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夢小説設定
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放課後、片付けも終わってコートの方に行くと
「あら」
「まだいたんかあいつ等」
「その様だな」
コートの中には亮君とがっ君が打ちっぱなしをしていて
「あ、まっるいくんだー!」
「そりゃ、いるに決まってんだろぃ」
笑顔で手を振ってくるジロ君に手を振り返しているブンちゃん
「あ、夢姫も一緒だC~」
「そりゃあ同じクラスなんだから一緒でしょうよ」
「そうだな」
「うっらやまC~」
羨ましいんだ?
「どういう事じゃ」
ボールを打っていた亮君やがっ君も手を止めてこっちを見ていて
「中学は仕方ないけどさ幼稚舎で幼なじみなのに誰もクラス一緒になった事ないC~」
「「は?」」
「それはまぁあれだけのマンモス校のようにクラスが沢山あれば一緒のクラスになるなんてほぼ不可能だよジロ君」
「えー」
「そうだ」
「??」
鞄からジロ君様に作っておいたお菓子を取り出すと
「マジマジ!?」
「これって」
「ポッキーもどきだよ」
「そんなものまで作れると言うのか」
「味の保証は一切しないけど」
「宍戸にも渡してたじゃねぇか」
「アレは亮君とがっ君用。普通のお弁当だよ」
「マジかよぉ」
がっくりと項垂れたブンちゃんは
「明日も作ることになるんだ。食べることはできるだろう」
「いや。俺は明日部活の方に出んだよぃ。仁王とジャッカルと毛利先輩と」
へぇ
「結局食わないで終わっちまうじゃねぇか」
「そうじゃの。幸村も柳も今日食べてしまっておるしのぉ」
そうだったんだ?
「どうするよ仁王。俺達だけだぜ?コイツの作った飯食ってねぇの」
確かにブンちゃんとまー君以外は皆お弁当を買って食べている気がするけど
ふふと笑っていると
「夢姫が笑ってる」
「俺達の前でもそんな事は無かったのにな」
「ほう」
「明日。ブンちゃんとまー君には別に作ってきてあげるよ」
「マジ!?」
「本当」
「やりぃ!」
「これで食えるかのぅ」
「夢姫」
「がっ君?」
「しばらく見ねぇ間に立海で馴染んでんじゃねぇか」
馴染んでる?あたしが?
「氷帝での幼稚舎のあん時見たく泣かされんじゃねぇぞ。逆にお前が居なくなって泣いた奴の方が多いかもな氷帝も」
「は?」
「気づいてねーのは夢姫だけだろ」
「どーいう」
「夢姫が幼稚舎の時から人気があんのは知ってんだよ。でも先輩もいるから声もかけられねぇ奴等ばかりだ。幼なじみの俺達を抜いたらな」
「へぇ」
「ま、夢姫が立海で元気そうで何よりだぜ」
「そっか」
「立海の奴等に泣かされんじゃねぇぞ」
それだけ言うと帰って行ってしまった亮君たち
「随分と寂しそうだな」
「そんなことはないけど、学校は違えどこうして1日同じ場所にいるなんて幼稚舎以来で懐かしかったから」
「そうか」
クラクションが鳴ったと思えばすでにお兄ちゃんたちが車に乗って居て
「じゃ、また明日。ブンちゃんとまー君はあしたの朝ごはんも抜いて来てね」
「は!?」
「何でじゃ」
「内緒」
車に乗り込むと
「随分と楽しそうだったな」
「そうでもないよ?でも久々に亮君たちと学校って言う大きな空間で一緒にいたかも」
「そうだろうな」
翌朝いつもより早く起きると、ブンちゃんとまー君の朝ごはんとお昼ご飯を作った後
カフェ用のご飯を用意していく
「相変わらずすっごい量やね」
「でもこれ全部なくなっちゃうんだよ?それも凄い事だよね」
「そうだな」
学校の支度をすると
「あ、そうだ。今日のお昼は野菜が沢山入ってるキーマカレー作ってあるから食べてね」
「作らなくていいと言っただろう」
「うん。でも落ち着かなくて作っちゃったから」
因みにブンちゃんとまー君のお昼ご飯もキーマカレーだ
荷物を持って学校へ行くと
「おはよう」
「おはよう?」
クスクスと笑っているクラスの女子たちは
「越知さんは知ってる?」
「何を」
「この立海ではね最終日好きな人と一緒にキャンプファイヤーをみると両想いになれるってジンクスがあるの」
へぇ
「へ?キャンプファイヤー見るだけでいいの!?」
「え?あぁうん。そう」
修ちゃん空いてるかなぁ?
