あやかし友人帳の物語の中での妖怪が見える時と見えない時の分かれ目について改めて軽く説明したいなって思います。
物語の中でその都度描写や説明は入れていくつもりですが、この場を借りて説明しておきたいなと思います。
まず、ぬら孫世界では妖怪は一般人にも見える存在でしたが、夏目友人帳の世界では妖怪は見える力を持った人にしか見えない存在になっています。
その矛盾を合わせるために、あやかし友人帳の世界では妖怪は普段は人に見られることを嫌うため、「穏形」と呼ばれる力で姿を隠しており、自分の意思で見えるようにできます。
ただし妖怪の中でも力の弱い者はできない者もいます。例としてホタルや燕や露神など。
また、普段妖怪を見ることができない一般人が妖怪を認識できる条件があり、妖怪が強い力を使った時や百鬼夜行のような大勢の妖怪が集まって周囲の妖気が高まった時などは一般人にも妖怪の姿が見えてしまうこともあります。
例として四国編の玉章の時や百物語の時がそんな状況だと言うことです。
なので隠形を解いている時には基本的には妖怪でも写真や動画に写ってしまいます。
基本的に妖怪は生まれ時から常時隠形状態になっており、本来は一般人には見えません。
つまり妖怪たちは隠形という力を解くことでわざわざ人間に姿を見せています。
つまりはカナちゃんたち一般人が妖怪を認識している時には妖怪側がわざと姿を見せているということです。
妖怪が人間に姿を見せるのは、人間を怯えさせることでおのれの「畏」を集めて強くなることができるからです。
畏を集めるのは妖怪の本能であり、生きる意味でもあるからです。
夏目サイドの妖怪の燕やホタル、露神はあまりにも妖力の弱い妖怪であった為に隠形を解く力がなく、人に姿を見せることができなかったという訳です。
ちなみにリクオや鯉伴のような半妖や混血の妖怪は人間の血が入っているせいで隠形が生まれた時から解かれた状態にあり、人間に普通に認識されます。
ですがその気になれば半妖や混血も隠形を使うことができます。
また、妖怪の世界には妖怪の文字があり、文化もあります。
奴良組の妖怪たちは人間社会と共存して生きている為、普段は人間の文字を使うことが多いです。
首無たちのように元人間から妖怪になった者は妖怪の文字はわからないです。
長々と説明してしまいましたがこんな感じの世界観になっております。
これは改めて物語の中で説明していけたらいいなと思うので軽く読んでおいてもらえたら幸いです。