死神事件
夢小説設定
本棚全体の夢小説設定「悪魔執事と黒い猫」の二次創作の本棚です。
まだまだ少ないですが少しずつ増やしていきます。
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次の日、俺達は墓場の森の下見にやって来た。
今日はフルーレが体調が悪いと休んでいるらしい。
ルカスいわく、熱はないがとても辛そうにしていたので念の為休んでもらっているとのこと。
昨日は元気だったのに何があったのかと皆気に掛けていた。
ハウレスがフルーレと同室だったバスティンに何か知らないか尋ねると、フルーレは昨日部屋で泣いていたと言う。
ただバスティンも理由を聞く前に寝てしまったので、フルーレが何で泣いていたのかまでは分からなかった。
険しい表情でその話を聞いていたルカスに何か
気になることがあるのかとムーが尋ねるが、ルカスは何でもないと返答していた。
やはり晴れている間は死神は出て来ないようだ。
雨が降らないと噂の真相を調べることもできないので、俺達は一旦カランの街まで戻ることにした。
結局その日、雨は降らなかった…。
明日、雨が降ったときに備えて早く寝た方がいいのは分かっている。
しかし遅い時間になっても何だか寝つけなかった。
ムーも『絆を失うのが怖い』と言っていたバスティンのことが昨日から気になっているようだ。
バスティンの過去に一体何があったのかと。
「残念だけど、あまり深くは聞けないかな…。」
「やっぱりこの件はあまり深入りしない方がいいんでしょうか。」
何と答えたらいいのか、言葉に詰まる。
このままではいけないと分かっているのに、俺にはバスティンに掛けてあげられる言葉がない。
そろそろ寝ませんかと言うムーの言葉にベッドに横になる。
色々気になって眠れそうもないのだが…。