悪魔執事
夢小説設定
本棚全体の夢小説設定「悪魔執事と黒い猫」の二次創作の本棚です。
まだまだ少ないですが少しずつ増やしていきます。
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「バスティン!正気に戻るっす!
オレたちは敵じゃないっすよ!」
バスティンに近付こうとするアモンをベリアンが制止する。
「彼は、悪魔の力の暴走により…。
意識が魔導服に飲み込まれています。
彼には、もう私たちなんて見えていません。」
「悪魔化…だな…。」
ボスキいわく悪魔化とは悪魔の力が暴走して魔導服に飲み込まれる状態のことで、このまま力を使い続ければバスティンの身体が持たないという。
「そんな…。どうにかしてバスティンを助ける方法はないのか?」
悪魔化したバスティンの力にハウレスが押され始めている。
ハウレスはベリアンと相槌を打ち、悪魔の力を解放するよう俺に求めてきた。
「バスティンがこれ以上力を使い続ければ、あいつの身体が耐えられません。
バスティンを救うには、戦闘不能にさせるしか方法はないんです。」
「お願いします…主様。
バスティンくんを救うためなのです。」
仲間同士で戦うなんてというムーの言葉に後ろ髪を引かれつつ、俺はハウレスの力を解放した…。
その後ボスキの力も解放し、二人がかりでバスティンと戦っていた。
ボスキの悪魔の力を解放することは躊躇われたが、体力もだいぶ回復しているように見えたし、ボスキ本人からバスティンを止めたいという意思が感じられた。
数分後、二人の攻撃を受けてバスティンが地面に倒れた。
全て急所を外しており今は気絶しているだけだと言う。
「お、おい…キツネ野郎…何やってんだ…。
しっかりしやがれ…。」
ロノが痛む身体を引きずってバスティンに話し掛ける。
さっきまで消えていた黒いオーラが再び激しく燃え盛り、バスティンの悲鳴に近い雄叫びが森の中に響き渡る。
「悪魔化が進みすぎています。
おそらく悪魔の力を使いすぎたせいです…。
このままだと、彼は…残念ですが…。」
「そ、そんな…。」