死神事件
夢小説設定
本棚全体の夢小説設定「悪魔執事と黒い猫」の二次創作の本棚です。
まだまだ少ないですが少しずつ増やしていきます。
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バスティンはこの期に及んで協力を拒否したが、自分達が負けたら主様に危険が及ぶと言われ言葉を詰まらせる。
バスティンがメインで天使を倒し、ロノがその隙をフォローする作戦で天使達に向かって行った。
「バスティンの動きに、ロノが合わせてる。
やっぱり二人とも強い…。」
フルーレの言葉に強く頷いた。
ロノとバスティンは見事な連携プレーで天使を次々と倒していく。
ルカスも二人の共闘は滅多に見られないと嬉しそうだ。
天使の数の多さに中心で戦っているバスティンの体力が削られていく。
今度は役割を交代して戦おうとロノが提案するが、まだ大丈夫だとバスティンが頑なに突っぱねる。
「いいから一旦下がれ!バスティン!
オレが前に出る!
オレの背中は預けたからな!」
「『背中を預ける』…だと…?」
その会話の直後バスティンは明らかに動揺し、次の瞬間とても険しい表情を見せた。
「…黙れ!
俺に触るな!
全部…俺ひとりでやるんだ…。
仲間なんて…いらない…。」
大丈夫かと心配するロノを振り払い一人で天使の群れに突っ込んで行った。
鬼気迫る勢いで天使を倒していくバスティンだが、あれでは天使を全て倒しきる前にバスティンの身体が持たない。
それに何だか痛々しくて見ているのが辛くなる…。
無茶な戦い方はいつも以上に隙を生み出してしまっていた。
天使がバスティンの間合いに入り攻撃を仕掛ける。
「…バスティン、危ない!!」
黙って見ていられず思わず声が溢れた。
ズバ…!
「何をやっている、バスティン!」
二度目のバスティンの危機を救ってくれたのはハウレスだった。
お前は下がっていろと言うハウレスにまだ戦えると食い下がるバスティンだったが、冷静さを失っていると指摘され言葉を返せなかった。
結局残りの天使達はハウレスとロノが相手をすることになった。
バスティンは悔しそうに顔を歪めている。
ハウレスもロノも今までの戦いで疲れている筈だが、落ち着いた良い動きで天使を倒していった。