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「夢姫、ドリンクとタオルを出してやれ」
「戻ってきた?」
「あぁ」
お兄ちゃんの後ろから出て白石君と育人君にタオルとドリンクを出すと白石君は何かを言ってて
聞き取れないまま育人君に持って行くと
「タイムリミットの様ですね」
「タイムリミット?」
「えぇ。種ヶ島から交渉を持ち掛けられていましてね」
「そうなんだ?」
「恐らく、貴方達が白石君と会った後でしょう」
「そうだね。あたしは修ちゃんが育人君の部屋に行ってたことすら知らないもん」
「でしょうね」
「でも育人君」
「ん?」
「白石君は白石君で何かを見ているんじゃない?さっきから何かぼやいてて」
「ぼやいている?」
育人君が白石君の方を向くと
「イケメンはオール6…パリコレはテクニックが7…」
「一体」
「スピード・メンタル・スタミナは6…そしてパワーは5といったとこやな」
「そういうことですか。しょげているかと思ったら…夢姫は彼の所に」
「ふふ。うん。わかった」
「白石君私と交渉しませんか?」
そう英語で言い放った育人君
「え?」
「仏蘭西は貴方を甘く見ています。このセカンドセット最初のポイント私が必ずチャンスを作ります
ファーストセットでフィニッシュを1本も決められなかった貴方が決めることでフランスの意表を突き一気に流れを変えましょう
ただし、最初のポイントをもし落とすようなことがあったら流れは二度と日本に戻りませんよ」
なんて言うもんだから余計にプレッシャーを感じてしまっているようで
「白石君」
「夢姫ちゃん?」
「あたしはこの試合で白石君に育人君と組んだことで何かを得て貰えたらそれで満足だよ。白石君だけじゃない。あたしはフランス戦に出る中高生、みんな同じように思ってる。それで何かを得て、白石君には育人君とダブルスを組めたことを誇りに思ってもらえればそれでいい」
コートに行った白石君たちを見送ると
「お前らしいな夢姫」
「だって高校生だもの。負けてもこの次がある」
あたしがこの次のワールドカップにこうやって来るかはわからないし、あの合宿所にいるかもわからないけどね
「だが何で白石にあんな助言をしている」
「助言…なのかなぁ?あたし的には昨日の夜の修ちゃんの言ってた方が助言に聞こえるけどなぁ」
「む…」
「昨日の夜。白石君1人で練習してたんだよ?それはあたしだけじゃない。修ちゃんも篤君も見てるからね?」
「夢姫、コートを見てみぃ」
「ん?」
コートでは育人君がらぇっとを弾かれたかと思えば腰に巻いていた上着を脱ぎ捨てるなんて事あまりない
「さぁ白石君。約束の1球です」
白石君の打ったテニスは
「イケメンを吹き飛ばしたぁ!?」
「
「修ちゃん」
「せやなぁ。昨日夢姫が言った事が分かったんとちゃう」
「修ちゃんが身近にいる人で教えたのが良かったんだよ」
精神力を篤君。守備力を修ちゃんで例えるなんて事しなくてもよかったはずなのに
「一体どういうことですか」
「白石君はあの予選でゼウスと対峙した時に修ちゃんに変わったでしょう?」
「あぁ」
「昨日の夜、修ちゃんと篤君と一緒に少しだけ話をしたの。5つのエレメントについてね」
「「5つの」」
「エレメントだと?」
「そう。それが何かは選手である人たちなら分かるでしょ」
「あぁ」
「修ちゃんは昨日の夜白石君に何か1つでも相手選手より優れたエレメントがないうちは突破口すら見出せないってね。
あたしは其処にそのエレメントに当てはまる選手が白石君の周りにはいるよねって話をしただけだよ」
「自分の周りにいる選手…」
「彼には四天宝寺の選手たちが模範でいてくれるじゃない」
コートでは
「アイツのプレースタイルが全く見えない」
なんて嘆かれているけど
「1球ごとに自分の持てるエレメント全てを1つにのみ特化させることで総合的にド偉い5角形を…いや規格外の星角を作りよった。まさに『
「ずっと
「とんでもねぇ奴がまだ居たかよ」
「今のノスケはオール7に匹敵するで」
「種ヶ島も夢姫も呼び起こしちまったか」
「ノスケはバイブルテニスを捨てたわけやない。オール4の従来のバイブルテニス。それ以上のテニスをされた際に対応しきれへん限界があったが予想の上行きよった…」
