1
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
会場についても選手たちの姿はまばらで、着いている学校の選手もいれば、着いていない人たちもいて
「あれ?」
「この間から来ているよな」
「いや初日から来ているよ。彼女たちはね」
「へ!?マジ!?」
「本当ですよ。初日から見ていますし」
「今回は氷帝を見に来ているのかい?」
「いいえ。青学の桃城君と大石君を」
「え?氷帝を見ているんじゃ」
「氷帝は既に兄が見定めていますから」
「「ん?」」
分かって居ないのは何処の学校もきっと同じだろう
「夢姫。一応挨拶位はしておき」
「きっと来年また会うのに?」
「その方がええやろ。彼らは分かっとらんからな」
「どういう」
「初日に井上さんも言っていたと思うけど改めて。氷帝学園中等部3年在籍の越知夢姫です」
「マジかよ」
「跡部とかと同じ学年?でも全国大会でこうやって確り見に来てる割りには関東大会は見に来ていなかったようだが」
「言ったでしょう?在籍だと。学校に在籍だけしていて訳があって通ってはいないんです」
「でも氷帝だと高校も」
「あぁ、高校は別の所を外部受験するので」
「へぇ」
「でも何で関東大会を見ていないのに」
「関東大会が行われていた時、あたしは兄たちと一緒に別の試合に行っていましたから。関東大会を見に来ることが出来なかったんです」
「!?」
とはいっても、この全国大会の期間中の試合は別のメンバーが行っているし、この大会が終わってもお兄ちゃんたちはすぐに遠征に向かってしまうけど
「でも試合が始まるまでにはまだ時間があるけど」
「ちょっと寄るところがあるので」
「「寄るところ?」」
関東大会の試合のビデオを返しに行くと
「おや。昨日借りたばかりでしたのにもう大丈夫なのですか」
「はい。ありがとうございました」
「いえ。強化選抜選手を選ぶのもまた苦労されますなぁ」
「仕方がないですよ。大まかな人材は決まって居ますけど。後はコーチと監督判断ですから」
「でしょうね」
あの監督が早々に山から下りてくることなんてない。そんな事はあたし達がよく知って居る
「今日も試合を」
「えぇ。跡見ていない選手が数名いるので」
その選手さえ見て仕舞えばあとはどうでもいい試合だ
「そうですか」
サブちゃんは立海生の試合を気にしているようだったけど、早々に見ているしなぁ
「じゃあ、あたしはこれで」
「えぇ。コーチの方々にもよろしくお伝えください」
「はい」
外に出るとまだ青学の人たちは其処に居て氷帝の選手や立海の選手他の学校の人たちも見に来ている
「相変わらず凄い人だかりだなぁ」
「お前が其れを言うか」
ポカッと頭を叩かれると後ろには竜君がいて
「返して来たのかよ」
「もちろん。見終わった物をいつまでも持って居る趣味はあたしにはないよ」
「だろうな」
ボードを確認しに行くと昨日の試合の続きをする青学と氷帝
「明日になったのか。立海と名古屋星徳」
「みたいだね」
ほぼほぼ決まって居る選手たちばかりなんだけど、唯一試合に出ていないのは幸村君だけ
「夢姫?」
「決勝まで温存する心算かな」
「誰をだよ」
「そりゃ、幸村やろ」
「だろうな」
「一体」
「来年には分かることだけどね」
「来年?」
「そう。来年」
疑問に思っているらしい青学の人たちの間に割り切っては言って来た
「おい夢姫!」
「うっさ」
「人の話の途中で言っちまう奴が何処に居んだよ」
「ここにいんじゃん」
その矢先、がっ君に頭をはたかれ
「一緒に来たって良かったじゃねぇか」
「冗談はやめてよ」
「本当の事だC」
「なんであんなことをされた学校の人たちと一緒にいなくちゃいけないわけ?本当面倒なだけなんだけど」
「面倒って何だよ」
「本当のことでしょう?」
「あんな事さえなければきっと氷帝に通えていたし、他の学校に外部受験をすることにもならなかった。ただお兄ちゃんが氷帝の高等部に通っているからって言う理由だけで在籍しているのにね」
「んな!?」
「如何いう事だ」
「この間ゆーてた事となにか」
「あんだよ」
「なぁ夢姫」
「何?」
「お前外部受験って言ったけど」
「うん。高校は氷帝じゃないから」
「お前たちもそろそろ時間だろう」
その声に聞き覚えがあったのは事実だ
「榊先生がまだテニス部の顧問だったのか」
「え?」
「お兄ちゃんの時も榊先生だったよね」
「あぁ」
「越知兄妹。今も一緒にいるのだな」
「えぇいますよ」
「そうか」
「何で榊先生を」
「まぁ色々とな」
コートに行くと昨日のボードのままになって居て
「今日はダブルスからか」
「だな」
「昨日のシングルスで手塚が出てきている。1には誰を出すつもりなんだ」
確かに
「青学の事実上の№2である不二君かルーキーの越前君か。個人的には不二君だと思ってはいるけど」
「俺も同意見だな」
「いや。ルーキーやろ」
へ?
