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夢小説設定
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4年前のあの時と同じようにこんな風に大泣きをするなんて思いもしなかったあたしは
「荷物をまとめとき」
「え?」
「ちょいといい考えがあるんよ」
いい考え?なんて疑問に思っていると
「すぐに分かるで」
「分かった」
なんて部屋を出て言った修ちゃんを見た後持ってきていたキャリーケースに荷物を詰め込んで部屋を出ると
「随分と目が腫れているようだが」
「…」
下を向いて視線をそらしたあたしに
「夢姫?顔を上げてごらん」
そんな優しいせーちゃんの声も聞こえてきて
「大分泣きはらしたようだね。まぁ泣いていた声も外にも聞こえるくらいだったし相当だったんだろう」
「…っ」
顔を上げると驚いた顔をしたせーちゃんがゆっくりといつもと同じ笑みで
「俺達は何があっても夢姫の味方だよ」
「え?」
「きっとこの家の事も氷帝でのことも知って居る部分がそれだけじゃないという事もあるかもしれないけど」
「昨年の全国大会や立海でのことも強化選抜合宿で見ていたお前はどれも本当のお前だろう」
「あ…」
「種ヶ島先輩がどこかに連絡をしてはいたけど」
「修ちゃんが?」
「あぁ。でもそのキャリーケースとなにか関係があるんだろう?」
「うん。でも修ちゃんは荷物をまとめとけとしか言わなかったから」
「そうか」
なんて話していると
「準備できたようやな」
「うん」
「悪いな。お前らより先に夢姫と旅行楽しんでくるわ」
「「え?」」
疑問に思ったのは立海の皆だろう
「夢姫」
「お兄ちゃん?」
「たまにはゆっくりしていろ」
「へ?」
「4年前と同じ顔をしている。だからこそ種ヶ島もすぐに動いたんだろう」
そう言えば修ちゃんも同じことを言ってた
「どうせ帰るのは合宿所だろ」
「その前に夢姫の気分転換も兼ねての旅行や」
「気を付けて行ってこい」
「ありがとう」
外を見ると、呆然としている使用人の人たち。その目の前にはきっとお兄ちゃんが投げ捨てたのであろう私物の山が燃やされていて
「行ってしまうのね」
「ごめんなさい…」
「いいのよ。気を付けて行ってらっしゃい」
「え?」
「貴方が誰とどこに居て、どこの学校に行っていても私たちの娘です」
!?
「きっとお爺様もお婆様もそれは同じこと。そしてあなたのお父様も同じ。貴方が笑顔で楽しく日常を送ってくれればそれだけで私たちは満足」
「お母さん…」
「きっとそれは月光も同じことがいえるのよ。貴方が高校でしたいことも思いっきりしてきなさい。
きっと高校卒業をしたらなりたい物の1つや2つはすでに決めているのでしょう?」
「はい」
「月光が言って来たのよ」
お兄ちゃんが?
「プロのテニス事務所を作って欲しいってね。きっと貴方を思ってのことでしょう。貴方があの合宿所に行っていろいろな資格を取った事も聞いたしこれから役に立つことが増えて来るだろうからって」
「!!」
「だから今はめい一杯考えて悩んでいいの。これからの将来だもの。彼のお嫁に行くかもしれないし別の人かもしれないけど、それもまた夢姫の人生だもの」
「うん」
「だからこそ今の私たちは貴方の背中を押してあげる事しか出来ないわ」
「ありがとう」
「ふふ。気を付けて行って来るのよ」
「はいっ」
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