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試合会場に着くと昨日と同じように控え選手と出る選手と別れている
「この前は世話になったな」
「あ?誰だっけ」
「俺はシングルス3で出る。逃げんなよ!」
なんて跡部君に云うもんだから相手選手からの宣戦布告だと思ってもいいのだろう
「U-25ワールドカップグループリーグBブロック2回戦オーストラリアVS日本の試合を始めます」
日本からはせーちゃんと弦君
「2年ぶりだね真田」
立海は全員ダブルスが出来るとは聞いていたけどせーちゃん達もダブルス組んでたんだ?
なんて思っているとオーストラリアの選手が出て来たと同時に物凄い歓声が聞こえて来ていて
「すごいね。これがスイスをも呑み込んだ地元開催国の力」
そんな中、ダブルフォルトを出した弦君
「真田らしくないのぉ」
「え?」
「アイツがダブルフォルトを決める様な男じゃない事は同じ学校の俺達がよく知ってるぜよ」
そうなんだ。なんて思っているといきなり大きな声で歌い始めた弦君
「獅子奮迅…全力で行くぞ幸村」
そう言った直後からオーストラリアと互角に試合を始めたせーちゃんと弦君。だけど
「真田の兄ちゃん達の打球全て返されてるでぇ」
「どこに打っても返って来るぜよ」
「あのオーストラリアの選手の2人とんでもないコートカバーリングだね」
「テニスにおいて鉄壁のカバーリングは言わば最強!近年トッププロの世界でも抜群の守備力からのカウンターを得意とする選手が上位を占めている。夢姫も知っているだろう」
「そうだね。ドイツのボルク選手などがいい例だよね」
「そうだ。角度のあるカウンターが返って来るため攻撃側はより厳しいコースを狙い続けなければならない。体力・気力も消耗しミスを多発する。これが
「でも、こっちだって恐ろしい男が今コートに2人も立って居るじゃない」
「ん?」
「神の子と皇帝と呼ばれている2人がね」
どこまでオーストラリアの選手が王者立海の選手に食らいつけるのか
「すまんな。どんなに攻めようとも俺達のアイアンウォールは破れないぞ」
「攻める?」
「無理だね。きっとアイアンウォールは破られる」
「どういう」
「俺達はまだ攻めてなどいないよ」
「本当、恐ろしい選手が沢山いるわ。日本にもそしてオーストラリアにも」
「どういう意味だ夢姫」
「オーストラリアには見えない参謀がいると言うのは聞いた事があるけど」
「見えない参謀?」
「えぇ。まるでテニスの試合を将棋やチェスのように支配する参謀が居ると。あたしもその見えない参謀を見たことは無いから何も言えないのだけれど、もしその参謀の策略だとしたらせーちゃんや弦君は負けるかもしれない」
「な!?」
その直後オーストラリアの選手の動きが可笑しくなった
「どうしたクリス!」
「始まったね」
「その様じゃの」
「何が」
「せーちゃんの得意なテニスが始まってる」
せーちゃんの5感を奪うテニス
「どうやら聴覚が奪われ始めた様ですね」
「刻は来たようだな…幸村」
弦君の黒色のオーラを見て驚いている観客たちと一部のオーストラリアの選手
「いよいよあの2人のテニスが始まったじゃねーの」
「黒龍一重の斬」
打ち返そうとした選手も驚いていたが、あたしも驚きだ
「修ちゃんやお兄ちゃんをコーチにしていただけあって完成させてたね。ダブルクラッチ」
「0-15」
その後もダブルクラッチを使いながら1ゲームを取りオーストラリアに追い付いたせーちゃん達
「これじゃどこまで持つか分からへんなぁ」
「どういう意味だ。種ヶ島」
「修ちゃん。皆と一緒に居なくてもいいの?」
「大丈夫や。どうせアイツのダブルクラッチも既に攻略されとるやろうしな」
え?
「攻略されてるの?」
「あぁ。見てみぃあのゲームの後1ゲームもあいつ等は取られてへん」
確かにゲームは5-1と日本が既に負けている
「アイアンウォールからのカウンターコンビネーション…付け入る隙が全く無い
流石はオーストラリアの鉄壁の守備を持つダブルスコンビ」
「不運だな。アイツも種ヶ島に言われて折角ダブルクラッチを完成させたって言うのに」
「こんな形で2人掛かりで破られちゃ…ね」
「まさか立海ビッグ3が組んでも勝てないなんて…」
観客の声は再びオーストラリアの応援をしていて
あと1球と言うところまで来てしまった試合で
「徐かなること林の如し」
!?
「あ、あれは真田の究極奥義風林火山の『林』!?」
「ここに来て2人とも攻めるテニスを辞めた」
「そうか。最強の
永遠と続いているラリーに会場の雰囲気が異様なほど張り詰めていて
「夢姫飽きて来とるなぁ」
「は?」
「ロブの打ち合いなんて飽きるもん」
「なら、どういう試合が好きなんじゃお前さんは」
「どういう試合っていうよりも合宿所で試合をした人たちなら分かるでしょ」
「夢姫は弱かろうが強かろうが相手に関係なく越知の試合だけは絶対に見てるぞ」
「「は?」」
「あの青メッシュ先輩の試合をか」
「そうだ。そして中学高校両方とも越知の率いる氷帝学園テニス部の全国大会は見に来ている」
「そうだねぇ。中学の時の全国大会でここに居るU-25のメンバーで初めて会ったのってカナ君だもん」
「「は?」」
「種ヶ島先輩じゃ」
「修ちゃんは試合中だったよ。でもお兄ちゃん以外の人のテニスをまじまじと見ていたのは修ちゃんだけ」
「マジか」
「本当。修ちゃんの無を知ったのも中学の時。あたしが中学生じゃないって最初に見抜いたのも修ちゃんだよ」
「マジかよ」
「本当。亮君達には内緒にしてよ?お兄ちゃんと中等部に行ってた時」
「夢姫中学の制服着とったもんなぁ」
「マジか」
「本当。それでもって夢姫の初恋だしなぁ種ヶ島は」
「それは初耳ぜよ」
「知ってる人たちの方が少ないよ」
そんな中オーストラリアの選手がラケットを落としていて
「あの張り詰めた緊張感の中30分近くラリーを続け攻めに転じればスキが生まれると暗示のようにその言葉が頭を回っていた」
「いざ攻めようとしたときにすべての攻撃が返球されるイメージが浮かんでしまいイップスを生み出した」
「五感全てを奪われず触覚だけだったのは流石だが、しかし残念だけど『黒龍二重の斬』は1人では返せない」
「ゲームセットウォンバイ日本7-5!」
「勝っちゃった…」
「驚くところはそこか?」
「オーストラリアのあの2人は負けなしだった。だからこそ、この試合も日本は負けると思ってた」
「スイスを下したこの大観衆を敵にたいした奴等だぜ」
次のダブルスの試合の支度をしている2人
「おい、お前ら次の試合負けるぞ」
「第2試合ダブルス1を始めます」
「次はあの2人かぁ。大丈夫なんすか?」
「仁王さんと不二は昨年の全国で対戦してましたが」
「仁王ちゃんが誰にイリュージョンして戦うか。全てはそこやろな」
「これよりグループリーグBブロックオーストラリアVS日本のダブルス1を始めます」
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