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「俺は君様と組めたら嬉しいだろぃ」
「君様!平等院さんと俺が組めるように交渉してくださいよ!」
「だって育人君」
「論外ですよ」
相変わらず…そういう交渉はしないんだね?
「でもまぁ誰と組んでも頼もしい大人たちやで」
そんな中見えて来たワールドカップの会場
バスの中から降りると
「もうすでに各国の選手たちも続々と会場入りしているぞ」
確かに続々と各国の選手たちの顔ぶれが出そろっていて
「世界を獲る。勝て。以上だ」
「ほー君らしいね」
「そうだな。そうでなければアイツではない」
「確かにね」
「プレU-25ワールドカップエキシビジョンマッチ。ドイツVS日本チームの入場です。先ずは日本選手の入場です」
ガヤガヤとしている観客席を見ていると3年前とほとんど変わらない。
「続きまして本大会9連覇中。前大会ディフェンディングチャンピオンドイツ代表。堂々の入場」
なんて言われた後の物凄い歓声
「3年前と同じだね。ドイツは」
「そうだな」
「なぁ」
「んー?」
「お前本当に今回のオーダー」
「知らないよ。言ったでしょ?エキシビジョンだけはあたしも知らされてない。知って居るのは出る選手のみだけだって」
「まじかよぃ」
「のわぁ!あの人プロテニス選手のボルクじゃん!凄ぇ~っ本物だ!」
「プロでも17歳までなら出場できるらしい。ヨーロッパで大会に出ている2人も本大会には合流してくるさ」
「らしいね」
上を見ていると
「どうりで各国の選手たちが偵察に来てるわけだろぃ」
そしてドイツの選手の中にはプロになるべくわたって居る
「あのドイツの選手、随分と手塚に似た奴だな」
「ドイツ代表。偽物じゃないようだな。あーん」
「本物の手塚君だね」
「あの憎らしいほど落ち着いた顔。相変わらずですねぇ。確かに彼女が昨夜言っていたようにドイツの選手の様ですね」
あ、と言った大石君は言い忘れたと言いながら手塚君がドイツにと言ったタイミングで
「それは既に昨夜彼女から聞いていますよ」
「本当に使えんタマゴじゃき」
「せやけど手塚君、さらにオーラ増しとるわぁ」
「それでは第1試合を始めます
日本デューク渡邊・不二周助VSドイツM・ビスマルク・E・ジークフリート
ザベストオブ1セットマッチドイツサービスプレイ」
ドイツの選手がサーブを打って居る間に手塚君に何かを言っているもう1人のドイツの選手に
「デュークホームラン!」
と渾身の一撃を出したデューク君
「流石だね」
「あぁ」
流石昔海外でデストロイヤーの異名を持っていただけの男なだけはあるのかもしれない
「一撃で会場の雰囲気を変えたな」
「こんなもので宜しいですかなお頭」
「あの威力は中々大人でも出せない。出しても吹き飛ばされるのが落ちだもん」
「そうだな」
プレワールドカップの初戦のダブルスでまさかの4-4となるなんて想像もしていなかった
「見せ場はこれからだ。なぁデューク」
「そろそろ暴れても宜しいんですかなお頭?」
デューク君はそのままジャージの上着を破り捨てていて
「おいおい…もう本気で行くのかよ」
それこそ日本の中高生たちも驚き引いている選手たちもいて
「お、お頭…」
「夢姫も何か知って居るのかい?俺達よりも全然驚きもしていない様だけど」
「おうデュークは昔
「デ、デストロイヤー…」
「3年前のフランス大会でデューク君はフランスの代表選手として試合に出ていたわ。その時デューク君と試合に当たった選手がほー君だったの」
「え?」
「その試合は2-3で日本の負け。その責任をほー君が1人背負ったの。誰が悪い訳でもない。ただ状況が状況だったの」
「状況が状況?」
「どういう意味じゃ」
「越前君が強制退去になった日、ほー君が見せたあの背中の傷。あれは3年前のそのフランス大会の時に出来た傷なの。修理中の建物の足場が崩れてデューク君の妹さんを庇った時にね」
「まじかよぃ」
「背中に負った傷のまま試合に出たの。ほー君はそれでも互角に試合をしていたわ。デストロイヤーと言われるデューク君と試合をしてネットを超える事もなく負けたの」
そんな中不二君を狙っていたと思っていたのにデューク君のいる方へ飛ばしたボールをネットすれすれで返したデューク君
「デュークの本来のテニスは優しい小技だ」
最初のゲームは日本の勝利で終わった
「なんか不二君も吹っ切れた顔をしているね」
「その様だ」
「彼、いい選手になるね」
「あぁ」
次の試合出たのは
「僕に彼のパートナーが務まるかなぁ」
「いちいち癇に障る野郎だぜ」
「へぇ」
「誰だあいつ」
「キューピー、キューピーってなんなんっすか」
「3分で相手を料理してまうんとちゃうやろうな」
クスクスと笑っていると
「何で笑うんですか」
「ごめんね?Q・Pって言うの彼」
「クオリティー・オブ・パーフェクト」
「あ?」
