sweet revenge
夢小説設定
本棚全体の夢小説設定「悪魔執事と黒い猫」の二次創作の本棚です。
まだまだ少ないですが少しずつ増やしていきます。
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そんなハウレスも、考えるところがあったのだろうか。
最近ではイメージ通りの完璧な執事としての振る舞いを見せるようになっていた。
時おり会話の中で少し頬が染まるのを見つけては、まだ彼が自分を好きでいてくれているのだと、確かめる日々であった。
ハウレスは見た目によらず女性と話すのが苦手だと聞いたけれど、男子校の生徒のように免疫がないだけだと思う。
その感じだとお付き合いした経験も少ないのだろうが、俺にはいい意味で免疫ができてきたのだろうか。
一週間前、その日の担当執事だったベリアンに思い切って訊いてみた。
執事が主人に恋をするのは、いけないことなのかと。
「そうですね…。やはり褒められるものではないと思います。
主様を困らせてしまいますから。」
ベリアンはこっちの世界に来て初めて会った執事だからか、何かと話しやすい。
「やっぱり言い直すよ、ベリアン。
主人と執事が恋をするのは、いけないことなのかな?」
「それは…」
主様次第でございます。
ベリアンは何も訊かずいつものように微笑んでくれたので、俺はホッとしてありがとうと呟いた。