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夢小説設定
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起きた時には当たりも真っ暗で電気を付けようにも距離がありそうで怖くなってしまい震えていると
「ど…しよ…」
「何をしている」
「!?」
顔を上げると電気を付けてくれたほー君が居てくれて
「ここで寝ていたのか」
「今起きちゃった」
「相変わらずだな」
!?
「部屋に送る。さっさと来い」
慌ててほー君の傍に行けば、一緒に歩いてくれて
「何であそこに居るって分かったの?」
「物音がしただけだ」
あたしが起きた時の音かな
「あまり無理だけはするなよ」
「え?」
「立海で飯を作っているという話は聞いている。だがお前が無理をしてもいい事なんて1つもないだろう」
あ…
「無理だけはするなとは言ってもお前の事だ。明日も明後日もやり切るんだろうからな
立海がここに練習に来る3日間はゆっくりしていろ。飯も作らなくていい」
「でも」
「少しは自分の体の事も労わってやれ」
「ありがとう…」
「あぁ」
部屋に付けばすぐに布団に入って寝てしまったあたしが起きたのはいつもよりも早い時間帯で
「おはようさん」
「おはよう?」
「随分と寝たようやね」
「うん」
今日の立海で出す分の下ごしらえをしているときだった
「夢姫」
「ほー君?」
「今日から5日間。俺達の飯も作らなくていい」
「なんで?」
3日間なら分かる。昨日話していたことだろうと思っていた
「今日と明日は立海でのことに集中して構わない。其れに言っただろう。少しは自分を労わってやれ」
「分かった」
その返事を聞くと部屋を出て行ってしまったほー君
==
「偉い言い様やな。平等院」
「仕方なかろう。こうでも言わなければアイツは自分を犠牲にする」
「貴方は自分を犠牲にする癖に夢姫にはそれを言うんですね」
「当り前だ。昨日の夜遅くにあの真っ暗なリラックスルームに居て寝てがったんだアイツは」
「「な!?」」
「俺が少し夜風に当たって帰っているときに起きたんだろう。真っ暗の中で起きたアイツが震えていた」
震えていた。その発言は合宿所の人間がぴりついた瞬間でもあったわけで
「だからこそ立海が3日間来るときはゆっくりしろとは言っている。それに踏まえて今日と明日も作らなくていいと言ったのは」
「夢姫の体を守るためかいな」
「それだけではない」
「どういう」
「平等院は夢姫が立海で普段作ることのない量・人数の飯を作ってるんやで?それも明日まで続くとなればいつどうなるか分からん。だから海原祭の間は作らせん。そして疲れ切っている体にアイツはムチ打ってここでも作るやろ。立海生がいるなら尚更。それを前もって平等院は止めさせたんや」
「成程」
「平等院はアイツを見ていない様できっと誰よりも影で見守ってる兄貴なんやろ。せやから夢姫やって平等院の言う事は聞いてんで」
なんて話をしているときだった。昨日の倍の量の荷物を持っている夢姫に
「随分と偉い量やね」
「今日はね、昨日よりも来る人が増えるかもって」
「大丈夫かいな」
「今日は3人で盛り付けなの。昨日よりは少し楽だと思うけど」
「無理だけはするなよ」
「ありがとう。ほー君」
サブちゃんが荷物を持ってくれて
「そんじゃ行ってきますわ」
「えぇ。気を付けて」
「ありがとう」
学校に着くとレン君やせーちゃん、クラスの人たちはすでに来ていたけど
「珍しいね。ブンちゃんとまー君が来てないの」
「仁王は朝は弱い方ではあるが遅刻をするほどではないだろう」
「丸井はそろそろ来るよ」
「そうなんだ」
支度をすると調理室に行き準備を始める
「昨日の量よりも凄くないか」
「少しだけ多いよ」
「少しではないな」
そう言い切ったレン君は「昨日の倍はあるな」と言って来たのだ
「昨日の倍ねぇ」
「それを全部売るつもりかい?」
「の予定」
ご飯を炊いている途中で朝ごはん用のパンケーキを焼いていると
「美味しそーな匂いがするー」
「本当だね」
なんて話して来た今日一緒に盛り付けをしてくれる予定の人たち
「無茶だけはするなよ」
「うん」
美化委員でもあるせーちゃんは午前中は委員会活動があるそうだ。レン君も生徒会の仕事があると言っていた
クラスの中にブンちゃんもまー君もいるから大丈夫だろうという判断になったのだ
そんなタイミングで来たブンちゃんは
「なぁお前の招待した人って一体誰なんだよぃ」
「今日来るって言ってたよ?」
「今日?」
「そう。あの合宿所の人たちは家族枠だからお兄ちゃんと一緒にだったら入れちゃうからさ」
「成程な」
安定に始まったタイミングではまだまー君の姿が見えていなくて
「仁王がいねーのなんて今に始まった事じゃねーだろぃ」
