続編
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彼女が私にとんでもなく八つ当たりをしはじめて、もう一週。それはどんどんエスカレートした。小言を言おう言おうと思っていても、彼女がその隙をみせない。
観音坂さんに心配されながら、私は彼女のせいで伸びている残業をこなす。今までと比べられないほどに残業をするのは、仕事に直接影響するように彼女が裏で手をまわしているからだ。
観音坂さんの営業先である神宮寺寂雷先生の協力で彼女について調べてもらった。そしてすぐに、寂雷先生が私宛に情報を送ってきた。彼女は中央区の割りとお偉いさんの娘で、本来はこんな会社に勤めなくてもいいような裕福なお嬢様だ。しかし、ここにわざわざ通ってきている理由というのは観音坂さんにあった。彼女は入社前に何らかで観音坂さんを知り、惹かれ、恋した。そして権力にものをいわせ、この会社へ勤めた。
そして、彼女がこんなに大胆に私に嫌がらせをしてくるのはバレることを怖がっていないからだった。女性社会ではあるが彼女よりは下の位である私は、彼女がどういじめようと何もいえないのだ。何かいえるのは彼女が違法行為をした時だけ。大胆ないじめは違法ではない。むしろ現代を生きる男は皆味わうもののひとつ。それは上の女が下の女にすることも同じだった。
それが彼女の考えの全貌。私は観音坂さんの側にいる限りはどうしようもない。
しかし、だからと言って観音坂さんから離れる気もなかった。彼女が大好きな観音坂さんに何かをするということはないから。
すべて私だけに来るもの。それなら離れる必要もなかった。
しかし、このことを観音坂さんに言うと彼はきっと自分のせいだと言って離れていくだろう。だから私は彼女の全貌を観音坂さんには話さない。このいじめはだれがやっているものか、多分彼女だろうが違うかもしれない。そのままにした。
「あんたはそれで辛くないの?彼との時間も残業にとられてさ」
同僚には全て話をした。すると納得はするが、どうにも消化不良といった表情で問われる。
辛いと言ったってどうしようもないことは分かっているのに。
観音坂さんが私を選んでくれているだけで幸せだと答えると、同僚は観音坂さんはと続ける。
「観音坂さんはあんたといられなくてなんも言わないの?どうにかしてって泣きついてみたら、彼代表チームなんだしなんとかなるんじゃない?」
確かに一瞬は考えたことだ。しかし、彼の権力に泣きつくのはどうしても高いプライドが許さなかった。自分でなんとかして彼と一緒にいたいのだ。
「だって、今観音坂さんに甘えちゃったら…私は私を許せない。せめて、自分で抗うくらいはしておきたい。」
だから私はこの先もずっと黙っている。
…気付かない訳がなかった。
だって会社を巻き込むほど大胆だから。でもあの子はその事を一言だって俺に言うことはしない。
なんでだよ。そもそも俺のせいだろ。厄介で、あの子に危害をあたえるほど最悪な女と付き合っていた俺のせいのはずだった。
元カノは意味の分からない堂々とした嫌がらせであの子に迫っている。
あの子はというと俺に隠すのだ。
あの子に俺から話を振ろうとしても上手いことかわされる。そうやっていつまでもしらをきる。
困ってるなら、辛い思いをするなら、俺を切ってくれたっていいのに…
そこまで考えたとたん、心臓が文鎮みたいに重くなった。彼女から離れることが出来ない癖に何を考えているのだろうと、冷静な俺が文鎮を鷲掴みにする。
彼女が俺に何も言わないのは…俺の側に居たいって思ってくれてるから…だろうか。なんて都合のいい解釈をしているのだと、自分自身を嘲笑う。
俺が考えるべきなのはー…
ふいに観音坂さんがケータイを持って立ち上がった。外回り…にしては荷物を持たなすぎではないか??