「そう呼ばれていたことから付けられた登録名だそうだ。本名・出身地共に不明」
「赤ん坊のころからテニスの英才教育を受けている。アカデミーのトップ中のトップですよ」
「王者ドイツの参謀にしてドイツテニスアカデミーの最高傑作と言われる男だ」
「めちゃめちゃヤバい奴じゃないですか」
「そうね。でも彼らも知らない事実は日本にはある」
「え?」
「監督もコーチたちも何のために選手たちを通っている学校に戻して半年も同じ選手たちをコーチにしていると思っているの」
「どういう意味でしょう」
「監督もコーチもそれぞれに必要な大人をコーチとして送ったでしょうに。立海にはお兄ちゃんと修ちゃん。氷帝に竜君とデューク君と言ったように必要な人材なんだよ」
顔を見合わせている皆に
「夢姫がここまで言っているのに気づかねぇのかよ。立海は確かにパワーもある。其れなりに実力も付いている。だがその分スピードが落ちる。そのためにタッパのある越知が出向いて弱点克服をさせる努力をしている。修二も同じだ。真田があの合宿所でしていたダブルクラッチ。あれを完成させるためだけに修二は立海を選択している。俺はそれにちょっとばかしアドバイスをしただけだ」
「まさか」
「そう。ドイツの選手や手塚君はその半年を知らない。手塚君ですら知り得ない事もあるというのはこういう事」
「へぇ」
「大会10連覇に向けて奴等も気合十分だという事だ」
「日本・入江奏多、跡部景吾」
「そう言えばカナ君のダブルス見るの久々だね」
「そうだな」
「え?」
「どういう事っすか」
「そうだぜぃ」
「カナ君は京都の舞子坂高校出身なんだよ。しかもそこでは修ちゃんと同じようにダブルスもシングルスも出来る逸材としていたわけだけどね」
「は?」
「え?」
「何だ。立海の奴等も知らない事もあるのか。入江と種ヶ島は同じ年で、中学・高校も同じだぞ」
「マジかよ」
「本当だ」
だけど結局ドイツには敗戦
「1勝しただけ良しかな」
「だな」
「王者ドイツに1勝2敗惨敗だな。いい肩慣らしが出来た」
外に出た時にバスとワンボックスカーが1台
「あ?何で車があるんだ」
お兄ちゃんとあたしがワンボックスカーに乗り込むと食材を買いそろえて
お兄ちゃんが現地の言葉で話してくれるだけあって物凄く助かってしまった
車に乗り込んだあたしに
「種ヶ島を出迎えるんだろ?」
「うん」
「寝不足な顔をして出迎えたら種ヶ島に文句言われるぞ」
「やだ」
「なら寝ておけ。こっちに来たらいくらでも甘えていい」
「うん。そうする」
「ありがとう、お兄ちゃん」
「問題ない」
お兄ちゃんと宿泊所に戻るとまだ修ちゃんは来ていないようで
「夕飯作って来ちゃお」
「なんか随分と嬉しそうじゃの」
「どうせ聞くだけ野暮だろぃ」
夕飯は試合に出ていた選手の好きな物を作ることに。
夕飯を食べ終わった後ホテルの一角に集まった選手たちと食べ終わってから1度着替えに戻ったあたしは着替えて直ぐにお兄ちゃん達のいる所へと行くと
「あまり遅くならないように」
其れしか言わないでコーチも部屋に戻って行ってしまった
渡されてきた本戦出場32か国のリスト表
「やっぱり変わってないね」
「あぁ」
「何がですか」
「世界のビッグ4と言う国は知って居ますか」
「「世界のビッグ4?」」
「そう。今日日本と対戦したドイツを含め残り3か国」
「いや。判らんなぁ」
「ドイツ・スイス・フランス・スペインは世界のビッグ4と呼ばれています」
「今夢姫が言った4か国はけた違いに強い。近年この序列は崩れていない」
「因みに、日本は23位です」
「23位か。弱いな」
「ですが前週よりも上がってはいますよ」
「「え?」」
「昨年、立海と試合をした選手が言っていたでしょう?テニス後進国だと。前週の日本の順位は31位。それが昨年言われていた答えです」
「マジかよぃ」
「ビッグ4に今年のアメリカは食い込もうとしている。あの越前リョーガと越前リョーマの兄弟が行ったんだ。さらに強くなってるに違いねぇ」
「だね。アメリカも前週よりもランクを上げて今は5位だもん」
「リョーガってオレンジをかじってた越前の兄貴って人?」
「そういや、あの人の試合見てないっすねぇ!本当に強いんっすか?」
「そう言えば。確かにあたしが一緒に海外の遠征に行って時にはいなかったよね」
という事は其れよりも後に拾ったんだろう
「あぁ。強いでねぇツキさん」
「さして興味はない」
お兄ちゃんの膝に乗せられてしまっているあたしに
「夢姫ってば本当に小動物のようだね」
「猫だな」
猫!?
「彼は元々日本代表ではない」
「遠征先のマカオで偶然お頭が…そこでジーニアス10のNo4だった霧谷という男をあっさりと倒してしまいましたからなぁ」
「ま、待って!」
「何だよぃ」
「そのマカオの遠征にはあたしも一緒に行っていた。だけどその時にはまだ越前君のお兄さんともあたしは出会っていない」
「だろうな。お前が一足先に帰国したその翌日にアイツと出くわしているからな」
「!!」