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宿泊所に戻ってきたあたし達
「集合!」
「夢姫?」
「なんかほー君怒ってる?」
「いや。それはいつもやろ」
んー。なんかいつもと雰囲気が違うんだよね。3年前とも違う気がするけど
「タマゴ頭」
「あ、はいっ」
「何だ。お前の無謀な行動は!ギリシャの男が心優しき甘い男だったからよかったものの!
一歩間違えれば越知をも巻き込み初戦を落とし一気に流れがギリシャに傾いたかもしれん!」
「すみません…」
「遠野。お前も膝の負傷で決勝ラウンドでは使えん!奇跡的にからくもギリシャに勝利したが1つ間違えれば負けるのは俺達日本だった。世界を甘く見るなと言ったはずだ」
なんて言って上に戻って行ってしまったほー君とデューク君
「まあ平等院君はああは言ったけど皆さん格上のギリシャ相手によく白星を上げましたね。ドイツを始めスペイン・アメリカ・フランスなどの強豪国も順当に勝ち進んでいるようです」
「明日のオーストラリア戦メンバー7名。『チーム竹』発表すっぞー」
なんて呑気に言ってきた監督はあたしにオーダー用紙を渡してきて
「主将鬼十次郎、真田弦一郎。幸村精市、遠山金太郎、仁王雅治、不二周助、そして跡部景吾じゃ!」
「鬼君以外中高生だね」
「大事なスイス戦に大人組を温存させた訳か」
「恐らくは。まぁ立海の皆は全員がダブルスが出来るから多くても問題ないだろうってコーチも監督も言ってたから其れを踏まえたらダブルスに誰を組み込んでくるのかも分からないけど」
「夢姫。明日の選抜でのシングルスとダブルスを決める」
「はいはい」
お昼ご飯の支度をしようと抜け出そうとしたタイミングで慌てた様子で戻ってきたレン君と乾君
「珍しいね?2人が慌てるのなんて」
「如何したんだい?乾。顔が青いよ」
「世界2位のスイスが負けた。オーストラリアに」
「そうか。夢姫行くぞ」
「あ、うん」
きっとオーダーは出来上がって居る。ダブルスとシングルスのメンバーを決めるだけだ。
食堂でダブルスとシングルスのオーダー表を作っていると
「中学生と高校生で組むしかないのか」
「仕方なかろう。監督が決めていることだ」
「まぁそうだね」
「ダブルス2は幸村・真田」
「ダブルス1跡部・不二」
「シングルス3遠山金太郎」
「シングルス2仁王雅治。シングルス1鬼十次郎」
ジュウ君の言っているメンバーを書いて行くと
「まぁそうなるよね」
「だな。これから練習?お昼は?」
「あぁ。あいつ等を練習させなければならない。真田は例のアレを完成させたのか。昼飯は練習を終わらせてから食べさせる」
「ほぼ完成させてたけど、完全にモノにしたかどうかはわからない。じゃあお昼はシェフに作ってもらうように声をかけておくね」
「そうか」
「ねぇジュウ君」
「ん?」
「日本はどこまで行けるのかな」
「さぁな。確かに日本テニスのランクは低い。だがだからと言って日本人テニスプレーヤーの皆が皆弱いわけではない事も事実だろう」
「そうだね」
「どうせお前はこれから昼飯と夕飯の支度だろ」
「うん。こっちにいる間はちょっとした変わり種とかも出して行こうと思って」
「ほう。それはまた」
ジュウ君と部屋を出ると
「あれ?皆揃ってどうかしたの?」
明日の選抜メンバーが揃っていて
「夢姫、明日の試合は」
「見ることは見るけど。というよりもこの宿泊所には皆は置いて行かないよ」
「え?」
「お兄ちゃんが居て修ちゃんがいる。それに」
「「ん?」」
「立海の皆もいるでしょう?」
