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オーダーは会場に行かないと分からないけどまぁこの試合は大人と中学生、高校生と組ませるという話になっている
「だが、毛利先輩とビッグ3を組ませる理由にはならないだろう」
「そうですね」
クスクスと笑っていると
「確かにサブちゃんを見ているとせーちゃんや弦君。レン君ともそうだけどぎこちないなぁとは思ってたよ?同じ場所にいる先輩後輩だからなのかもとは最初は思ってたけどここまで来るとそういう訳じゃないだろうし」
「おや」
「其処まで」
「でもね。サブちゃんは言うかどうかわからないけど」
「何をです?」
「昨年の全国大会。お兄ちゃんやサブちゃんを含め今試合に出ているメンバーは練習が出来ない。じゃあその期間お兄ちゃんたちは」
「確かにあなたとお兄さんはあの全国大会の会場に居ましたが」
「サブちゃんも同じ。お兄ちゃんは氷帝を。サブちゃんはちゃんと立海の皆のテニスを見ていたよ。1年しか通っていない四天宝寺を見ていても立海の試合は全てサブちゃんは見ている。あの合宿所に立海の皆を連れてきていいと言ってくれたのはあたし達じゃない。サブちゃんだよ」
「マジかよ」
「そう言えば」
「ん?」
「仁王君から聞いたのですが数学がお嫌いだと。良ければ」
「大丈夫。お兄ちゃんもいるし見てくれる人はたくさんいるから」
「そうですか」
「夢姫、そろそろ帰るぞ」
「あ、うん。じゃあ明日見に来てね」
「え、えぇ」
2人と離れてお兄ちゃんと一緒に帰路に着くと背景に真っ黒い何かを背負っているせーちゃんと不二君の姿があって
「随分と遅かったじゃないか」
「そうだね。先輩と一緒だったとはいえあれっきり帰って来ないから何かあったのかと思ったじゃないか」
フフフと笑っているせーちゃんと不二君を見ていると、本当に大人組とコーチ達しか知らないんだろう
「変な場所になんて行かないよ。それに今日は試合が終わったら最初から別行動するって監督たちにも話していたことだったし。ただそれが試合観戦になっただけの話で」
「は?」
「え?」
「だからほー君や監督たちも何も言いに来ないでしょう?」
「確かに来ないとは思っていたけど」
せーちゃんが後ろを見て一瞬驚いた顔をしていたけど直ぐに笑顔になって居て
「夢姫」
「ん?」
「先に戻って居る」
「あ、うん。大丈夫だよ?宿泊所の内部にはちゃんといるから」
「そうしておけ」
「前にも同じことがあったような言い方じゃのぉ」
「あったんだ。この宿泊所に女である夢姫が居ることに不満を持った選手が夢姫を宿舎から連れ去ろうとした」
「「した?」」
「あぁ。未遂で住んでいる。その選手は合宿所に夢姫がいるのも不満だったらしい。監督とコーチの意向でその選手は合宿所を追放。試合中にもかかわらず日本代表を追い出されている」
「随分じゃのぉ」
顔を上げるとまー君もここには来ていて
「勝手に消えるんじゃなか」
「消えてないし」
「今の今まで帰って来てないんじゃ。同じことじゃき」
あ、そう
「まぁ何はともあれ」
「夢姫」
「お帰り」
「ただいま」
育人君たちも入り口に来ているという事は何かあるのだろうか
「今ならテニスをしている修二が見られるかもしれませんが」
「コートに居るの?」
「えぇ。コートに向かっていく姿をしっかりと見ていますよ」
「行って来る!」
「気を付けてと言いたいところですが彼らをどうにかしてから行って来てくださいね」
後ろにいるまー君とせーちゃん達
「まだ何か話すことなんて」
「聞きたいことは山ほどあるんだけど」
「先輩が大人の人達に言ったのは聞いたけど夢姫ちゃんも立海の誰かに連絡は出来たんじゃないかな」
あー。そういう連絡が欲しかったのか
「あたし立海の誰も連絡先は知らないよ。しいて言うならサブちゃんだけ」
「それじゃ意味ないじゃないか」
「なんでよ?」
「毛利先輩は大人組の方に入って居る。俺達の中には入って居ないんだから」
「というよりも、あたし今の高校生や中学生の連絡先なんて知らないからね」
そっちの方が驚きだったのだろう。物凄いため息をついた3人に
「分かった。俺と仁王と交換しておこう」
「いやいやするつもりは無いんだけど」
「こうやって何かあった時の為だよ。夢姫はいつか本当に黙ってどこかに消えちゃいそうだからね」
いつか黙って消えちゃいそうか
「そうだね」
亮君たちなら実際にやったって言いそうだなぁ
「俺はとっくに入れたぜよ」
そう言ったまー君の手には何時の間にか取られていたあたしのスマホ
「ちょ…っいつの間に」
「今じゃ。幸村ほれ」
あたしのスマホをせーちゃんに投げ渡したまー君に
