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夢小説設定
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驚いて声が出ていないあたしに
「今思えば」
「ん?」
「今思えば…最初から越前リョーマをアメリカに連れて行く魂胆だったかもしれんな」
「いやはや物騒ですなぁ」
「でも彼はどうやって越前君が日本代表の候補だと知ったの?」
「どういうことだよぃ」
「だってマカオってポルトガルじゃなかったっけ?でも越前君はこの合宿に呼ばれるまでアメリカにいた。あたし達はアメリカにいる彼に出してはいるけど」
「確かに」
「相変わらずだね夢姫。マカオはすでにポルトガルではないよ。中国へ返還されている国の1つだ」
そうだったんだ
「今年のアメリカでも3年前とは違うようだが」
「今年のアメリカはラインハートという男が纏まらないエリート軍団に絆を持ち込み再呼応のチームに仕立て上げた様だ」
「とは言え夢姫の言っていたようにビッグ4の壁は厚い。そのアメリカも持ってしても適うか…」
「ビッグ4ってそんなにヤバイんですか!?」
「そうね。知っておいて損はないと思うけど、いずれ日本が戦う可能性がある国だと考えれば」
「え?」
「何が言いたいんじゃ」
「夢姫は3年前のフランス大会にも栄養面のマネージャーとして参加しているから世界のビッグ4は知って居るね」
「もちろん。皆も今日試合を見ていたから知って居るでしょう?世界ランク1位のドイツの強さは」
「あ…あぁ」
「そのドイツには更に2人のプロが本線から合流する」
「そう言えば言っていたね。一体…」
「その2人の選手の内1人はあのボルク選手の弟よ」
「な!?」
「下手をすればQ・Pよりも厄介な選手だと言ってもいい」
「ソイツの名前はなんて言うんだい?」
「ベルティ・B・ボルク選手。そしてその弟の方のボルク選手はダブルス専門と言われているわ。そのパートナーはダンクマール・シュナイダー選手」
「やべぇのが2人同時に出て来るって言うのかよ」
「そういう事になるわ。そして2位のスイスの主将もプロで名前はアマデウス。
スイスのカリスマと呼ばれる人物でタレント豊富な代表をしっかりまとめ上げていると言われているわ」
「まじかよぃ」
「本当。そして公式戦以外の試合記録はほぼゼロに等しい。けど」
「「けど?」」
「ほー君は試合したよね?スイスのアマデウス選手と野試合」
「したな」
あの時がもの凄く懐かしいけど
「ランク3位のフランスは以前デューク君が所属していたこともあるけど」
「ちょっと待ちんしゃい」
「ん?」
「じゃあ、先輩はいつから日本代表になったんじゃ」
「3年前のフランス大会後だっけ?」
「いや正確には大会中にデュークはフランス代表を抜け出しているんだ」
「ほう」
「デューク君から説明してあげないの?」
「善いのですかな?」
「勿論。あたし達はあの時デューク君が日本代表に選ばれたときに話を聞いているもの」
「ではではフランスのカミュはテニス界の革命児と呼ばれておりますぞ。今後のテニス界はカミュによって変わる可能性がありますぞ」
「そして最後にスペインだが、メダノレは数年前の怪我さえなければあのボルクをもしのぐ逸材。昨年の大手術から今年に入りいよいよベールを脱ぐ」
「それらは今回のエキシビジョンでも」
「全試合1ゲームも落とさず勝利したそうだ」
「マジかよぃ」
「お兄ちゃんそろそろ、下ろして?」
「そろそろか」
「うん」
「そう言えば随分とめかしこんでいるね」
「誰か来るのかい?」
あたしの服装を見た皆がそれぞれに口を開いていて
「随分とまた今日は可愛らしい」
「そろそろ修ちゃんも来る頃でしょ?」
「そうですね。そろそろ着くころだとは思いますけど」
入り口までお出迎えに出ると
「ちゃーい☆」
「修ちゃんっ」
修ちゃんに思いっきり抱き着いていると
「そない離れとらんやろ」
「そんな事無い。あたしは修ちゃんと一緒に船旅デートがしたかったもん」