「お前さん、俺が空けておけって言ったの忘れておるじゃろ」
「あ…」
「なぁに、仁王は越知さん狙ってるの?」
「他に何があるんじゃ」
「はい?」
「気づいとらんのはお前さんだけじゃき」
うぅ…
「修ちゃんとみたいのにぃ」
「諦めんしゃい」
まだ時間が早かったようで、コートの方へ向かうと
「お、随分とはよう付き去ったな」
「サブちゃん、朝からいなかったのはここのお手伝いだったんだね」
「せや」
昨日言っていた朝ごはんをブンちゃんとまー君、サブちゃんに渡すと
「朝から凄い量じゃんね」
「そうでもないと思うけど」
「相変わらず凄い弁当やね」
「サブちゃんはこれよりすごい食事を毎日見てるじゃん」
「それでも、夢姫が作るかシェフが作るかの違いやろ」
シェフが作ってくれる食事だって凄いんだから
「夢姫。悪いな朝から」
「どういたしまして。お昼の時はまた持ってくるね」
「昼?」
「昨日の今日やから修さんに釘刺されとるんよ。で俺がここにおることを知っとるから昼は俺の見てる範囲で食わせるっちゅー話や」
「へぇ」
「皆はたくさん食べた方がいいからさ」
「じゃあ、また後でね」
クラスに戻ると準備が始まって居て
「越知さん、着替えて!」
「へ?」
急に着替えさせられたあたしは水色のメイド服の様なワンピースを着させられて
「これって」
「採寸した時に聞いたでしょ?今日は皆これを着て接客するの」
だけどスカートはフリフリで短いし
「恥ずかしい…」
「皆同じよ!」
「皆は似合っているじゃない、あたしは似合っていないもの」
「何を言っているんだか」
「そうよ!」
「越知さんの方がよっぽど似合ってるわよ!」
「似合ってないよ…」
クスクスと笑っているせーちゃんにスマホで急に写真を撮られたかと思えば
「これじゃ本当に仁王もウカウカしていられないだろうね」
「何で?」
「海原祭は最終日が1番集客できるのよ」
「え?」
そんなの初めて知った
「今日はね越知さんの事もあって毛利先輩からお昼休憩を設けることにしたの」
「空いてる時間で良かったのに」
「駄目に決まって居るだろう?」
なんて言われてしまえば諦めるしかなくて
「私たちも同じように交代で休憩をとるから越知さんだけじゃないんだけどね」
「そうなんだ」
午前中には今日だけ最終日という事もあってデザートも作ってきた
「丸井君が言ってたのって本当のことだったの!?」
「え?」
「越知さんはお菓子作りも出来るって」
「一応は作れるよ?失敗することの方が多いけど」
「それでも!」
「これだけの量を作るのだって大抵のことじゃできないだろう?」
あー。そういう事か
「これは手を抜いてあるんだよ。きっと皆も作れるくらい簡単」
「そうなの!?」
「うん。これは午前中しか出すつもりないから。余ったら食べて構わないよ」
その言葉に皆して自分で買っているクラスの人たち
「食らいつきようが凄いな」
「そうだな。生徒会の方にもこのクラスのメニューが美味しかったと。学園祭で出すレベルではないと。そう言われている意見が多くある」
「へぇ」
「自分の事を言われているのにあんまり興味がなさそうだね?夢姫」
「興味ない」
「「は?」」
「興味ないの?」
「ない」
「だが先輩たちには喜んで出すだろう」
「皆よりも付き合いがあるからね」
クラスの子たちが買ってしまったせいである程度の量しか残って居ないのをどうにかするべきだ。とレン君に言われてしまったクラスの人たち
「んー…」
「でも食べてみたいもの」
「近くにスーパーとかってあったっけ」
「あるけど」
「何をする気だ。あの量を直ぐには」
「作れるよ。言ったでしょ?簡単だって」
着せられた服から制服に着替えて財布を持つと
「え?誰かを」
「サブちゃんと行くから大丈夫」
「テニス部の出し物があるけどね」
「そんなに時間なんて掛からないよ」
下に降りてテニスコートの方に行くと
「サブちゃん」
「どないした?」
「材料の買い出し付き合って?」
「ずりぃだろ。先輩を使うなんて」
「構へんよ。昨日と同じ材料買いに行くだけやろ」
「うん」
エプロンを外したサブちゃんと一緒に近くにあったスーパーに行くと
春巻きの皮に牛乳、ホイップクリームを多めに買ってすぐに立海へ戻ると
「随分と」
「早かったな」
あたしの後ろにいるサブちゃんに
「本当に毛利先輩と一緒に買出しに行ったんだ」
「ほな。また後でな夢姫」
「あ、うん。ありがとうサブちゃん」
「かまへん。妹の頼み聞けへんような俺らじゃあらへんやろ」
なんて言ってきっとテニスコートに戻って行ってくれたんだろう。昨日修ちゃんだけじゃない。育人君とも話していたのを聞いているからかそう思ってしまう自分がいる
調理室に入ると
「春巻きの皮?」
「そう。皆のそれも同じものだよ」
「へ?」
耐熱容器に牛乳を入れて皮を浸していく。ホイップクリームを乗せてのばしていくを繰り返すと
「すごいな」
其れを切って、容器に入れて行くと簡単なミルクレープの完成だ
「はい出来上がったよ」
「此れはまた」
残った分を切り分け冷蔵庫にしまっておく
「じゃ、越知さんも着替えてね」
なんて言われてしまえばさっきまで着ていた服に着替えて皆の所に行くと
「なんか、凄いね」
「これが3日続いてたんだけど。夢姫は作る専門だったからこっちは見てないんだったね」
「初めて見た」
思っている以上に早く売れてしまったクレープと余ってしまった時間
「早いけど休憩にしたらどうだ」
「「柳君?」」
「その分1時間午後販売するものを早めるという事だ」
「それありだね」
「じゃ、そうしましょ」
なんて言われて
「あ、夢姫はその格好のままでいてね」
「なんで?」
「仁王の反応を楽しみたいからに決まって居るだろう」
「変なの」
テニスコートに行くと人だかりが出来ていて
「相変わらずのようだね」
「やはりあの2人を最終日の中に組み込んで正解だったな」
人だかりをよけてサブちゃんの所へ行くと
「随分とはよう来んさったな」
「早くに売り切っちゃったから早めのお昼休憩」
「さよか」