悪魔執事
夢小説設定
本棚全体の夢小説設定「悪魔執事と黒い猫」の二次創作の本棚です。
まだまだ少ないですが少しずつ増やしていきます。
不定期更新。
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有り難いことに明日は定休だ。
緊急の依頼なので仕方がないが、次はもう少し余裕のあるスケジュールだと助かる。
その日の夜、屋敷の自室に戻ってからベリアンに伝えると本当に申し訳なさそうに謝られてしまった。
「そういえば、主様。
人見知りだと言っていましたが、舞踏会でも感謝祭でもそのようには見受けられませんでした。
特に舞踏会では堂々と振る舞われていたように思いますが、克服されたのでしょうか?」
「そう…?そう見えるなら良かったけど、克服はできてないかな。
一応大人だから最低限、不自然じゃないように振る舞うことはできるよ。」
その代わり、反動で一人になりたくなるときがあるのだと正直に告げた。
「そうだったのですね…。
申し訳ありません、主様。
私としたことが、全く気が付きませんでした…。」
休みたいときは休ませて貰うから大丈夫だと言ったが、ベリアンはとても気にしてしまったようだ。
「でも…ベリアンもだけど、執事達と話すのはそんなに人見知りしてないかも。
皆が慕ってくれてるのが分かるからかな。」
実際そういう部分には少し敏感だが、話すときに緊張したり話し難いと感じる相手は今のところいない。
ベリアンは良かったですと安心したように微笑んだ。
夕食は元の世界で食べて来たが少し小腹が空いてしまった。
俺とムーは寝る前に何か食べるものを分けて貰えないか厨房に向かった。
階段を降りるとき、筋肉痛に身体が軋んだ。
昨日から少しだが筋トレを始めたのだ。
全く運動をしていなかったため、腕立て・腹筋50回ずつでも俺の身体は悲鳴を上げている。
厨房からはロノの声が聞こえてきた。
夕食の時間はとうに過ぎている筈なのにドタバタと忙しそうにしている。
覗いて見ると厨房にはロノとフルーレがおり、本格的に料理の仕込みを行っていた。
お肉が入った鍋からはとても良い匂いがした。