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夢小説設定
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翌日目が覚めると既に朝になって居て、外からはテニスボールを打つ音が聞こえてきている
窓を開ければ、立海の皆がテニスラケットを持っている姿を見るのも久々に感じるのは気のせいじゃないだろう
「夢姫、起きたなら出てくればいいでしょう」
「まだ寝起きだもん」
「何を言っているんです?ここに居る間散々僕たちに見せてきているじゃないですか」
「酷くない?あくと君」
「本当の事でしょう」
身支度を済ませて外に出ると
「随分とゆっくりしていたようだが」
「夢姫は今日から3日間何もするなって言う平等院からのおったし通りにしているんだよ」
「は?」
「嘘だろぃ」
「本当だ」
「おはよう。お兄ちゃん」
「あぁ。昨日も見に来ていたがまぁ問題ないだろう」
コートに入ったお兄ちゃんとサブちゃん。それに修ちゃんもいて
「さて、今日はコーチが沢山いるわけだな」
「え?」
「だって普段と」
「何を言っているんだい?ここに来て居る今こそ他の学校の誰よりも強く君たちはなれるというのに」
「え?」
クスクスと笑っていると
「お兄ちゃんも今日はサブちゃんの練習に。立海には修ちゃんが行くけどここは強化選抜の選手たちが多くいる。修ちゃんだけじゃない。ここにいる皆が立海生のコーチをしてくれるんだよ」
「マジかよぃ」
「夢姫」
「あくと君?」
「練習を始める前に幸村君をお借りしても」
「せーちゃん?」
あたしがそう言ったことに反応を示したせーちゃんたち
「幸村君が」
「君島君が言っていた例の件でのことですよ」
「血液サンプルが必要だと言っていた奴?」
「そうです」
せーちゃんはよく分かって居ないようだけど
「せーちゃん、先にあくと君と一緒に医務室に行って来てもらってもいい?」
「何でだい?」
「ちょっと前からせーちゃんの血液サンプルが必要だと言われててね。でも海原祭もあったからちょっとだけ延ばしてもらってたの。今、丁度よくここに居るし医務室で血液だけ取ってくれたら育人君がアメリカの病院に渡してくれるって言うから」
「そうか」
「出来る事なら早く済ませてあげたいから。その方が立海の皆だって安心できるでしょう?」
「そうだな」
「確かに夢姫の言う事も一理ある」
なんて言うもんだからせーちゃんもあくと君について行って
「なぁ」
「うん?」
「なんで血液サンプルなんだよぃ」
「採血をしてそれをアメリカの病院へ送るだけ。ダブルスで試合をした時に育人君が電話をしていた相手がアメリカの病院なんだよ」
「マジか」
「そう。まぁ血液サンプルを送ってくれれば入院・手術が必要かどうかまで調べ上げてくれるって言うから」
「すごいな」
「そう。だから先にせーちゃんには採血をしてもらうだけの話」
「練習始めんで」
修ちゃんの声で練習を始めた立海の人たち
「意外…」
「そうか?」
「うん」
お兄ちゃんとサブちゃんのダブルスの練習にはジャッカル君とブンちゃんのペア
カナ君が弦君のクラッチの練習に付き合ってくれていて
レン君には修ちゃんが。まー君には大和君。比呂君にはカズ君。赤也君には加治君が入って居て
「なんか比呂君にカズ君が着くのもレン君に修ちゃんが付くのも意外。加治君が赤也君についたのが1番意外だったのかもしれないけど」
「そうだな。だが立海だって大曲の持久力の練習方法をしていただろう」
「まだ続いているよ」
「そうか。それにお前と言う食事面をサポートできる人材がいる」
「あたし?」
「そうだ。奴等の動きはここに来た頃よりも断然良くなってきている」
