には越知の家に使用人として働いていた親もいたという話をお兄ちゃんから聞いているわ」
「まじかよ」
「だが在籍はしているが出席も足りていたのは」
「幼稚舎の中に入れないだけであってお兄ちゃんが中等部にいた頃はあたしも一緒に中等部にいたわ。高等部に入っていた時も同じ
だけど幼稚舎で唯一水泳の単位が足りなくなってしまうとお兄ちゃん伝手に聞いたあたしは中等部のテニスコートから幼稚舎の昔使用していたプールがあるのは知っている?」
「あぁ」
「そこで単位を取るために練習をしていたのにもかかわらず、背中を急に押されて学校のプールで溺れたの」
「ほんまかいな」
「そんなこともあって本格的に学校が怖くなったあたしは中等部の門すら潜れなくなった」
「じゃあ、お前がここの大人の人たちと一緒なのは」
「お兄ちゃんが高等部にあがってあたしも中等部にあがったタイミングで一緒に合宿所に入ったから」
ただそれだけの理由だ
「なぁ夢姫」
「うん?」
「今の氷帝ならどう思う」
今の氷帝…か
「見てないから何とも言えない。いいのか、悪いのかもわからないって言うのがあたしの答え。
だけど、あの時氷帝学園で跡部君や忍足君のような人たちがいたらあたしも分からなかったかもしれない」
お兄ちゃんが動いたという事はそろそろ時間なんだろうか
「お前が合宿所やこの宿泊所で選手たちの栄養面をサポートするって言うのは聞いた事がある。それは」
「本当だよ。ちゃんと資格も取って皆の健康や栄養バランスも考えて支度はしているつもり。効果はどうなんだろうって思っている所だけど、流石に海外に来て本場の料理を食べないのはもったいないからあまり作りたくないっていうのも本音にはあるの
だからこそ、予選の時もそうだけど昨日のフランス戦も不戦勝だったけどアラメノマの試合の日も出る選手の好きな物を作って出すってあたしは決めてる」
まぁ流石に朝から重たいものは夜に回すことが多いけど
「なるほどな」
「岳人たちから聞いたことなんやけど、越知にいる母親やなくて本当の母親に会いたいと勝手思わへんの?」
「ぁ…」
幼稚舎の時にも同じような事を言われた。あの時は答えなんか出なかったし、何を言っているのかあたしにはさっぱりわからなかった
「忍足っそれは!」
「いいよ亮君。お兄ちゃんとあたしの母親が違う事は事実だもん。でもあたしが実母に会いたいか会いたくないかの答えは会いたくない。今更あっても話すことなんて何もないし、なにを話していいのかも分からない
あたしにとっての母親は今の母親であって実母じゃない事も事実だもの」
「さよか」
「なぁ夢姫」
「んー?」
「なんや宍戸と俺達とじゃ随分な」
「だって俺達氷帝の中だと誰よりも亮に1番早く懐いたかんなアイツ」
「マジか」
「お前の好きな人って」
「もう皆会ってるじゃない」
「「え?」」
「修ちゃんだよ?初恋は」
「今の好きな人って」
今の好きな人…?
修ちゃんとなぜかまー君まで浮かんできて
「なんで顔を赤くしてんだよ?」
「し、知らないっ」
「聞いた俺が恥ずかしいじゃねーかよ」
だ、だって…っ
「俺達も初めて見たぜ」
「こんなに夢姫が顔を赤くするなんて初めてだC~」
「岳人や」
「慈郎でも見た事ねーって言うのかよ」
「ないない」
「なんや、まだ話してたんかいな」
「あ?」
「大人組の」
「しゅーちゃん…」
「なんでこない顔が赤いねん」
実はと話した跡部君に
「あー…成程なぁ。夢姫の顔を赤くする人間は立海におんねん」
「「は?」」
「俺らとタメの奴等か切原かって所だろ」
「やっぱり、修ちゃんがいい」
「そないなこと言うもんやないで」
「本当の事じゃん」
「だが割と平気そうだったな。母親のことを聞かれた時はどうなるかと思ったが」
「おにーちゃん」
「お前たちも一気に縮めようなんて思わなくてもいい」
「え?」
「このワールドカップが終わればしばらく夢姫も実家に帰ることが決まって居る」
「な!?」
「そうだな、あの使用人たちが居なくて夢姫を越知の人間だと見てくれている使用人が戻って来ているからな」
「そうなんっすね」