死神事件
夢小説設定
本棚全体の夢小説設定「悪魔執事と黒い猫」の二次創作の本棚です。
まだまだ少ないですが少しずつ増やしていきます。
不定期更新。
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店を出て、まずは入手した情報を皆で整理した。
死神は雨の日に墓場の森に現れる。
謎の光を見たという噂もあるし、天使が関わっている可能性がある以上なんとかしなければならない。
今日はとても雨が降りそうにないので、雨が降るまでカランの街に滞在することにした。
フルーレは服屋を見て回る時間ができて嬉しそうだ。
ムーも一緒に店を回ってくれると言う。
「猫のほうが人見知りしないってどういうことだよ。」
ロノが呟くと、バスティンのお腹が鳴った。
「ちとせ様。
今日はもう遅いですし調査もここまでにしましょうか?」
ルカスが提案する。
もう結構遅い時間だし、皆の緊張も切れてきていると思い賛成した。
「それでは、あ…ちとせ様、今日の宿へ参りましょう。」
「ちとせ様もお腹が空きましたよね!
宿で美味しい物をいただきましょう!」
「ロノ、こんな時間に食べたら不健康だろう!
ちとせ様、今日は本当にお疲れ様でした。
酒場でのお姿も凛々しかったですよ。」
貴族になりきる遊びは宿に着くまで続いたのだった。
ハウレスに案内された宿は屋敷の部屋を再現したと言っていたが、本当に屋敷の部屋のようで驚く。
正直ここまでする必要があるのかと思うが、屋敷にいるときのようにリラックスして欲しいという意図だろうか。
部屋を出て行くルカスとハウレスを見送り、ルカスが用意してくれたホットミルクに口を付ける。
小腹が満たされるし体が温まってよく眠れそうだ。
テーブルサイドにはフルーレが…。
「フルーレ?どうかしたの?」
「主様のお着替えをお手伝いするために待っているんですよ。」
「自分でやるよ!」
「ダメですよ!主様!
その服だって、ちゃんとハンガーにかけないとすぐに型崩れしちゃうんですから!」
それはそうかもしれないけど!
着替えたら呼ぶと告げるとフルーレは少し膨れながら部屋を出て行った。