「そうなんだけど」
「やっぱ昨日アイツに何か言われたんだろぃ」
うぅ…
パンケーキが焼きあがって居るタイミングで今日はクラスにいない子たちもなぜか買いに来ていて
「いいなぁ買えて」
「私も食べてみたいのに」
なんて会話まで聞こえている
「でも、あの子一体いつお昼食べたの?昨日」
「え?」
「だってお昼からずっと作りっぱなしだったじゃない」
「そういや俺も昨日食ってんの見てねぇな」
「丸井君も見てないの?」
「あぁ」
「まぁ柳も幸村君もどうせ、ここに顔位は出すだろうから話してみるぜ」
「そうした方がいいかも」
別に食べなくても平気なんだけど。その日のお昼ごろだ
昨日と同じように込み始めて来たカフェ。お持ち帰りも出る出るなんて思っていた
「よぉ」
「は?」
「え?氷帝?」
「なんで宍戸と向日が来てんだよ」
氷帝?なんて思っていれば
「夢姫はいねーのかよ」
「夢姫だろぃ。今隣で飯作ってんだよ」
「珍しいな。アイツが作るなんて」
なんて入ってきた亮君とがっ君
「あれ?ジロ君は?」
「アイツも来てる。外のテニス部の方を見てるんだよ」
あー。成程
「おま、氷帝を」
「亮君だけね。がっ君とジロ君が来ることを知ったのは昨日だよ」
「マジか」
なんて話しながらも作ったメニュー
「宍戸君だっけ」
「あ?」
「越知さん今日お昼ご飯食べてないの」
クラスで一緒に盛り付けをしている子からの爆弾発言によりあたしのご飯抜きがばれてしまった
「お前たちは」
「私たちは忙しくなる前にって食べる時間を貰ったんだけど」
「夢姫に食えっつっても食わねぇのが夢姫だからな。どうせ先輩もくんだろ」
「多分ね?」
「なんで多分なんだよ」
「だってお兄ちゃんたち昨日来てるし」
あ、でも迎えに来なくちゃいけないから結局立海には来ることになるのか
なんて思っていれば
「ほう。それはいいことを聞いたよ」
「せーちゃん?」
「お前が食事を抜くことを平気でする人間だとはな」
抜いてるわけじゃないんだけどなぁ。なんて思って居る中でも次々と出されていくメニュー
頼んでいたものを亮君たちに渡すと
「は?」
「コイツ頼んだっけ?」
「これは亮君からの頼まれもの。そのついでに呼んだだけだもん」
「これとは別に後でまた来る」
「来なくていい」
「越知さんの口、ワル」
「コイツ等の前だけだろぃ」
「え?」
「そうじゃのぉ」
後ろからのしかかってきたまー君は一体いつから来ていたのだろう
「重たい」
「重たくしてるんじゃ」
「酷くない?」
なんて話していると
「夢姫ー?」
「マジか」
「雰囲気変わりすぎだろ」
「しゅーちゃん…っ」
修ちゃんに助けてもらい、前に進んだまー君
「ありがとう」
「かまへんよ。あんま夢姫にちょっかい出しとるとお前らも嫌われんで」
「は?」
「そうそう夢姫に伝言や」
「あたしに?」
「せや。まぁ今ツッキーは毛利に伝言しに行っとるけど、また決まったで遠征。当然今回は俺も参加や」
「じゃー行く」
「そう言うと思ったわ。支度だけしておき」
「分かった」
ある程度落ち着いたころ亮君たちが再びクラスに来てパンケーキとコーヒーを飲んで
「夢姫ー」
「ジロ君?」
「たまには家に帰っておいでよ」
「うん」
どうせ近々帰る予定だ。なんて思っていると
「夢姫」
「え?」
「誰?あの背の高いイケメン」
「お兄ちゃん」
「「お兄ちゃん!?」」
あ、お兄ちゃんには驚くんだ?まぁ背はあるしね
「どうか…」
したの?までは言わせてくれず
「食べていないと聞いているが」
「スムージーは飲んでるよ?」
「それは食事ではないだろう」
うぅ…
「っていうか、あたしが食べてないなんて」
「宍戸も丸井たちも言っている。種ヶ島の耳にも入っているぞ」
修ちゃんまで知ってるとなると本気で食べさせてきそう
「少しでもいいから食べておいた方がいい」
「いらない」
「は聞かないのを知らない夢姫ではないだろう」
あたしが黙ると、ある程度出来上がっている所を見たお兄ちゃんは
「少しくらい休んでも平気だろう」
「あ、大丈夫です」
なんて言っちゃうもんだから強制的にお兄ちゃんに休まされた挙句おやつといってパンケーキを買ってくれたのをあたしに食べさせてきたのだ
「すげぇ」
「昼から言っても食わなかったのに」
「流石は先輩というよりもお兄さんと言った所じゃないかな」
「皆して…」
そう言った矢先に次のパンケーキを口の中に入れ込まれたあたし
ムグムグと食べたあたしに次々と入れて行くお兄ちゃん
「食べきったな」
「お兄ちゃんの意地悪」
「されたくなければ自分で食べておくべきだな」
「修ちゃんならしないもん」
「なら俺から食べさせるように言っておこう」
「イジワルっ」
「意地悪で結構」
食べ終わらせたお兄ちゃんは満足したのか
「別の教室も見てくる。お前も無理はするなよ」
「わかってるよ」
「ならいい」