この試合にルーキーを出して来るの?
「他に考えられる奴がおらんやろ。部長がシングルス2で出て来てしまっとる以上な」
「それもあり得るかもなぁ」
「サブちゃん迄」
「ま、とりあえず今はダブルスに集中しいや」
「うん」
コートに来ては言って来たのは亮君と鳳君のペアと青学は大石君と菊丸君のペア
「どうだと思う?」
「さぁな。だがどちらもレベル的には申し分ないが」
そうなんだよねぇ
「そう言えば気になっていたんだけど」
「はい?」
「何で来年高校生になるメンバーのテニスの試合を見ているんだい?」
「お兄ちゃん、修ちゃんこれって話してもいい奴かな」
「何も言われてへんからな。ええんとちゃう?」
「問題ない」
そっか
「じゃあ、試合が終わってから」
この試合が終われば別の試合を見に行くつもりだったんだけどなぁ
「ふふ。じゃあこの試合も最後までいるわけだね」
「さて、どうでしょう」
「ん?」
「別の試合を見に行ってもここの試合会場にいる限り話は出来ますしね」
蛙の合図さえ来なければ
「それはまた」
あたしのスマホにはサブちゃんから四天宝寺も見終わってしまっているらしく暇になっているとのことだ
「お兄ちゃん、サブちゃんが暇らしいよ」
「ほうそれはまた」
「ではこの試合が終われば、空くコートもあるだろう」
「あるだろうね」
「確かに、あまりにも打たんと体が怠けてまうしな」
「如何いう事だい?」
「お前たちが気になっている選手の名簿はほぼ埋まって居る。興味に来ているのは大石の試合だけだ。それ以外は見なくとも問題ない」
「え?」
「しゃーない。毛利を探してきてやるわ」
「一体」
そんな中始まった試合は3-3にあっという間になった。
「再登録をして出て来たんだっけ」
「その様だ」
タイブレークまで持ち越してしまったけど青学の負け
「決定だね」
「あぁ。では行くとしよう」
「うん」
「越知兄妹」
そう止めに来たのは榊先生で
「何です?」
「なぜ自分の学校の試合を然もお前は部長まで勤め上げた男だ」
「興味ない。全国区までのレベルの選手だろうがこの大会に東京枠の推薦で出るようになってしまえば其れは全国区だとは言えない」
お兄ちゃんの言葉に一瞬氷帝の空気が凍り付いたのも事実だ
「相変わらず自分の所にも手厳しいね。お兄ちゃん」
「そうでもない」
「その割にはサブちゃんの面倒はよく見ているようだけど」
「アイツは問題ない。そもそも毛利はそういうレベルではない」
「どうだか」
なんて話しているとスマホから修ちゃんの連絡が入り
「サブちゃん本当に暇みたいだね」
スマホの写真を見せると安定のサボりを見せていて
「その様だ」
合宿所には戻るつもりは無いのを見越しているのだろう
「毛利の所に行くぞ」
「うん」
「え?」
「マジであの人たちこの後のシングルス見ねぇのかよ」
「見ないよ?だって跡部君と越前君の試合はとっくに見ているもの」
「どういう」
「如何いう事だい」
「こう言えば分かりますか?氷帝の初戦と獅子楽中の試合をお兄ちゃんがすでに見ている。そしてあたしは青学の初戦、比嘉中との試合をすでに見ている。見ている選手の試合はあまり気にしないようにしていますけど」
でなければ他の学校まで見て回るなんて出来るはずがない
「な!?」
「夢姫どうせ、見ていないのは」
「四天宝寺のルーキーと立海の幸村君だけ」
「そうか」
あと1日くらいで片が付くだろうか
「もうしばらくかかるだろうな」
「仕方がない」
修ちゃんの指定した場所に行くと
「毛利、サボって居るなよ」
「ツキさんに夢姫まで。もう氷帝戦は終わったんです?」
「ううん。今シングルス1だけどどっちも見てる試合だし来ちゃった」