「居るにはいるが」
「大丈夫だよ」
「成程な」
「何が成程。だと言うのですか」
「種ヶ島が言っていたのはこういう事なんだろう」
「修ちゃん?」
「あぁ。夢姫が立海の奴等に対しての壁が減ってきているとな」
「どうなんだろう?自分でもそれは分からないけど」
「自分では気づかないうちになって居る事もあるという事だ」
「そっか」
お昼を食べ終わった後、今日の試合に出ていたメンバーも含め自由にしていいと監督から言われたあたし達
「夢姫」
「まー君?」
お兄ちゃんと一緒にいたあたしには珍しい光景かも知れない
「夢姫」
「お兄ちゃん?」
「たまには下のフロアで中高生達と一緒に居たらどうだ」
「え゛」
「そんな声を出すんじゃなか」
「だ…だていきなり…っ」
「いや。俺と種ヶ島は前々から考えていたことだ。丁度いい機会だろ。どうせこれからの自由時間はお前は昼寝をするだけだろ」
「うん」
「下で話してきて本当に眠くなったら上に上がって来い」
あ、これは決定事項だ
「はぁい」
まー君と眠い中一緒に下に降りたあたし
「言った通りだっただろう」
「本当だろぃ」
「何が?」
なんて聞いたもんだから
「柳が仁王と一緒ならお前が下に来るって話だ」
「好きで降りてきたわけじゃないから」
「ほう」
「でも何であたしが」
「此れから暫くは一緒なんだ。お互いに知りたいことも知って欲しい事もあるからね」
「あたしは何もない」
なんて言っているのに
「あーん。そんな事ねーだろ」
「本当だから」
「そういやお前本当に氷帝だったんだな」
「「え?」」
「どういうことだい?跡部」
「あ?宍戸から幼稚舎の卒業アルバムにコイツの写真が載ってんだよ」
なんで載ってんの
「確かに全体で映ってんのは宍戸たちが言っていた学年までの写真しかねぇが」
「嘘なんて言わないから。氷帝に通っていたのも事実だし、幼稚舎の4年までは通えていたよ」
「では通えなくなったのは小5か」
「の最初の方から通えなくなった。でも氷帝の中にはいたけどね」
「あーん。どういう事だ」
「あたしが小4の時にはお兄ちゃんが既に中等部に居てあたしが幼稚舎の校舎に入れなくなったことも不思議に思ってたみたいだけど皆も見たでしょう?お兄ちゃんが見せたあの映像」
「そう言えば」
「あんな事があれば行きたくないだろうって中等部の校舎でお兄ちゃんと一緒にいることが多かったの。でも本格的に学校に行けなくなったのが同じ年の冬場」
「冬?」
「氷帝学園中等部の朝練が早くてそれでもお兄ちゃんと一緒に居たかったあたしは早くても一緒に行っていたの。だけど、朝練を始めるタイミングで部室のドアのカギを閉められたの。当然中から開けることは可能。その後が問題だったの」
「どういう意味じゃ」
「仲から出られないように外側のドアの所に重いものを置かれていたの。其れが決定打となって学校に行けなくなった」
「だがそういう部室だったら」
「って思うでしょ?お兄ちゃんと榊監督が貸し出してくれたのは使わなくなっていた部室だったしいつもはお兄ちゃんよりも早めに学校の内部に入るのも知っていたしお兄ちゃんもいつも通りそうしているのだろうって思ってたって言われてた」
「え?」
「あたしがお兄ちゃんに見つけて貰ったのは大分時間が経って居たお昼過ぎ。職員室に来ていないと榊先生からお兄ちゃんに話が行ったらしくて。お兄ちゃんが見つけくれた時、誰がしたことか分からなくて最初はお兄ちゃんも信じられなくなった」
「それがどうして」
「あたしが職員室に来ていないと榊先生がお兄ちゃんに教えてくれて慌てた様子で探してくれていたと同じ部員の人が教えてくれたの
