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夢小説設定
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コートに行く途中でパアンというボールが当たっている音が何回か聞こえて来ていて
「こんな時間に練習?」
「いや。今日はもうさせてへんやろ」
「させてねーな」
「だよねぇ」
なんて思いながらもコートに修ちゃんと篤君と一緒に向かうと四天宝寺の白石君が1人テニスボールをコートで壁打ちをしていて
「駄目や」
なんて声も聞こえて来ていて
「随分と苦戦しているね」
「夢姫ちゃん?いつの間に帰って来てたん?」
「ついさっきね。駄目って言うのは自分のテニスがこれ以上上達しない事への焦り?」
「それもあるかもしれへんな」
一緒にベンチコートに座って話しを聞くと
「閃きテニス言うたって今までやってきた教科書の様な「
「だよね。それは去年の全国大会を見てたら何となく…模範的なテニスなんだろうとは思ってたよ」
「せやけど…頭では分かってるのに!」
脚にラケットを当てている白石君は思いのほか力を入れすぎてしまったようだ
「うっ!」
「おい」
そう出てきてくれたのは篤君と修ちゃんで
「怪我なら新医療班になった俺が治してやるぜぇーーい!」
「いい~~!?」
「ちゃんと処置してもらった方がいいよ白石君。篤君は誰よりも怪我で試合に出られない辛さも知っている選手だもん」
しっかりと包帯を巻いて貰った白石君は
「あ、ありがとうございます」
「
「ぁ…」
「相変わらず小さーく纏まっとるようやなぁ」
「はい」
「夢姫何でもええから枝ってあるか?」
「見てくる」
「ノスケはそこに座っとき」
修ちゃん達から離れて枝を取りに行った帰りに見に来ていた高校生や中学生
「皆して見に来たの?」
「だってあの言い方じゃ気になるじゃないか」
そうかなぁ?あんまり気にしたこともないけど
「まぁいいや。あまり遅いと修ちゃんも不思議がるから行くけど修ちゃんの事だから皆にも気づいてるよ」
それだけ言ってコートに戻ると
「お待たせ」
「ちょいと遅かったなぁ」
修ちゃんに枝を渡すと綺麗な五角形を書いていて
「ノスケ。これがお前や」
「え?」
「速さ・攻撃力・持久力・精神力・技術力。全てが4。5つのエレメントのバランスがいい」
「模範的なテニス選手だね」
「せやけど」
その上から大きな五角形を書いた修ちゃんは
「より大きな五角形が来たらお前は勝たれへん。ギリシャ代表のゼウスと対峙した時、お前なら感じたんとちゃうか?」
「あぁ…」
「感じちゃったんだね?あたしもある意味圧倒されたけどだから修ちゃんがあの時試合に出てくれたの?」
「せや。なんか1つでも相手よりも優れたエレメントがあらへんうちは突破口すら見出せへんわなぁ?」
「え…」
クスクスと笑っているあたしに
「夢姫は気づいとるようやな」
「うん」
「一体」
「
「修ちゃんはどんな打球でも打ち返せる守備力で、去年までのU-17ジーニアス10に、そして日本代表として残ってる」
「ほなどないしよーかノスケは?夢姫やって本来はもう合宿所にはおらん存在やで」
修ちゃんの言葉に一段と悩み始めてしまった白石君は気づいていないのだろうか?自分の一番近くにいる人たちに
「白石君には自分の周りに居るじゃない。見本となるテニス選手が沢山」
「え?」
「夢姫は気づいとったんかいな」
「当然。去年の全国大会でも合宿所でもそうだけど周りにちゃんといてくれるでしょう?このエレメントに当てはある四天宝寺の選手が」
「あ…」
「ほな夢姫後はノスケに考えさせてやり。ノスケも夢姫が言っていた最大のヒントを忘れんなや」
「また明日ね。白石君」
修ちゃんと一緒に戻って居る中
「お前らも聞きに来てたんか」
「本当に気が付いてた」
「だから言ったのに」
「明日の編成楽しみにしておき」
「すでに監督の事だからある程度は決めているはずだけどね」
大人組は何かをしているようだけど
「お前らも早く寝とき」
「え?」
「そんじゃな夢姫も行くで」
「うん」
修ちゃんと一緒に散歩をしてからホテルの中に戻る時に白石君は未だコートに居て
「流石にそろそろ」
「せやな」
コートに戻ると
「あれ?」
「もういい加減戻らないと風邪ひいちゃうよ?白石君」
「せやな」
「でも」
「考えるのは部屋でも出来るでしょう?今ここでテニスができる白石君は白石君だけなんだよ?」
「そうやな」
白石君もホテルの中に入れてあたし達も入ると
「あまり考えすぎないのも大事だからね」
「え?」
「また明日ね」
白石君と別れて上のフロアへ戻ると
「帰って来たか」
「ただいま」
「あぁ」
見せて貰ったオーダーは
D2・君島育人・白石蔵ノ介
D1・毛利寿三郎と柳蓮二
S3・越前リョーマ
S2・真田弦一郎
S1・デューク渡邊
そう書かれており
「お前は憶えているのか?俺達が海外遠征に行った時のこと」
「覚えてるよ。3年前フランスに行った時に出会ったんだもん」
「そうだな」
そうだったんだ
「かつてのダブルスのパートナーとの試合になる」
「え?」
ダブルス…組んでたの?あのフランスの人と
「そこまでは知らなかったなぁ」
「だろうな」