「あー!」
「はい。俺のも登録完了。不二もしておけば?いつか練習試合が出来る時が来るかもしれないし」
「そうだね」
なんて不二君まで勝手にあたしスマホに連絡先を入れているようで
「もー…最悪」
「同じ学校で連絡先を教えない方が悪いんじゃ」
はいはい
「まぁ、今日からは抜け出さないよ。当分はね。じゃああたしは修ちゃんの所に行くから」
「なんであんな訳の分からん先輩なんじゃ」
「修ちゃんとテニスをしたら分かるよ。まー君だけじゃないせーちゃんだって修ちゃんの凄さがもっとわかる。弱点を弱点とさせない。不二君は去年聞いてるから知ってると思うけど修ちゃんとカナ君は皆が弱小テニス校だと言っていた舞子坂を全国区に迄押し上げている張本人。中学の時は相手に1ポイントも取らせなかった天才だよ」
「マジか」
「本当。不二君や忍足君も青学や氷帝の天才と言われているけど修ちゃんはその上を行く。その上後輩の面倒見もよくて育成も出来る」
驚いた顔をしている3人だけど
「弦君のダブルクラッチ。完成の手助けをしていたのは修ちゃんでしょう?」
「何で」
「合宿所に帰って来る時間が遅かったりしてた時間があったから」
「確かに真田の練習はあの人が見ていたけど」
スマホに入った連絡には修ちゃんがラケットを持ってないからただの散歩だという事が連絡で来たけど、何も持たずコートに行っているという事も連絡が来ている
「修ちゃんは今度は誰の面倒を見るつもりなんだろう」
「え?」
「コートに行っているのにラケットを持っていないという事は高校生や中学生がコートにいるんじゃない?あたしは其れを見に行くだけ。ついでに言えば修ちゃんとのお散歩の時間も取れるという訳
誰に会うかは知らないけど修ちゃんの後輩育成が気になるのなら見に来てみれば?」
「その前にまずは夢姫に明日の事について話しがある」
「明日の事?」
「あぁ」
フロアで皆と別れた後
「明日はいよいよ準々決勝…フランス戦だ。運命の悪戯か」
「お互いにとって因縁の相手だね」
「お頭…夢姫」
「んー?」
「私をシングルス1にして頂けますかな?」
「カミュとやりたいのか?」
ほー君の言葉に頷いたデューク君
「でもオーダーを決めるのはあたしやほー君じゃないよ?監督だもん」
「とりあえずは掛け合ってみる。それでいいな」
監督の部屋に直談判しに行ってくれたほー君と部屋の外で待機をしていたあたしの後に続いて来てしまっていた大人組
「なんじゃ夢姫も気に」
「ううん。さっきまでほー君と一緒だったから。それにまだほー君は監督に直談判中だよ。明日のシングルス1のことでね」
「ほう」
バタンとドアを閉めて出て来たほー君
「ん?」
「ど…どうだった?」
「駄目だとよ。明日のシングルス1は俺で覆らんらしい」
「そっか…」
下に降りて来たあたし達はほー君から話の内容を聞いていて
「という訳で話は分かりました。我々に課された任務は明日のフランス戦のオーダーを書き換えるため…」
「育人君、あたし外で修ちゃん探してくる」
「いいでしょう。夢姫の種ヶ島好きは健在の様ですから」
「勿論」
下に降りて修ちゃんを探しているけど見付からず
「きっとセグウェイにのって散歩中なんだろうなぁ」
なんて思っていると
「種ヶ島、あれを取りに行けるだろ」
「モチ」
合宿に置いてある移動手段用のセグウェイに乗った修ちゃんはあっという間にとった茶封筒
「大変でしたがなんとかミッション大成功です」
「ホント、命懸けだろし」
竜君がいうくらいだ。本当に命懸けだったんだろう
「では」
そう覗こうとした茶封筒にはオーダー表があって
「待って頂けますかな皆!」
「デューク君?」
「皆が一丸となって私をカミュと戦わせようとしてくれたこと精一杯やってくれたことはものすごく嬉しい。けれど我々日本代表をずっと守ってきた監督のオーダーを改ざんして皆に連帯責任を負わせてまで得る勝利に何の価値があるだろうか?」
そう言って頭を下げたデューク君
「確かに」
「あぁ」
「そうかもしれないな」
あたしがそれでも封筒の中身を見た時驚いて近くにいたサブちゃんにオーダー表を見せると
「ち、ちょっと皆見らんせーね!」
「何ですか?寿三郎」
オーダー表にはシングルス1にデューク君の名前が載っていて
「良かったね?デューク君。ほー君と監督はちゃんと意見を通してくれたみたいだよ」
「そのようですな」
あたしは修ちゃんと一緒に篤君も一緒だけど夜のお散歩タイムだ
「しかし、三船監督もエエとこあるやん…なぁ夢姫もそう思わへん?」
「確かに」
「監督のオーダー表書き換えようなんてお前らバカか?俺なら」
「それ以上はあたしは聞かない事にしてもいいかな…篤君」
「せやろうな」