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夢小説設定
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オーストラリアの選手のサーブで始まったかと思えば
「はや…」
「お兄ちゃんのマッハと同じくらいかな」
でもお兄ちゃんの方が早いか
なんて思っていると1番後ろまで下がったまー君
「仁王の奴限界まで退がって返す気か?」
「面白いけど、『タキオン』は無理っすよ!」
なんて言われていたけど
「アイツ当てたぁ!?」
けど結局は別の人に打ち返されて1-0とオーストラリアに先制されてしまった
「おい」
「んー?」
「なんで
「何故、手塚や徳川先輩になって戦わんのだ!」
確かに…でも
「逆もあるかもしれない」
「逆?」
「そう。既にイリュージョンされている可能性もある」
「既にイリュージョンをしている?俺達とずっと一緒にいるのにかい?」
「そう。だから宿舎で既にイリュージョンをしていたら?きっとそれこそあたし達には気づかれないかもしれない」
「夢姫の言う事も一理あるな」
「確かに。だけどなんでそんなに早くからイリュージョンをする必要があるんだい?別にここに来てからでも」
「夢姫は何か知ってんだろ。越知の部屋に行く前に何かを調べていたっぽいからな」
「「調べる?」」
「あまりあたし的には関心はないんだけど、オーストラリアの選手に1人。今回参加をしていない見えない参謀がいるらしいの」
「見えない参謀?」
「そう。その人はまるでテニスの試合を将棋やチェスのように支配するらしいの。実際に見たことも無いから嘘か本当かあたしには分からないけど、世界ランク2位のスイスが負けている所を聞くと本当なのかもしれない」
「な…」
「もし仮にその参謀がいるとなれば既にイリュージョンさえしてしまえば」
「将棋もチェスも一気に崩れるな」
「そう言うこと」
「儂はばぶれもんぜよ」
ばぶれもん?
「ジュウ君分かる?」
「高知の土佐弁だろうな」
「土佐弁?」
「あぁ」
「サンサンならなんか知ってそうやけどな」
「だろうな」
「あの野郎この試合…
電光掲示板を見るとまー君の名前ではなく跡部君の名前になっていて
「やっぱりか」
「なにが」
「やっぱりだと言うのだ」
「時期にわかるよ」
まったくヒヤヒヤさせるんだから。立海には恐ろしい選手がこうも沢山いるなんてサブちゃんからは聞いてないんだけどなぁ
まー君の打ったサーブをいとも簡単に打ち返して来たオーストラリアの選手
「わあぁ。日本人のサーブって遅いんだねぇ」
「仁王っ何をやっている!貴様のイリュージョン抜きでやっていく打と!?正気かぁ!俺になれ!手塚になって戦わんかぁ!」
「無理だよ。弦君」
「何?」
あたし以外今は誰も気づいていないのが傷だなぁ
「おまんらには分からんぜよ!」
「15-15」
「さぁ存分に仁王雅治を堪能しんしゃい」
「ゲーム日本3-3」
タキオンを打ってくるオーストラリアの選手だけど
「ゲームオーストラリア4-3」
「オーストラリアの選手疲れて来てるね」
「そうかい?」
「というかまー君ってあんな持久力ついてたっけ?」
「そう言えば」
「個人差はあるだろうけどなぁ。竜次が教えた通りにしてもや」
「だよねぇ」
「ゲーム日本5-5!」
「あ~ん…仁王。テメーの泥臭いテニス結構嫌いじゃねーぜ」
それでも次のゲームはオーストラリアに奪われていて
「なるほどな。そういう事か」
「ジュウ君も気づいたんだ」
「あぁ。種ヶ島、お前も気づいていやがったな」
「当然やろ。夢姫が気付いて俺が気付かなかった事なんてあらへん」
どこまでまー君で試合を続けるつもりなんだろうか?
「だが相方はもう限界だ!」
「行けるぞ!」
彼に限界なんてあるのかしら?持久戦が得意な彼には
スマッシュを打ってきたオーストラリアの選手に対して
「
「守るだけのテニスを捨て攻撃的なテニスを選んだばかりの不二が」
「あえて
「アンタ等凄ぇーすから最後にもっと速いヤツ見せたげるっす!」
もっと速いやつ?