そんな中あと1ポイントでゲームを取れるところまで来たと言うのに
「両利きの選手なんだ」
そのせいもあって、タイブレークまで持ち込んでしまった
「6-5日本セットポイント!」
「あんな君島初めて見たな」
「篤君も見た事無いんだ?」
「ねぇな」
「7-6フランスマッチポイント」
と言われてしまった試合。で結局ポイントを取れず負けてしまった日本
戻ってきた育人君と白石君
「お疲れ様」
「えぇ」
「ノスケ」
「種ヶ島さん」
「チャーイ☆」
「試合は一歩及びませんでしたが夢姫ちゃんに言われてやっと見つけました。俺の目指すテニスを」
「良いもん見せてもろうたで」
「其れは良かった」
「スターバイブル。俺の予想をはるかに超えとったわ」
「ありがとうございます」
「君島先輩膝から血が!?」
大石君の前に手を出した修ちゃんはきっと何かを知っているんだろう
「育人君と何かを話したの?」
「まぁな。サンサンにはアツが1番やろ」
「確かに」
「ちゅーわけでアツ~~っサンサンの膝の治療頼むわ」
「ああん?」
「キ~ミ~ジ~マ~!!治療なら新医療班の俺に任せな!」
言い方は相変わらずぶっきら棒だけど面倒見がいいのはあたしがよく知っている
「ガキのお守りは大変だったろ?だが負けは負け!万死に値する!ヒャッヒャッヒャーッ!」
「1つ貴方に謝らなければなりません」
「ほぉお前が珍し―じゃねーかよ」
「私は貴女の卑劣極まりないテニスが大嫌いでした。だから合宿中に高校生と交渉をして…」
なんて聞かされながらも篤君は治療を
「よーし!治療終了!」
「あ…」
「このワールドカップが終わったらまた組んでやってもいいぜ」
「検討させてください」
「アツの奴初めから全部知ってたみたいやな」
「…そのようですね」
「あたしは育人君と篤君のダブルスも好きだよ。シングルスよりも」
「それはまた」
水分を取らせに行ったあたしに
「夢姫」
「サブちゃん?」
「俺にも出しといてや」
「はいはい」
「U-25ワールドカップフランスVS日本D1の試合を始めます」
「フランス、エドガー・ドラクロワ&ジョナタン・サンジョルジュペア」
「さぁ、そして次は」
「VS日本、毛利寿三郎&柳蓮二ペアによる試合を行います」
「でもあの2人で本当に平気かな」
「何かあったのか」
「昨日サブちゃん高校生たちの所に来てたんだよ。レン君と何か話してたけどちょっと険悪な雰囲気でね」
「そうか。だがお前も知っているだろう?あの毛利だ。問題ない」
「だね」
「毛利さんって立海出身なんっすよね?」
「あぁ。俺らの1個上じゃき。高校も同じじゃとは思わんかったが」
「朝も言ったでしょう?四天宝寺にも在籍していたって」
「才能はあったのに、サボりの常習犯じゃったから部活にはほとんど顔を出してないぜよ」
「うちの部でサボりとかすげぇっすね」
「ビッグ3とは未だにぎくしゃくしとるき。特に」
そう、まー君が見たのはレン君で
「やっぱり昨日の険悪な雰囲気だったのは間違いじゃなかったみたいだね」
「ほう」
「でも夢姫さんはそんな話して来なかったすよね」
「サブちゃんに自分から話すって止められてたから。それに確かに険悪な雰囲気ではあるけど、それは今のサブちゃんを見ていないっていう事でしょう?サブちゃんは昨年すでに合宿に呼ばれている。お兄ちゃんとダブルスを組んで、同じ部屋になってからだね」
「そうだな。中学の時の話だろう」
「だろうね」
「どういう」
「サブちゃんは合宿所に居る間サボってはいないよ。それに今、立海高校のテニス部にもちゃんと顔を出しているでしょう」
「そう言えば」
「確かに」
「中学の時は散々サボってはいたが」
「サボり癖が減ったのは確かに高校に上がってからだし皆が気付かないのは無理もないと思う。でも同じ学校にあたしよりも長く在籍をしている皆ならあたしの知らないサブちゃんの一面を見ることは出来たかもね」
「え?」
「その逆もあるやろ」
「もちろん」
「その逆?」
「あー?お前らは知らねーのか。高校の関東大会も全国大会もこの顔ぶれは揃ってんぜ?君島以外はな」
「え?キミ様って」
「ハワイにある高校に通っていたんだから。育人君は」