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「おや。このベンチに人がいるのは珍しいですね」
「そうだね」
ベンチでお兄ちゃんの膝枕で横になって居るものの起きているせいか、確りと声が聞こえて来ていて
「だが、ここは公衆の場。たかがベンチと言えど良くないだろう!」
「
「五月蠅いとはなんだ!」
「まぁ真田が五月蠅いのは仕方がないとして」
「幸村、どういう」
「公衆の場で横になっているくらいだ。この人込みで疲れてしまったんだろう」
「まぁそのタイプだ。久々に外に出て疲れたんだろう」
お兄ちゃんの方から声のする方を見ると黄色いジャージに立海の文字が書かれている所を見ると立海大附属。サブちゃんの後輩の人たちで神奈川代表なんだろう
「随分とめんこいのぅ」
「だけど、なんか本当に疲れ切ってるようだな」
「疲れた。今はもう誰とも話したくない」
「本音はそっちか」
「本当の事だもん」
そんな中鳴ってくれたお兄ちゃんのスマホに出てくれたお兄ちゃん
「相変わらず外の長居は無理なのか?夢姫」
「誰だ」
「お前も来ていたのか。徳川」
「カズ君だ…」
「あぁ。学校の方から試合に出て欲しいと連絡があったので。その帰りですよ」
「そうか。だがまぁ迎えは来たようだ」
お兄ちゃんの言葉に少しだけ顔を上げると見慣れたシルエットが近づいてきて
「お前が来るとはな」
「ちゃーい☆」
「修さん」
「修ちゃんだ」
「相変わらずやなぁ夢姫。氷帝の奴等にでも出くわしたか」
「え?」
「うん。話したら疲れた」
「せやろうな」
ひょいっとあたしを抱え上げた修ちゃん
「自分の足でしっかりと歩かんか」
修ちゃんの方に顔を埋めていると
「こらあかんわ。そのまま寝るタイプやろ」
「だろうな。だが無理矢理引きはがせばどうなるか分からない俺達でもないだろう」
「そうやな。徳川も乗って帰んで」
「ですが」
「どうせ帰る場所は同じや。お前1人増えた所で誰も何も驚かん」
「そうですね」
なんて話していると
「ホンマに寝よったなぁ夢姫」
「仕方がない。今は進路の事もあって頭がいっぱいいっぱいなんだろう」
「さよか」
起きた時には合宿所に戻って来ていて
「起きたか」
「修二が夢姫を抱えて降りて来ても驚きはしねぇけどよ」
だろうね
「そうしてると年の離れた兄妹にしか見えねぇよ」
「そうですなぁ」
「しゅーちゃんと?」
「他に誰がいるんだよ」
「それはヤダ」
「おいおい。そらないやろ」
「だって兄妹だったら修ちゃん事好きになれないもん」
「相変わらずだな」
「修二が居なくなったら大変だな夢姫」
え?
「U-17の合宿は高校3年まで。俺達は来年はもうここにはいねぇよ」
「知ってるけど…」
「でもよ。お前高校はどうするんだよ」
あ゛…。そうだった。高校の進路も決めなくちゃいけないんだ
「氷帝の高等部にはいかないと断言している以上早く決めなければいけませんが」
「お兄ちゃんは都内でも都外でもどっちでもいいって言ってくれてるの。
確かに都内でも青学や山吹とかもあるんだけど都外だったら舞子坂もいいなぁ」
「でも、夢姫が来る頃には奏多も俺は居らんやろ」
「えーーっ一緒に通ってよぉ」
「「出た」」
「夢姫のワガママ」
ワガママでもいいもん
「まぁでも夢姫のワガママなんて可愛いもんだろ」
「何処がだよ」
「あんま言わないワガママを修二や俺達の前では言えるって事はそれだけ夢姫が安心してる証拠だろ」
「あ…」
「まぁ確かに我儘ってあんま聞かないよな。越知の前でもあまり言っているのを聞いたことがない」
「「俺もだ」」
そんなにお兄ちゃんにわがまま言うほどの事でもないだろうけど…
「夢姫がツキさんにわがまま言うたのだって氷帝の高等部に上がりたくないくらいしか聞いてへんもんなぁ」
「確かに」
「それでも構わないとしか言わなかった越知もすげぇと俺は思うけどな」
「だな」
「ゆーても俺も京都には帰らんしな」
へ!?
