sweet sweet kiss
夢小説設定
本棚全体の夢小説設定「悪魔執事と黒い猫」の二次創作の本棚です。
まだまだ少ないですが少しずつ増やしていきます。
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半ばパニックになりながらアモンを押し返す。
俺と変わらない体格の筈なのにアモンの体はピクリともしなかった。
「…嫌っすか?」
「……っ、嫌とかじゃないけど…。」
そうだ、嫌じゃない。
嫌ではないのだ。
寧ろ俺だってもっと深いところでアモンと繋がりたいと思っている。
いくら抱き合ってキスをしても足りないと思う夜はあるのだ。
ただ…やっぱり、いきなりは怖い。
「…慣らして。」
「えっ…?もちろん、いきなりは挿れないっすよ!
優しく慣らしますっす!」
「そうじゃなくて…!」
意を決して口を開くが、アモンの言葉が生々しくて恥ずかしさで声が小さくなる。
「もっと段階踏んで。…エッチなことに俺を慣らして。」
死にそうなくらい恥ずかしくて両腕で顔を覆ってしまう。
何が年上のプライドだ。
「もう、何すか、それ…。
無意識でやってるんだとしたら、とんでもないっすね…ちとせ様。」
腕の隙間からアモンを覗き見ると上気して恍惚とした顔が見えた。
「そそられるんっすよ、めちゃくちゃ。」
興奮気味に熱い息を吐き、ぺろりと自分の唇を舐める。
その舌にはピアスが光って見えた。
「オレ、ちとせ様と強引に付き合い始めたから、不安だったんす…。
初めはそれでもいいって思ってたんすけど、…やっぱり心も欲しくなっちゃって。」
「でもちとせ様もオレのこと、ちゃんと好きになってくれてたんすね!
こんなに健気に俺を受け入れようとしてくれて…安心したっす。」
アモンはへへっと笑ってベッドの上で優しく俺を抱き締めた。
愛おしい気持ちが溢れ出してアモンの背中に腕を回し頭を撫でる。
確かにきっかけは不純だったけれど、今まで不安にさせていたなんて思いもしなかった。
アモンの繊細な部分を思い出し、ごめんと呟く。
「今日は我慢してあげるっすけど、その代わりたくさんキスしましょうね。」
ちとせ様はオレとのキスが好きっすから…。
耳元で囁かれ、体の色んなところに熱が集まるのを感じた。