「ニュートリノ!」
なんて言いながら打ったサーブは確かに先ほどまでとは違う速さのサーブだ
「ありゃ、ツッキータイプやな」
「でもお兄ちゃんのテニスのが好き」
「さよか」
だけど彼はそのサーブですら打ち返していて
「アイツまだ体力残ってたみたいよ!?」
「マジ!?」
「奴は
「持久戦が得意ぜよ」
イリュージョンを解いたまー君と跡部君。驚いているのは気づいていなかった選手だけだ。それと同時にオーストラリアの選手も驚いているようで
「やっぱり…」
「夢姫一体」
「電光掲示板見てみるといいよ。跡部君の名前になっているから」
「最初からダブルス1は不二と跡部やってん!?」
「プリっ」
「敵を欺くにはまず味方から。あの2人はそれを実現させていただけのこと」
「ゲーム6-6!12ポインツタイブレーク!」
タイブレークまで持ち越してしまったこの試合
「おや…俺様の好きなタイブレークじゃねーの」
「跡部君が仁王君に成りすまして戦っていた?なんで態々そんな事を」
「オーストラリアペアにとっては跡部君も仁王君も初対戦。あまり効果的とは思えませんが」
「いや。跡部君は別の誰かと戦っているのかも」
なんて話していると始まったタイブレーク
「ミルちゃんアイツここに来て俄然元気に…!?」
「やっべぇ!」
打ち返そうと体制を直しているオーストラリアの選手
「決めさせねぇーす!」
「無理だな」
「どういう」
「アイツには恐ろしい技がいくつもある」
ラケットを吹き飛ばした跡部君は
「『破滅への
「27-27」
どこまで続ける気なんだろう。このタイブレーク
「おい鬼、夢姫」
「ん?」
「なんですか?監督」
「オーストラリアのガキ共もやるのぉ」
「そうですね。あの高速サーブ…お兄ちゃんのマッハに負けず劣らず。まぁでもお兄ちゃんには負けますよ」
「だがよぉ。日本のガキはもっと面白れぇぞ」
「ですね」
不二君が打ち返したことにより
「147-146日本!マッチポイント!」
跡部君が打ったサーブで照明器具のガラスが一気に割れて行っていて
「『氷の
「ゲームセットウォンバイ日本7-6!」
「お疲れ様。不二君、跡部君」
「あぁ」
「じゃが夢姫も限界じゃな」
「せやろうな」
「「限界?」」
「どういう」
「なんや。此処に一緒におって気づいておらへんのかいな」
「夢姫はすでに眠気と戦ってるんだ」
「眠気?」
「ロブの打ち合いに飽きたって言ったやろ。あの時既に眠気と戦ってたんや」
「裏に行ってこい」
「そうする…」
修ちゃんと一緒に裏に戻ると
「やはり此方に帰って来ましたか」
「その様だな」
修ちゃんから離れて一目散にお兄ちゃんの所に行くと
「珍しいやないか。先輩の傍からいつも離れんキミがお兄さんの所に行くなんて」
「そうでもないで」
「というよりも遅くまで起きていたツケがあるからな。夢姫は今眠気とも戦っているからな」
「は?」
「全く」
「こういう時は夢姫も素直に兄貴の所に行くもんやから驚きやろ」
次のシングルスはきっと見られないだろうと判断はしてくれているお兄ちゃん
「夢姫。宿泊所に戻るか?」
「せやなぁ」
首を横に振ると
「ここにいる」
「こら駄目な奴やろ」
「ですね」
「「え?」」
「夢姫も眠いのをこらえてるからな」
「次の試合がどれだけ早く終わるか分からねぇけど」
「早く帰って休ませた方がいいでしょうね」
「どういう事や」
「夢姫と先に外に行っている」
お兄ちゃんにそう言われて一緒に外に出ると
「全く」
「ごめんね?」
「謝るくらいならもっと早くに寝ろ」
「はぁい」
お兄ちゃんと一緒に歩いていると風が心地よく吹いているからなのか余計に眠気が襲って来ていて
お兄ちゃんに抱き着いていると直ぐに抱えてくれて
「おいおい」
「なんだお前たちの知り合いか」
「まぁちょっと」
「俺はお前たちに興味ない」
あたしを抱えたままバスに戻ったあたしとお兄ちゃん
「戻ったようですね」
「終わったのか。案外早かったな」
「あぁ」
「此れからそのままスイス戦だが夢姫は」
「寝ているがバスに1人残しても」
「泣くやろ夢姫の場合」
「「え?」」
「俺が残ったる。お前らは試合をちゃんと見ておき。世界№2の実力のスイス戦を間近で見られるなんてそうそうないで」