ちょこっと千代子

観ました。新時代の扉。※大いにネタバレ

2024/05/25 14:15
ネタバレを回避して自分の目で確認すべく、24日の上映初日に午前イチバンの時間でチケ取り。平日午前だからか前の席はかなり空いていた。
以下、モールのフードコートで感想なぐり書きしたもの。↓大いにネタバレ。

タキオンとにかく良かった。
同じレースで走らない限り、同じクラスでも名前を覚えないほど眼中にないタキオン。そもそもポッケとはタイプもつるむ相手も違うからホープフルまで関わらなかったんだろう。
ホープフル、弥生賞、皐月賞をレコード圧勝するタキオン。あまりにも強すぎる。ポッケにとっては越えられない壁・絶望の象徴として立ちはだかる。
そしてクラシックの時点でPC画面で自身の左足のレントゲン写真を見ているタキオン……プランをどうするかブツブツ考えるタ
キオン……もう泣く。
弥生賞の「砕ける左足の幻覚」、皐月賞の「狂気の残光」「燃え尽きる」「見ているがいい」
「勝敗なんてどうでもいい」「誰かが私の代わりになってくれる」でも、タキオンは自分に言い聞かせているんだ。本当は走りたいのに、走れなくて苦しいんだ。
泣くわ。苦しい。眩しい。合宿の夏祭りでフジの言うとおり、「一瞬の輝き」なんだ。
「これでいい」と自分に言い聞かせるタキオン。つらい。
天才のタキオンには凡庸なダンツの苦しみはわからない。ダンツは描写不足感あったな。ポッケ主役だから仕方ないね。カフェもセリフは多かったけど、菊花賞はかなり短いシーンだったし。ポッケ主役だからどうしてもこの二人は目立たなくて、そこが残念だったところ。時間の問題もあるし。
夏合宿に現れないタキオン。きっと研究室にこもりきり。次のシーンではゴミも溜まっていたし。PCに向かって菊花賞のカフェのレースを見ていても、足は自然と動いている。本当は走りたいんだ。ゴミ溜めになっている研究室は、彼女のモヤモヤした心の中なのだろう。
一方ポッケ。ダービーで最強になっても、そこにタキオンはいない。背中を越えたかったライバルはいない。その喪失感。タキオンには勝てない。もしダービーにタキオンがいたら負けていたかもしれない。自分は最強になれない……自分の影に囚われて負け続けるポッケが辛かった。ポッケの苦しみを打ち破るため、勝負服で立ち上がるフジ。河原のコースで競い合うフジポケ。ポッケはフジの走りに憧れたのがレースで走るきっかけだったと思い出す。フジすき。
JC前、タキオンと再び向かい合うポッケ。ポッケは「並走しよう」とダメ元で誘うがタキオンは走らない。からの……
ジャパンカップ、ポッケのあきらめない走りに、「待ってくれ…」見ていたタキオンもレース場を出て走り出す。「誰かに代わりになってもらうんじゃない」「果ては自分の足で見る」タキオンの瞳に狂気が戻る。タキオンに狂気を宿したのは、絶望しても諦めず立ち上ったポッケの走り、彼女の情熱。
そして、いつか……タキオンはレースに戻ってきた。ポッケ、タキオン、カフェ、ダンツの同期4人揃っての出走。そしてライブ。泣くじゃん。
結論。タキオン好きは見て後悔なし。カフェとダンツ最推しの人は物足りないかも。フジ好きも絶対見てほしい。タキオンは準主人公だった……

ところで私もまさかね……と思ってたんだけど、タキオンがダービー観戦のときに隣りに居た女性がタキオンのトレーナー説、気になります。

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