執事との出会い
夢小説設定
本棚全体の夢小説設定「悪魔執事と黒い猫」の二次創作の本棚です。
まだまだ少ないですが少しずつ増やしていきます。
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フカフカのベッドに喜ぶムー。
ベッドで一緒に眠る確約がとれてご満悦だ。
「主様、お休みになる前に…
ちゃんと説明しなければならないことが、ございます。」
神妙な顔で言うベリアンさん。
それは天使について今、分かっていること。
ずっと昔に突然、空から天使が現れ人間を襲い始めたらしい。
人類は絶滅しかけたが、そんなとき天使に対抗する唯一の手段として発見されたのが魔導服だという。
そして魔導服は、悪魔と契約した人間が着ることで力を発揮するのだと…。
「執事さん達は、悪魔と契約してるんですか?」
「さすがは主様…。
お察しがいいですね。
そんな私達のことを人々は恐れて悪魔執事と呼ぶのです。」
執事達は天使を倒すためにこの屋敷に集められたこと。
契約した悪魔の力を唯一解放できるのがこの屋敷の主人だということ。
ベリアンさんは隠さずに話をしてくれた。
悪魔執事と主人が、人類を救う希望なのだとか。
ムーは俺の横でやたら格好良いとか凄いとか言っている。
ダークファンタジーは大好物だけど、正直、自分がその世界に入り込むとなると話は別だ。
「主様はその指輪を使い、この世界と主様の世界を行き来しているのです。」
確かに不思議なことは、この指輪を嵌めてから起こっている。
それに黒猫…。
ムーとは見た目が違うけれど、薄れる意識の中で黒猫が喋っていたような気がする。
それとも、やっぱりあれはムーだったのだろうか。
「主様、どうかお願いします。
一緒に天使を倒し、世界を救ってください。
我々執事全員が、命に替えても主様をお守りします。」
そこまで言われたら断れるはずがない。
「俺でいいなら、協力するよ。」
「本当ですか!
ありがとうございます、主様!」
ベリアンさんは心底ほっとしたように笑顔になった。