「修ちゃん!」
「おわっなんや」
「京都には帰らないの!?」
「帰らへんよ。つーことで舞子坂に行ったら奏多と京都に行くことになるかもしれへんな」
「じゃあ、行かない」
「即答かよ」
「ここいらの学校だったら毛利の通ってる立海大附属もあるだろ」
「夢姫の言うように都内だって大和のいる青学もあるし他にも山吹だってあるだろ」
「うん」
「もうどうしたらいいのかな…」
「夢姫」
「うん?」
いきなりサブちゃんに呼ばれるとは思わなくて顔を上げると
「明日立海に行く用事あるんやけど、俺と一緒に来てついでに見学でもするか?」
「へ?」
「そうだね。そうしておいで夢姫」
「育人君?」
「外見に捕らわれず、中を見て決めるのだって立派な選択肢の1つでもあるわけです。確かに舞子坂や四天宝寺のように関西で距離もあれば越知君とも中々今度は会えなくなってしまうだろう?」
「せやね。夢姫の事やからきっと1人でふさぎ込んで俺達じゃないと手に負えなくなるまでため込むやろうな」
「そこまでため込まないもん」
「何を言っていやがる」
「え?」
「越知が連れてきた時お前はまだ小学校を卒業したばかりだっただろうが。そこまでふさぎ込んでいなくとも、越知以外の人間を誰も寄せ付けず。誰も信じず。越知のあの部屋でずっとこもりっきりだったのはお前だろうが」
うぅ…
「越知が無理やりにでもお前を連れだしてこなきゃ俺達だってお前の存在を知らないままだったわけだ」
「そっか」
「夢姫が氷帝でされたことを知らない俺達やない。夢姫がツッキーと一緒に氷帝から来た時、お前俺達の事誰も見ることもせぇへんかったくらいや。それに比べたら大分変ったやろ」
「そうだな」
「せやけど今日あったんよ。比嘉の選手からちょっとな」
「ちょっと?」
「ラケットを当てられそうになった」
はぁ…とため息をついた皆が
「夢姫」
「ほー君…」
「俺達がそんな馬鹿な事をするなんて思うなよ」
「え?」
「そうですね。我々が其れをすれば、それは選手ではなくなると言うことです。それは夢姫も十分知って居る事でしょう」
「知ってるよ。皆がそんな事をしないって言うことも」
「だからな。お前はお前のままでええねん」
「寿三郎が立海に戻るタイミングで夢姫に見学を進めるという事は立海も悪い所ではないという事でしょう
それに立海に通っているからと言ってもすぐに夢姫の場合はマネージャーとしてすぐにこの合宿所に呼ばれるでしょうし」
「そうだな」
「え?」
「あのコーチや監督がそうやすやすと栄養面を管理をするマネージャーの夢姫を手放すはずがないでしょう」
まぁ確かにそうだろうけど
「なので、高校に入ってすぐに恐らくこの合宿所の案内が届きますよ。例えどこの高校に行っていても」
「でも、毛利と同じ高校やったらツッキーも安心とちゃう」
「どういう事です?」
「昼間、コーチから連絡があったんだよね。来年は中学生も引き入れると。それと皆にもまだここに残ってもらうって話になってるみたいだから。お兄ちゃんを含めて」
「なるほど」
「つまり、夢姫がここに帰って来てもちゃんとに越知や我々がいるという安心材料はあるわけです」
「そっか。サブちゃん」
「んー?」
「あした立海を見に行っても大丈夫?」
「かまへんよ」