「ほー君が他の人を褒めるのって珍しいね」
「そうでもない。お前も今日は無理をするなよ」
「うん。もうちょっとしてからちょっと自分の部屋片づけてくる」
「そうか」
せーちゃんが戻って来て、レン君の練習相手が修ちゃんからあくと君に変わりせーちゃんの練習にカズ君が入り比呂君の練習に修ちゃんが入ったのを見ると
「じゃ、あたしも部屋に戻ろ」
「早いな」
「そんな事無いよ?」
部屋に戻れば色々と片付けるものを片付け食堂に行けばシェフたちが料理を作って居て
「おはようございます」
「おはようございます」
メニューを見ていると揚げ物が多くなっていて
「これは?」
「夕飯用ですよ。お昼は蒸し鶏の油淋鶏にしようかと考えておりますが」
蒸し鶏の油淋鶏なら
「ならお昼に木綿豆腐を使った味噌汁もお願いします」
「承知しました」
「それと、夢姫さんにご相談が」
「あたしに?」
「はい」
「わかりました。後でまた伺いますね」
食堂を出て洗濯室に行くと籠にはたまりにたまっている洗濯物の山を分けて洗濯機に入れて回していく
「お、本当におったのぅ」
「まー君?あれ?練習してたんじゃ」
「大和先輩が休息も大事じゃと」
「大和君ならいいそう。でもまさかコートから出て来るとは思わなかったけど。でも大丈夫?大和君手強いでしょう?青学で部長をしていただけあって、今は2軍1番コートにいる人材だしね」
「そうじゃのぅでも立海にも手強いのはいくらでもおるき」
「確かに」
外を見ると
「大和君コートに戻ったけど大丈夫?戻らなくて」
「戻らんといけんのぅ」
「頑張ってね」
「おん」
流石に3台同時に回すのは結構きついかも。なんて思いながらも食堂へ戻ると
「お待たせしました」
「いいえ。実は…」
「そうですね。なら脂身の少ないヒレ肉を使って見てもいいかもしれないですね。それに、彼らの事だからきっと何を出されても食べてくれるでしょうけど」
「けど?」
「洋食だけではなく、和食も用意しておいてあげるといいかもしれないですね」
「和食…ですか」
「えぇ」
「承知しました。では夕飯は両方用意いたしましょう」
「ありがとう」
食堂を出て洗濯物が終わるまでの間お兄ちゃんの部屋からお兄ちゃんが昔読んでいた本を持って行くとお昼の休憩に食堂に集まって来ていた立海の皆
「お疲れ様」
「あぁ」
お膳に1人分の食事を乗せてくれていると
「また随分と」
「動いている分、確りと食べないと」
「そうだね」
「お前は抜くつもりか」
「まさか。お兄ちゃんたちがいる前で抜いたことはないよ。先に洗濯物干して来ようと思ってるだけ」
「そうか」
お兄ちゃんが一緒に来てくれるという事は高い所にも多少は干せるという事だ
「随分と回したようだが」
「ランドリールームに行ったら大量にあったんだもの。自分のを洗うついでに一緒に回しちゃった」
「そうか」
大量に会った洗濯物を干し終わると
食堂でお兄ちゃんたちと一緒にお昼ご飯を食べて休憩がてらお兄ちゃんと一緒に森林浴に行くことに
「あれ?珍しいね」
「そう?ここに居る間の日課だからあまり気にしたことないけど。森林浴してるのも気持ちいいんだから」
「へぇそれはいいことを聞いたよ」
「午後の練習までには戻る」
「分かった」
お兄ちゃんと一緒に外に出ると
「不思議やろ?あれで兄妹なんやから」
「そうですね」
「ただなツッキーの実家に行ったらそうはいかん」
「え?」
そこだけ言っているのを聞いた後ドアを閉めてお兄ちゃんの隣を一緒に歩いていると
「やっぱり気持ちいいね。森林浴」
「そうだな。お前はどうしたい」
「え?」