ずっと一緒にいるお兄ちゃんがそんな事をするはずがないと教えてくれたのもテニス部の人だった」
「だった?」
「そう。あたしを部室に閉じ込めたのがそう言った人の兄弟でおなじテニス部の人間だったから」
「な!?」
「壊してなきゃ今もあるはず。氷帝のテニス部に使ってはいけない部室が」
「そういやあったな確かに。監督にいくら言っても使わせてもらえない部室が
『お前たちと同じ年の娘がこの場所に閉じ込められたんだ。使いたいならソイツに許可でも取って来なければ使えない』ってな。当時はどういう意味があってそんな事を言っていたのか知らなかったけどな
ただ、俺達と同級の女が閉じ込められた。学校に来ていない人間の名前は知っていてもどういう奴かは俺は知らない。ただ去年の全国大会に見に来ていたお前を宍戸達が知っていた。そして榊先生も知っていた。あの部室に関係しているのはお前なんだろう」
「そうですよ。その一件があって真っ暗闇が駄目になった。あたしがお兄ちゃん達と同じフロアなのはそういった一件を知っていて直ぐに行動に移せる人たちだからです」
「すぐに行動に移せる?」
「半年間各学校に大人の選手を派遣した時、立海の選手が越知家にいたでしょう」
「確かに。あの時は夢姫が途中で合宿所に戻った時だね」
「そうです。あの中にあたしを閉じ込めた部員の母親がいるんです。お兄ちゃんもあの家の人間も知っている。再三言っても出て行ってくれずあたしを正面から後ろに押した」
「な?」
「お前、今も暗闇は駄目なのか」
「駄目ですよ。ここにいる大人の人たちはあたしが1人で暗闇にいると言っただけで雰囲気が変わる。今もなお誰かと一緒に寝ているのが実情です」
「な…っ」
「暗闇を駄目にしたのも氷帝学園の人間。何もかも氷帝学園が原因なのです」
「マジかよ」
「本当」
なんて話をしていると
「夢姫」
「カズ君だ。練習してきたの?」
「あぁ。暇だったしな」
「カズ君らしいね」
「だが眠そうなお前が何でこっちのフロアに」
「まー君に迎えに来られた。上のフロアまで」
「お前が自分で来るはずがないのは知ってはいるが」
「え?」
「先輩も其れなりに」
「付き合いはあるからな。俺とも3年の付き合いだ」
「そんなに」
「だがコイツは何かを決める時大概相談しているのは先輩たちだろうな」
「へぇ」
「じゃあ、立海を決めたのは先輩たち?」
「全国大会の途中に1度だけ立海を見学に行ったでしょう?」
「来ていたな」
「あの時あたし1人で行ったわけじゃなくて立海高校に用があるから見学に来るかって誘ってくれたのはサブちゃん」
「嘘だろぃ」
「本当。その前の日にもお兄ちゃんには相談してたし」
「せやなぁ。あんとき夢姫の我儘さく裂しとったもんなぁ修さんに」
「「毛利先輩」」
「我儘とは」
「お前らには言うたことあらへんやろ」
「そう言ったってあたしそんなに言わないじゃん」
「去年はやたら凄い我儘娘やったやろ」
「酷いなぁ。っていうかサブちゃん迄降りてくるの珍しいね」
「ツキさんとこれから歩いてくんねん」
「あたしも行きたい」
「修さんは残ってんで?」
修ちゃんは残ってるのかぁ
「んでもって修さんからの伝言や」
「修ちゃんから?」
「眠かったら部屋に来ていいってさ」
「うん」
「眠かったらッて言うのは」
「そのままの意味や。夢姫の寝顔は大人組の奴ら以外で見てる奴おらんやろ」
「確かに」
「そんじゃ伝言は伝えたで」
「はぁい」
サブちゃんも下に降りて行ってしまいまー君には後ろから抱えられている状態で