そのまま外へ出ていく姿を目で追う。途中上司に止められる様子が見られたが、観音坂さんはそれを振り払って走ってどこかへ行った。
仕事で何か急いでるのだろうか…
残りのテキストを打ったら連絡取ってみよう…とパソコンに向き直り文章を打ち込んでエンターを押す……またやられた。
いきなり画面の文章が全て消えてしまう。
なんて厄介だ。また今日は残業して誰かのパソコン借りなくてはならない。
全て後回しにして、観音坂さんに連絡をとるが通話中だと切られる。
仕事のこと…だと思いたいけど、何故だろう何か違う予感がした。
「外回り行ってきます」
本当は今日は外回りなんてないが、どうしてもきになって彼の後を追いかけた。
観音坂さんに心配されながら、私は彼女のせいで伸びている残業をこなす。今までと比べられないほどに残業をするのは、仕事に直接影響するように彼女が裏で手をまわしているからだ。
観音坂さんの営業先である神宮寺寂雷先生の協力で彼女について調べてもらった。そしてすぐに、寂雷先生が私宛に情報を送ってきた。彼女は中央区の割りとお偉いさんの娘で、本来はこんな会社に勤めなくてもいいような裕福なお嬢様だ。しかし、ここにわざわざ通ってきている理由というのは観音坂さんにあった。彼女は入社前に何らかで観音坂さんを知り、惹かれ、恋した。そして権力にものをいわせ、この会社へ勤めた。
そして、彼女がこんなに大胆に私に嫌がらせをしてくるのはバレることを怖がっていないからだった。女性社会ではあるが彼女よりは下の位である私は、彼女がどういじめようと何もいえないのだ。何かいえるのは彼女が違法行為をした時だけ。大胆ないじめは違法ではない。むしろ現代を生きる男は皆味わうもののひとつ。それは上の女が下の女にすることも同じだった。
それが彼女の考えの全貌。私は観音坂さんの側にいる限りはどうしようもない。
しかし、だからと言って観音坂さんから離れる気もなかった。彼女が大好きな観音坂さんに何かをするということはないから。
すべて私だけに来るもの。それなら離れる必要もなかった。
しかし、このことを観音坂さんに言うと彼はきっと自分のせいだと言って離れていくだろう。だから私は彼女の全貌を観音坂さんには話さない。このいじめはだれがやっているものか、多分彼女だろうが違うかもしれない。そのままにした。
「あんたはそれで辛くないの?彼との時間も残業にとられてさ」
同僚には全て話をした。すると納得はするが、どうにも消化不良といった表情で問われる。
辛いと言ったってどうしようもないことは分かっているのに。
観音坂さんが私を選んでくれているだけで幸せだと答えると、同僚は観音坂さんはと続ける。
「観音坂さんはあんたといられなくてなんも言わないの?どうにかしてって泣きついてみたら、彼代表チームなんだしなんとかなるんじゃない?」
確かに一瞬は考えたことだ。しかし、彼の権力に泣きつくのはどうしても高いプライドが許さなかった。自分でなんとかして彼と一緒にいたいのだ。
「だって、今観音坂さんに甘えちゃったら…私は私を許せない。せめて、自分で抗うくらいはしておきたい。」
だから私はこの先もずっと黙っている。
…気付かない訳がなかった。
だって会社を巻き込むほど大胆だから。でもあの子はその事を一言だって俺に言うことはしない。
なんでだよ。そもそも俺のせいだろ。厄介で、あの子に危害をあたえるほど最悪な女と付き合っていた俺のせいのはずだった。
元カノは意味の分からない堂々とした嫌がらせであの子に迫っている。
あの子はというと俺に隠すのだ。
あの子に俺から話を振ろうとしても上手いことかわされる。そうやっていつまでもしらをきる。
困ってるなら、辛い思いをするなら、俺を切ってくれたっていいのに…
そこまで考えたとたん、心臓が文鎮みたいに重くなった。彼女から離れることが出来ない癖に何を考えているのだろうと、冷静な俺が文鎮を鷲掴みにする。
彼女が俺に何も言わないのは…俺の側に居たいって思ってくれてるから…だろうか。なんて都合のいい解釈をしているのだと、自分自身を嘲笑う。
俺が考えるべきなのはー…
ふいに観音坂さんがケータイを持って立ち上がった。外回り…にしては荷物を持たなすぎではないか??
そのまま外へ出ていく姿を目で追う。途中上司に止められる様子が見られたが、観音坂さんはそれを振り払って走ってどこかへ行った。
仕事で何か急いでるのだろうか…
残りのテキストを打ったら連絡取ってみよう…とパソコンに向き直り文章を打ち込んでエンターを押す……またやられた。
いきなり画面の文章が全て消えてしまう。
なんて厄介だ。また今日は残業して誰かのパソコン借りなくてはならない。
全て後回しにして、観音坂さんに連絡をとるが通話中だと切られる。
仕事のこと…だと思いたいけど、何故だろう何か違う予感がした。
「外回り行ってきます」
本当は今日は外回りなんてないが、どうしてもきになって彼の後を追いかけた。
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