「そういうことですか」
お兄ちゃんとサブちゃんがコートに入るとそのコートだけがいつもの合宿所の雰囲気と同じで
「相変わらずやなぁ」
「まぁお兄ちゃんだから」
「せやね」
「毛利、関節だけは外すなよ。たかが練習だ」
「へいへい」
お兄ちゃんとサブちゃんの練習風景なんて見慣れてるのに
「なんかやっぱりコートに入ってるお兄ちゃんたちは別格だなぁ」
「そらそうやろ。中坊の試合の為に練習中止にしとるんや。暇にならん方が可笑しいやろ」
「それもそっか」
お兄ちゃんたちの時よりもゆったりとした時間が流れているのも事実で
「おいおい」
「こんな所でやってんのかよアイツら」
「サブちゃんが暇を持て余しちゃってるから」
「成程な」
まぁ、サブちゃんからしたらもっと上の選手と打ち合いをしても可笑しくはないんだけど
休憩を挟みながらも練習をしていたお兄ちゃんたちも夕方になってしまい
「日が暮れて来たな」
「だね」
なんて話していると青学も氷帝も出てきて
「終わったんだ?」
なんて能天気に思っているけど
「何だよ先輩のあの練習の仕方」
「すっげぇ」
「マジかよ」
「久々にお兄ちゃんがテニスしてるの見たでしょ」
「あ…あぁ」
「でもあの練習風景があたしの日常だから」
「え?」
「サブちゃんが唯一勝てなかった相手。其れがお兄ちゃん。だけど今一緒にサブちゃんが練習しているのもお兄ちゃん。サブちゃんのダブルスのペアもお兄ちゃん」
「マジ?」
「本当」
「そして、不二君が気にしていた
「え?」
「夢姫はなそこにおんねん。俺達と一緒にな」
「マジかよ」
「夢姫が立海に外部受験するんも最初は悩んどったしなぁ」
「は!?」
「外部受験立海なのかよ」
「うん。サブちゃんがいるし」
「お前の基準がわっかんねぇ」
「だろうよ。夢姫はお前たちの前でもわがままを言わねぇだろ」
「そう言えば訊いたことねぇな」
「たっしかにー」
「でも、修二の前では我儘が出る」
「は?」
「たまにじゃん」
「この間物凄い我儘さく裂しただろうが」
「うぅ…しゅーちゃん竜君が意地悪だ」
「可愛い妹を虐めたくなる兄貴やからしゃーないやろ」
「あんな夢姫初めて見たC」
「確かに」
「先輩の前でもあんなんじゃなかっただろ」
「いや。越知の妹は氷帝の幼稚舎であの問題があった時1度だけ我儘を言ったらしい」
「は?」
「それが何かは知らないが問題があった翌日から、越知が中等部に上がってきている間は越知と共に一緒に居られる時はいたらしい」
「な!?」
「恐らく氷帝に上がらないのは越知が今年で氷帝を卒業するというのもあるのだろう」
「当然ありますよ」
だから悩んで修ちゃんに留年までして欲しいと頼んで舞子坂に行こうとしたあたしに
サブちゃんがいるからって言う理由で立海を推薦してくれた皆と見学までさせてくれたサブちゃん
「まさか立海を外部受験するとは驚いたが」
「強化選抜選手の合宿所にいるんです。立海に通っている人が」
「ほう」
「それがお兄ちゃんと今ラリーをしている先輩ですよ」
「は!?」
「マジかよ」
「本当。あぁいう選手たちがいる所に貴方達は来年呼ばれるの。中学生も含めてね」
「な!?」
そろそろ暗くなりはじめると言ったタイミングで
「そろそろ帰んでー」
「ですってツキさん」
「問題ない。終わりにするか」
一瞬でボールをキャッチしたお兄ちゃんは流石だと思う
ラケットバックにあたしの持っていた書類を入れてくれるお兄ちゃん
「まだ何日か見に来る。会おうと思えばいつでも会えるだろ」
「あたし会うつもりなんてないんだけど」
「それでもそういう顔じゃないやろ。あれは」
「面倒だなぁ」
「面倒言うなや」
「本当のことじゃん」
11/11ページ