「実家に帰ることだ。確かに俺はアイツらを連れて実家に行くがお前はあの家での境遇は難しい立場だろう。種ヶ島はお前の好きにさせておけばいいと言ってはいるが。お前が行きたくないと言えば種ヶ島も残るだろう」
「そう…だね」
「夢姫が越知の家にいるのは悪い事ではない。親父が悪いわけではないが母さんが悪い訳でもないしな」
「しってる。でもきっとあたしの本当のお母さんだって悪いわけじゃないんだよ」
「そうだ。だがお前が生まれてきてくれたことを誰よりも喜んでいるのは親父と母さんだ」
「うん」
でもきっとお手伝いさんたちは違うから
「俺もお前が間違って生まれてきただなんて思ってはいない」
「え?」
「両親も俺もお前に対してそう思っていることを忘れるなよ夢姫」
「うん」
「お前が実家に戻るかどうかは当日までに自分で判断しろ」
「分かった」
森林浴から戻るとテニスコートにはまだ誰も揃っていなくて
「あら?」
「もう少し待って居てあげな」
「どういう事?」
テニスコートでお兄ちゃんとたわいもない話をしているときだった
「悪い悪い」
「随分と遅かったな」
「しゃーないやろ」
「夢姫には当日までに決めるように伝えている。実家に帰って辛い思いをする夢姫をさんざん俺は見てきているからな」
「やな。きっと自分ちの事もあったし幼稚舎の事もあったりで誰も信用できん環境にしてしもうたんやろうな」
「だろうな」
立海の皆も集まってきて
「遅くなりました」
「いやさほど待って居ない。お前たちには言っておこう。夢姫には実家に帰ることは当日までに決めるように伝えている」
「え?」
「何でじゃ」
「実家に帰る前に話しておこう。ただし練習の後でだ」
あたしが下を向いたことで何かを察知したのだろう
「お前さん聞かれたくないんか」
「え?」
「そんな顔をしてるぜよ」
「そんな事無いよ」
「夢姫はあまり自分の事を話そうとはしないだろう?」
「そういや」
「話さない訳ではない話したくないんだ。実家でのことを知って居るのは俺と此処に居る奴等でも数名。毛利や徳川ですら知らない事だ」
「そんな事ってあるんですね」
「毛利先輩ですら知らないだなんて」
「其処まで毛利にも徳川にも気を許しているわけじゃないという事だ」
修ちゃんが隣に来てくれたことに安堵してジャージを掴むと
「平気や。ちゃんとおるやろ」
「うん」
「種ヶ島先輩は知って居るんですか?」
「俺?知っとるよ。氷帝であったことも夢姫の実家の事もな」
「マジかよぃ」
「まぁ夢姫が顔を赤くする人間が立海におることも知ってるのも俺は知っとるけどなぁ」
「修ちゃんっ」
「すまんすまん」
「でも夢姫や先輩の家に行けば分かるという事でもありますよね」
「場合によってはな」
「取り合えず練習始めようや」
「そうだな」
皆してコートに入れるのにあたしは何もできないでただ座って皆の練習を見ているだけ
「夢姫」
「あくと君?」
「洗濯物が乾いていれば畳んでおいてもらえると助かるんだけどね」
「わかった」
「頼んだよ」
洗濯物を取り込んで窓を開けて畳んでいると
「夢姫」
「黒部コーチ」
「越知から話は聞いていますね」
「はい。実家に帰るのはあたしの判断に任せると」
「そうですか。少し話をしましょう」
「はい」
食堂で話をするのにシェフが入れてくれた紅茶を一口飲むと
「夢姫さんがご実家であったことは確かに我々も知って居ます。まぁここに居る時にその事を話すという君島君の条件の元話してくれたことがきっかけでもありますが」
「そう…ですね。さっきもお兄ちゃんが言っていましたけどカズ君やサブちゃんは実家でのことを知らない人たちでもありますけどね」
「その様だがどうせ、夢姫さんは話すつもりは無いのでしょう」
「ないです。今後もここに誰が来て、誰があの中に話せる人材はきっと来ないでしょうから」
「そうですか」