第11章「ツユカミ編」
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リクオがその噂を聞いたのはお昼休みが終わろうとしている微妙な時間だった。
「そういえばさっき、二年生が裏庭で何かやってたぞ。」
「は?何かって何をだよ。」
「なんか三人で穴掘ってた。」
「なんだそりゃ。」
「あ、そうそう。その二年生の中に夏目先輩もいた。」
「!?」
ガタンッ!
「夏目」というリクオにとってかなり気になる単語を耳にし、リクオは思わず聞き耳を立てた。
「夏目先輩って、確かきれーな先輩だろ?」
「そうそう。でもちょっと変わってるって噂。」
「三人で何やってたんだろうな?」
「さあ?」
「……」
(三人で穴掘り?もしかしてまた何か妖怪に巻き込まれたのか?)
そんなことを思ったリクオだったが、穴掘りをしていたことが妖怪と関係するなど、考えすぎかもしれないと頭を振った。
――そして放課後――
何となく彩乃の事が気になったリクオは、彩乃と話をしようと校門で待っていた。
しかし、いくら待っても彩乃はやって来ない。
(……チャイムが鳴ってすぐにここに来たし、まだ帰ってないと思うんだけどな……)
リクオがそう考えていると、隣にいた氷麗が提案してきた。
「……あの、リクオ様。彩乃さんに電話をしてはどうですか?」
「そうだね。」
氷麗に言われた通りに電話をかけるリクオ。しかし……
プルル、プルル
「…………出ない。」
「……何かあったんでしょうか?」
「兎に角彩乃ちゃんを探そう!」
「はい!」
二手に別れて学校内を探し回るリクオと氷麗。
色んな人に目撃情報を聞くが、ある時は理科室だったり、ある時は音楽室だったり、何故か彩乃はあっちこっちを移動していて中々捕まらなかった。
「……これって……絶対妖怪関係に巻き込まれてるよ。」
彩乃が不審な行動を取るのは殆んどが決まって妖怪が関係している。
だからもしかしたらと思って探したのだが、明らかに何か行動が謎なので、リクオの中で疑問が確信に変わった。
今回はどういう訳か二人の男女の二年生が関わっているらしいのは置いておいて、明らかに何かに巻き込まれている。
……そんな気がする。
(……それなら何で僕を頼ってくれないんだ……)
数日前に彼女が危ない目に合った時に約束した筈なのに、どうして彩乃ちゃんは……
頼ってくれないのは自分が弱いからか。
それとも……信じてくれていないのだろうか?
リクオの中で生まれた小さな負の感情は、不快にもリクオの中でくすぶり続けるのであった。
「そういえばさっき、二年生が裏庭で何かやってたぞ。」
「は?何かって何をだよ。」
「なんか三人で穴掘ってた。」
「なんだそりゃ。」
「あ、そうそう。その二年生の中に夏目先輩もいた。」
「!?」
ガタンッ!
「夏目」というリクオにとってかなり気になる単語を耳にし、リクオは思わず聞き耳を立てた。
「夏目先輩って、確かきれーな先輩だろ?」
「そうそう。でもちょっと変わってるって噂。」
「三人で何やってたんだろうな?」
「さあ?」
「……」
(三人で穴掘り?もしかしてまた何か妖怪に巻き込まれたのか?)
そんなことを思ったリクオだったが、穴掘りをしていたことが妖怪と関係するなど、考えすぎかもしれないと頭を振った。
――そして放課後――
何となく彩乃の事が気になったリクオは、彩乃と話をしようと校門で待っていた。
しかし、いくら待っても彩乃はやって来ない。
(……チャイムが鳴ってすぐにここに来たし、まだ帰ってないと思うんだけどな……)
リクオがそう考えていると、隣にいた氷麗が提案してきた。
「……あの、リクオ様。彩乃さんに電話をしてはどうですか?」
「そうだね。」
氷麗に言われた通りに電話をかけるリクオ。しかし……
プルル、プルル
「…………出ない。」
「……何かあったんでしょうか?」
「兎に角彩乃ちゃんを探そう!」
「はい!」
二手に別れて学校内を探し回るリクオと氷麗。
色んな人に目撃情報を聞くが、ある時は理科室だったり、ある時は音楽室だったり、何故か彩乃はあっちこっちを移動していて中々捕まらなかった。
「……これって……絶対妖怪関係に巻き込まれてるよ。」
彩乃が不審な行動を取るのは殆んどが決まって妖怪が関係している。
だからもしかしたらと思って探したのだが、明らかに何か行動が謎なので、リクオの中で疑問が確信に変わった。
今回はどういう訳か二人の男女の二年生が関わっているらしいのは置いておいて、明らかに何かに巻き込まれている。
……そんな気がする。
(……それなら何で僕を頼ってくれないんだ……)
数日前に彼女が危ない目に合った時に約束した筈なのに、どうして彩乃ちゃんは……
頼ってくれないのは自分が弱いからか。
それとも……信じてくれていないのだろうか?
リクオの中で生まれた小さな負の感情は、不快にもリクオの中でくすぶり続けるのであった。