「それもええなぁ。でもそろそろ上に行こうや」
「うん」
修ちゃんにくっついたまま上に行くと
「しかし船でどんだけ掛ったんだよ?」
「飛行機ならすぐですのにねぇ。プライベートジェット出しましょうか?」
「だから怖いんや。そのかわりこの引っ付きムシを先に連れて行かせたやろ。そういや代表から漏れた中坊や高校生たちも同じ船やったで」
引っ付きムシでもいいもん。これで修ちゃんと一緒に居られる幸せ
「で?ドイツのプロ…もう出たんかい?」
「けっいいようにやられちまったぜ」
「最後返せねぇようなえげつない球打ってきたし」
「修さんの巳減無なら返せたかもしれないね」
「返せっけど勝てへんやろ」
「そうなの!?」
修ちゃんを見上げていると
「やってみんと分からんけどな」
「でもそろそろ夢姫も修さんから離れた方がいいよ」
「えー…」
「今日から一緒なんやからいつでもいられるやろ」
「はぁい」
離れて直ぐに来たコーチ達
「いよいよワールドカップ本線…グループリーグが始まりますが」
「グループリーグって何すか?」
「32か国を8ブロックに分け各4チームでの総当たり戦です。各試合シングルス3つダブルス2つの計7人で戦う事になる」
「たった7名しか出れへんて白石」
「
「7名の出場選手の中に最低3名の中高生を出場させるのが今大会の規定です。しかも3試合の予選は1名1試合のみ」
「出場選手21名。つまり中高生の総力戦という事だ」
そう渡された試合のブロック表
「うわぁ…」
それを覗き込んできた切原君は
「な、なんだこりゃ!?世界ランク2位のスイスと同組かよ!?」
「ドイツの次はスイスかよ…勘弁しろし」
「上位2チームが決勝トーナメントに進めるなら2位狙いもありですね」
「3戦のチーム編成及び中高生をどう使うかがカギだな」
「スイス戦なんか全員中高生を送りこんどきゃいいんだよ!」
「でも三船監督」
「ん?」
「どんなチーム編成にするんでしょうね」
「夢姫は何か聞いて居らへんのかいな」
「何も。こう言った編成の話はあたしに出すら監督はしてくれないよ。修ちゃんがそれは知って居るでしょ」
「まぁそうなんやけどな」
「なんか、怖い気もするよね」
「では我々はこれで」
今度こそ本当に解散となった選手たち
「そう言えば夢姫があの高校生の中に抱えられても暴れないで大人しく座って居られる人が出来たみたいだよ」
「へぇそらおもろいな」
「面白くない」
「しかも相手は立海の選手らしいんだけど」
「そりゃ、夢姫に顔を赤くさせる奴がおるくらいやからな」
「確かに」
「修ちゃんはシングルスでは出ないの?」
「そりゃ、監督とコーチたち次第やろ。其れにここに来るまでに1つ試合を終わらせてきたばかりやろ」
「そっか…」
「合宿所に戻ったらいつでも見られるよ」
「うん…」
「それ以前にここに居たらどこかしらで試合が見られんだろうよ」
「そうだけど…」
そんな中コートには
「あれ?」
「どないした?」
「下のコート。ジュウ君と四天宝寺中の遠山君がいる」
「まぁ鬼も下の者の面倒見は物凄くいいからね」
「そうだけど」
「不安?」
「だって明日から試合だよ?」
「そうだね。でもきっと初戦から鬼は出さないよ」
ジュウ君は出さない?
「で?」
「で?」
「夢姫は誰の上に大人しく座ってたん?」
「仁王だ」
「へぇ。仁王ちゃんねぇ」
「膝に座るならお兄ちゃんが1番いい」
「知っとる」
「今日はきっと種ヶ島と一緒に寝るのでしょう」
そう言われたあたしに
「うん」
もう今日は修ちゃんから離れないもんね!なんて部屋の前に付くと
「夢姫ちゃん」
「コーチ?」
「おや一緒にいたんだ?種ヶ島君」
「おったで。というよりも夢姫がべったりなんやからしゃーないやろ」
「それは仕方がないですね」
「そうそう。監督から夢姫ちゃんに此れを渡すように頼まれたんだよ」
そう渡されたのは予選リーグ3チームの振り分け評だ
「これ、ほー君は」
「知っていますよ。監督直々に言われていますから」
そうなんだ