死神事件
夢小説設定
本棚全体の夢小説設定「悪魔執事と黒い猫」の二次創作の本棚です。
まだまだ少ないですが少しずつ増やしていきます。
不定期更新。
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
夜に考え過ぎても良い事がない。
明日も調査があるのだから早く眠ってしまおうと思いベッドに横になった。
ヒュッ…
ヒュッ…
少しばかり眠っただろうか。
まだ真っ暗な窓を見てもう一度寝ようと寝返りを打つが、先程から同じ音が同じ間隔で聞こえてくる。
外から聞こえる怪しい音と言えば死神だが、死神が出ると噂の墓地は少し離れた場所にあるし雨はまだ降っていなかった。
「主様、音の正体を確かめに行きましょう!」
「俺達だけじゃ危ないんじゃないかな?」
ムーは自分が付いているから大丈夫だと言うが、申し訳ないけどあまり安心はできない。
音の正体を見つけないと安心して眠れないと促され宿を出た。
謎の音を頼りに宿の近くの森まで来た。
どうやら音は茂みの向こうから聞こえてくるようだ。
少し緊張しながら恐る恐る茂みを覗くと、そこには剣を振るうバスティンの姿があった。
「謎の音の正体は…。
バスティンさんが剣を振る音だったんですね!」
執事達の中でも最強クラスに強いと言われるバスティンが裏でこんな努力をしていたなんて…。
俺もムーも驚きを隠せない。
「くそ…この程度じゃ…。
これでは…あいつを…超えられない…。
また、あいつを救うことができない…。」
気迫に圧倒されて見入ってしまう。
すると何処からか猫の鳴き声が聞こえてきた。
「あっ!白猫ちゃんです!
かわいい!」
白猫はバスティンの足元に戯れ始めた。